King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

言い訳に潜む嘘

2015年01月09日 10時41分46秒 | 日々のこと
アベノミクスで景気回復という言葉にすっかり
新鮮味と成功の香りがしなくなったこの頃、やはり
ニュースに出るのが円安倒産とか廃業、休業の
話です。

その言い訳にされるのが人手不足や後継者不足と
いうのですが、それがそのまま額面通りにとって
いいのかどうかという事です。

つまりは景気が良くなって人手不足が起きていると
いうのならまだしも、ただ非正規雇用では人が
集まらないというだけの話なのに、企業や事業と
してなりたたないという根本の仕組みになにか
手当はないのかと考えます。

職人や農業後継者にしてもそうで、従事者として
やりがいなり金銭的モデルケースが人生設計をする
にあたり見合うものであるのかという基本的なものが
すっかりと抜け落ちていると思います。

そもそも非正規雇用が安くていいという社会的な
安易な見過ごしに問題がないでしょうか。

人をチョイの間便利に使うという姿勢に法で保障した
基本的人権に沿うものがあるでしょうか。

例えば旅館でも秩父の温泉旅館などは一泊16000円とか
するわけですが、都心から日帰り圏の秩父でそんな
高額な料金を払う人がいるのかと秩父の住民は不思議に
思うわけですが、実際何軒もの旅館が存続し、訪れる人は
はるけさや田舎感を感じて旅情も味わって帰られます。

さて、同じように多く存続する中小企業もその旅館の
社長も末端の非正規雇用の人の賃金と比べるととんでもない
額の報酬を得ています。

ここらへんに課税処置なり末端でこき使われる人に厚い
報酬に変える行政の指導なりがあっていいのではないかと
思えます。

もしくは、最近秩父でもバイトの乱の影響で早く閉まる
牛丼チェーン店やコンビニが目立ちます。

人手不足や後継者不足はそういった人たちの意思であり、
そんな条件では働けないという結果でしかないのに、その
まま事業継続を諦めたり、多くの仕事が無くなって行く
現状を改善する時期なのでしょう。
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寒い夜にはレトロ体験で

2015年01月08日 23時51分23秒 | 日々のこと
昨日は久しぶりに夜走ってきましたが、その際
秩父で撮影されている珈琲屋ものがたり紅雲町
珈琲屋こよみのセットは元の店の姿に帰っていて
撮影が終了していることを知りました。

後は春のドラマ放映を待つのみとなりました。

さて、そんな架空の街の物語がなぜ秩父の一角で
撮影されたのかということについては諸々の条件が
あるなか、納得できる住民側からの答えとして
街並みが持つ力があると思います。

それを実感できる体験を今日はしてきました。


それは何かというと、すっかり御無沙汰なジムでの
トレーニングの後に今まで行ったことのない今にも
つぶれそうな銭湯に行ってきたのです。

ついこの間まで、秩父には三件の銭湯がありましたが、
増える日帰り温泉施設とは裏腹に庶民の施設で、住民の
日頃の湯としての銭湯はまたいつなくなるともしれぬ
施設です。

つい先日、三件のうち一件が無くなり、これはいつまで
残りの二件もという感じになりました。

となると無くなる前に行っておかなくてはならないと
思い行ってきました。

銭湯というのは接点のない人にはまるで気にならない
目立たない裏路地にあり、利用したことがなければ
別にその存続など関係ない話でしょう。

私などは、幼年期は毎日利用していた施設であり、
幼い日の思い出とともに関係する記憶は数多くあります。

無くなってしまう前に見ておきたいという衝動と同時に
この寒さの中走った後とかジムの後にすぐにお風呂に
入りたいのに自分の家の風呂を沸かす時間が惜しいと
なるとこういった施設も利用し甲斐があります。

別に日帰り温泉施設でもいいのですが、混んでいて
あの独特の臭いと入浴感があまり好きでなくて、今回は
一度もまだ入ったことがない道生のたから湯にしました。

場所もさることながら全体の佇まいはいつ消えてしまっても
不思議でない、時代と時に忘れ去られたような異次元スポット
のようです。

昔のままがそのままあるという不思議な空間で極上の
リラクゼーションとか清潔感とかとは関係なく、自分の
スィートスポットをぐいぐいついてくる感覚は一般の
人に理解できるでしょうか。

例えば一度も銭湯なる物を経験したことがなく、所謂
スーパー銭湯のような日帰り温泉を利用している人
からすれば只のおんぼろ施設としか感じないのでしょうが、
幼い日の自分にあっているような感覚にとらわれる私には
とてもたまらない経験となりました。

こんな時代に取り残された施設もいつまであるか解らない
となるととても惜しい気持ちになり、またいつか訪れたい
と同時に多くの人に昭和体験をしに秩父に来て銭湯も観光
ルートのひとつにしてもらいたいと思うのでした。

ちなみに入浴料が370円。壁画は銭湯定番の富士の絵でした。

秩父でハイキングや旅ランをした後に、または同じくレトロな
パリー食堂で食事して銭湯に入るという懐かしい昭和や大正に
旅してみるという銭湯を加えた旅ははいかがでしょうか。
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『JACK』もあります

2015年01月07日 11時06分20秒 | 珈琲
七草という事ですっかりお正月気分も抜けた
今日この頃。

お正月休みに今月のブレンド『雅』を飲みきったと
いう方もいて、今週は『JACK』もご用意しました。

どうぞご利用ください。
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珈琲屋こよみ

2015年01月05日 12時10分12秒 | 読書
『紅雲町珈琲屋こよみ』がNHKでドラマ化され
現在秩父で撮影中という事で、これが製作期間が
今月上旬で放送は今年の春ごろ総合テレビだそうで、
吉永南央『萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ』
『その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ』を読んでみてと
友人に言われて読んだのが『萩を揺らす雨』
『その日まで』『名もなき花の』です。が


実際に読んでみると作者が秩父出身で、秩父の人が
読むと秩父の雰囲気が随所に出ているという話で
したが、そんなこともなく、架空の紅雲町とは
人口20数万人の都市であり、街並みを記述した
文章より、丘の上の観音様とか三つ辻の地蔵など
高崎の辺りを書いていると思われます。

自然の描写や町の歴史などに触れたところも秩父の
街を連想させるものはでてきません。

解説やら書評やらによく登場するミスマーブルですが
そんな推理小説らしい推理やら事件やらは起きない
のでそんなものを期待するととんだ肩透かしをくらい
ます。

もっと軽い読み物としてお草さんのおせっかいな
行動を覗いてみるという感じで読むといいでしょう。

そうはいっても知っている秩父の店で撮影されている
ドラマは気になります。

そして、今秩父を訪れればセットの小蔵屋に入れるの
ですからこれはチャンスです。

秩父のレトロな街並みと猫のいる小道などと一緒にお楽しみ
してみては。
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お雑煮の餅と正月と

2015年01月04日 11時00分16秒 | 日々のこと
皆さんそれぞれのお正月の過ごし方があるようで、
秩父の新年も暮れから花火が上がり、除夜の鐘が
あちこちから響き、人は神社に向かいます。

この普段は神社にも行かない人がお正月は神社に
お詣りして、お雑煮を囲うという家族の姿が標準
のようです。

我が家でもこのお餅を巡り問題が持ち上がりました。

我が家の近くのお菓子屋さんより毎年お餅を買って
いしたが、昨年そこのご主人が亡くなり、あっさりと
事業は廃業となり我が家の毎年の安寧の元が路頭に
さまようことになったのです。

それほどそこのお餅がおいしかったので、さてどうしよう
となったわけで、日常の安心や幸福感も実にもろいもの
であることを知らしめました。

しかし、結果はどうでしょう。

古くからある別のお菓子屋さんから買ったり、農家の
餅とかいろいろ試した今年はまた、色々な出会いと
発見があったのです。

自分が幸福と満足を感じていた事実もこのように
視点を変え時に立場を変えてみれば新たな発見と
発展があるのです。

そもそもなぜ餅を正月に食べるのかとか正月の風俗の
もとは実に迷信臭く非科学的なものです。

それをそれと気付きつつ、それをやめることはでき
ないのです。

情報過多で時の膨大なうねりの中で時代に流されそうな
現代ですが、ふと立ち止まり自分の状況を客観的に
見直してみるのも必要だと感じるお雑煮の餅でした。
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類似品にご注意を

2015年01月02日 13時28分32秒 | 珈琲
最近複数のお客様からどこどこで見かけたという
当店の珈琲。

ご注意ください。

当店の豆が買えるのは吉田の道の駅龍勢茶屋直売所と
我が家の焙煎所だけです。

そして、『King Diary』の名前があります。

ないのは他店の豆ですので、飲まれて当店に苦情を
言われても何の対処もできません。

ご不便をかけているうえに類似品まであらわれて
大変ご迷惑をおかけいたします。

それでも注文は簡単です。

通販ページやHPにTELもメールもありますので
お気軽にどうぞ。

近場は配達します。

遠くはレターパックで500gから送料無料で販売して
います。

ご利用お待ちしております。
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新年は『雅』です。

2015年01月01日 14時40分55秒 | 珈琲
皆さん明けましておめでとうございます。

新年最初の季節のブレンドは『雅』です。

今日も朝から焙煎しました。

モカマタリ、ビルカマウンテン、カロシトラジャなど
がありますよ。

10日まで休まず営業中。
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