King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

カルモデミナスの衝撃

2013年06月11日 10時08分27秒 | 珈琲
入院と珈琲にまつわる話を色々つらつらと思い出した昨日でした。

病棟の中にカフェがあるのも珍しくない最近の病院ですが、薬品
臭いところで珈琲を飲んでもちっともおいしく感じないでしょう。

それでも座って一度落ち着く場は必要だということで、そういう
施設があるのですが、入院患者も食事制限や飲み物に制限がない
人はとかくこのようなところに出没するようです。

ただ、ホテルのコーヒーが激マズなのと同様、病院のコーヒーも
時間を持て余した人の心を和ませる力もないのか、当店の常連の
方が入院してコーヒーがまずいと嘆いていたことを思い出しました。

そんな午後に、特別自分用の秘蔵豆の一つ、カルモデミナスの
オウロヴェルデを飲んでビックリでした。

カルモデオーロとかトップスカイとか今まで味わってきたこの地域の
名品は多く、イメージはあったもののそれも一瞬で崩れ、この珈琲の
世界が深く印象に残りました。

最近ではコンテストに出てはなくて、かつてチャンピオンの農園とか
輸入商社のカップテストでは95点とかそんな90点以上の豆がうちに
あふれていますが、どれもがその能書きを信じて買ったわけではなく
ある程度の指標の一部として参考にする程度でした。

でも点数付けされている以上、どうしても85点よりは90点以上と
謳われている物に目が行きますし、COEのチャンピオン豆でも90以上
というのは目を引く存在です。

実際にはCOE何位とか話題が高い豆ほどがっかりさせられる方が
多いので、今回もこの程度でさらりと秘蔵豆を常連さんだけ試されれば
いいかと思っていましたが、昨日の時点で実際いろいろ売り方を
考えようかと思ってしまいました。

詳しい話は省いて、顛末を聞きたい方は実際にご来店されることを
お勧めしますが、自分の持ったイメージだけ説明しておきます。

一口で口に広がる諸々の味のイメージが次々と鮮烈に広がり、これは
と思ったのは蜜で腹をぷりぷりにはらしたミツツボ蟻の姿です。

一口羊羹とか玉羊羹、駄菓子屋で見かけたはちみつボンボンのような
イメージです。

ファゼンダについて考えさせられる事件でした。

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