マッドマックス 怒りのデス・ロード

公開前からやたら前評判の高かった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観てきました。
★★★★

面白いんだけど、手放しで楽しんで観られたかと言うと、ちょっと趣味が違った感覚で、個人的に星が伸びない。
俺、オリジナルのメル・ギブソン版『マッドマックス』シリーズもたいして好きでは無かったし、前評判の高さに反して今回の数十年ぶりの続編に期待していなかったんです。

主役を引き継いだトム・ハーディー演じる新しいマックスはすげーかっこ良かったし、坊主のシャーリーズ・セロンも何で今彼女がこんな役やる必要があるの？ってくらいの体当たりで必見です。
彼女の場合は体当たりキャラを作らせるとストイック過ぎて恐いのが伝わってくるから余計に良いってのも有ります。
引っ張りだこのニコラス・ホルトだって、売れてるのにこんな全身メイクで誰だかわからないようなサポートキャラをしなくてもと言う感じなのですが、メイクの下には人気役者の演技が光っていました。

世紀末（と言う言葉は最早死語）の世界観とか、やたら凝った造詣の登場人物やら衣装やらは昔のシリーズと比べるとスケールアップしまくっていて、こう言うのの元祖がさらに上書きしに来やがった感でわくわくするし、全くそこにスキが感じられないところが凄い。

『マッドマックス』を下敷きにヒットした数々の漫画や映画から、逆に引用したように感じるところも有った気がするけど、気のせいと言うことにしておこう。

ずっとド派手なんだけど、中盤まではぶっちゃけ飽きちゃってノリキレなかったんだけど、折り返しての後半のチェイスはなかなかの観ものでした。

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	メル・ギブソン,ジョアンヌ・サミュエル,ヒュー・キース・バーン,ブルース・スペンス,パーノン・ウェルズ
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