yo ho yo ho A pirate's life for me
昨年の『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』から約10ヶ月。
世界中に大いなる不満と不安を残したまま姿を消した彼は、イッタイどうやって復活するのか?!
シリーズ三作目にして最終回、『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』を、前夜祭で観てきました。
★★★★
なんてこったい。
1作目では主役を食ってしまった脇役的なキャラクターだったキャプテン・ジャック・スパロウ。
続く前作では、完全に主役の座を奪い取って大活躍だったのに、“あんな事”になってしまったから、今回は序盤不在なんですよね。
つーことで、今回は改めてエリザベス・スワンと、ウィル・ターナーを主役と思って観なければ、多少不満が残る作りでした。
元々群像劇的なところのある映画だったから、今回は登場人物全員でジャックの居ない序盤をフォローしているのですが、このシリーズに置いて彼の不在は退屈の極み。
2作目に続いて、台詞まわしや歌にニタっと出来る演出の連続なので、はっきりと覚えていない方は、1作目から順に観なおしてから映画館に足を運ばれる事をお勧めします。
(にしても、またもや戸田大先生様は、俺でも聞き取れる簡単な台詞に必要以上の意訳を付けて、本来の狙い以外の意味を持たせていましたが…)
ネタバレ
復活したキャプテン・バルボッサがメンバーを引っ張ってくれるかと思いきや、なんか序盤の彼はパンチの無いキャラクターに。
これまでに登場してきた脇役や動物、小道具に対して、今まで以上にスポットが当たっている点は面白いんだけど、その分メインのキャラクター達が薄くなってるようにも感じた。
ジャックが居ないなんてつまんない…という観客の不満を解消する為、駆け足で“世界の果て”に向かう一行。
駆け足で内容が薄いまま、ジャックの登場まで数十分(三十分以上有ったかな?)もの時間が経過。
こんなに長いなら、ジャックを復活させるまでを2時間かけてもう一本の映画で描いてくれた方が見応えあったかも。
後にDVDなんかで観る時は、早送りしてしまいそうな薄っぺらさだった。
以前、“絶大なる恐怖”として描かれていたはずのクラーケンは、その経緯も描かれないまま東インド会社に退治されていて拍子抜け。
デイヴィ・ジョーンズだって、不思議な力で対抗出来そうなものなのに、幸薄そうな顔のベケットにいとも簡単に支配されてがっかり。
そんなこんなで、ジャックが出てきたら全て変わるはず!と期待していたら、それまでの不満を解消するかの如く、まるで『マルコヴィッチの穴』な大量ジャックの登場に「それは違うやろ」と心の中で突っ込む俺。
精神世界の描き方が抽象的で、これまでの映画の雰囲気とも合ってない。
ジャック自身のノリも微妙に変わっちゃってて、あの軽薄な雰囲気が、姑息で計算高いキャラクターに摩り替わってるのも頂けない。
そう言えば、今回は酷い騙しあいの連続で、どの人物についても共感出来なかった。
こんな姑息な騙しあいじゃなくて、クスっと笑える程度の騙しあいが楽しい映画じゃなかったっけ?
また、会話シーンの比重のがかなり増えているから、子供から大人まで楽しめる映画というよりは、大人向けに移行したようにも感じた。
なんて不満ばかり書いていますが、海賊の評議会以降は以前のノリが戻ってきて、特に渦を中心にブラック・パールとフライング・ダッチマンが交戦する場面の迫力は、今までに観た映画の中でも最も派手で心踊る場面だったのは事実。
シリーズを通して広げられてきた大風呂敷が、あの場面で一気にまとめられたようで大満足でした。
その分★を少し増やしています。
でも評議会メンバーって、結局最後の戦闘に加わってないんよねぇ…。
Good-bye puppy
昨年の『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』から約10ヶ月。
世界中に大いなる不満と不安を残したまま姿を消した彼は、イッタイどうやって復活するのか?!
シリーズ三作目にして最終回、『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』を、前夜祭で観てきました。
★★★★
なんてこったい。
1作目では主役を食ってしまった脇役的なキャラクターだったキャプテン・ジャック・スパロウ。
続く前作では、完全に主役の座を奪い取って大活躍だったのに、“あんな事”になってしまったから、今回は序盤不在なんですよね。
つーことで、今回は改めてエリザベス・スワンと、ウィル・ターナーを主役と思って観なければ、多少不満が残る作りでした。
元々群像劇的なところのある映画だったから、今回は登場人物全員でジャックの居ない序盤をフォローしているのですが、このシリーズに置いて彼の不在は退屈の極み。
2作目に続いて、台詞まわしや歌にニタっと出来る演出の連続なので、はっきりと覚えていない方は、1作目から順に観なおしてから映画館に足を運ばれる事をお勧めします。
(にしても、またもや戸田大先生様は、俺でも聞き取れる簡単な台詞に必要以上の意訳を付けて、本来の狙い以外の意味を持たせていましたが…)
ネタバレ
復活したキャプテン・バルボッサがメンバーを引っ張ってくれるかと思いきや、なんか序盤の彼はパンチの無いキャラクターに。
これまでに登場してきた脇役や動物、小道具に対して、今まで以上にスポットが当たっている点は面白いんだけど、その分メインのキャラクター達が薄くなってるようにも感じた。
ジャックが居ないなんてつまんない…という観客の不満を解消する為、駆け足で“世界の果て”に向かう一行。
駆け足で内容が薄いまま、ジャックの登場まで数十分(三十分以上有ったかな?)もの時間が経過。
こんなに長いなら、ジャックを復活させるまでを2時間かけてもう一本の映画で描いてくれた方が見応えあったかも。
後にDVDなんかで観る時は、早送りしてしまいそうな薄っぺらさだった。
以前、“絶大なる恐怖”として描かれていたはずのクラーケンは、その経緯も描かれないまま東インド会社に退治されていて拍子抜け。
デイヴィ・ジョーンズだって、不思議な力で対抗出来そうなものなのに、幸薄そうな顔のベケットにいとも簡単に支配されてがっかり。
そんなこんなで、ジャックが出てきたら全て変わるはず!と期待していたら、それまでの不満を解消するかの如く、まるで『マルコヴィッチの穴』な大量ジャックの登場に「それは違うやろ」と心の中で突っ込む俺。
精神世界の描き方が抽象的で、これまでの映画の雰囲気とも合ってない。
ジャック自身のノリも微妙に変わっちゃってて、あの軽薄な雰囲気が、姑息で計算高いキャラクターに摩り替わってるのも頂けない。
そう言えば、今回は酷い騙しあいの連続で、どの人物についても共感出来なかった。
こんな姑息な騙しあいじゃなくて、クスっと笑える程度の騙しあいが楽しい映画じゃなかったっけ?
また、会話シーンの比重のがかなり増えているから、子供から大人まで楽しめる映画というよりは、大人向けに移行したようにも感じた。
なんて不満ばかり書いていますが、海賊の評議会以降は以前のノリが戻ってきて、特に渦を中心にブラック・パールとフライング・ダッチマンが交戦する場面の迫力は、今までに観た映画の中でも最も派手で心踊る場面だったのは事実。
シリーズを通して広げられてきた大風呂敷が、あの場面で一気にまとめられたようで大満足でした。
その分★を少し増やしています。
でも評議会メンバーって、結局最後の戦闘に加わってないんよねぇ…。
Good-bye puppy
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こちらこそ、いつもお世話になります。
ずっと主役食ってきたのに、突然脇に回ってみたり、でも美味しいところは持っていったり。
最後は結局ジャックで〆じゃないところとかジャック目当てだった人にはほんと残念でしたよね。
お猿のジャックは、きっとディズニーの事ですからお猿のジャックを使ったスピンオフとか有りそう(笑)
>船上(戦場)ウエディング
上手い
ようやく「パイカリ」観てきました。
なんかジャックの活躍少なくて残念でしたね。
その分サルのジャックが大活躍でしたが…
船上(戦場)ウエディングも凄かったです~
過去のシリーズを知っていると伏線が面白い映画なんですが、更正がアンバランスなんですよねぇ、シリーズ全体として観ると。
派手な部分には大いに力が入ってるのに、他は全部駆け足みたいな感じが他と違って。
自分は過去のシリーズをTVで適当に観ていた程度だったので、先入観なしで鑑賞していたのですが、それなりに楽しめた映画ではありました。
それと同時に過去のシリーズもレンタルで観ようかなとも思ったりしています(^^)
そうですねぇ、とりあえず複雑な展開にしていけば観客は満足するというのでは無いですし。
1、2と楽しんで観てきた子供達にはなんだかよくわからないけど、海賊がカッコいい映画という印象になったんじゃないでしょうか。
>ケントさん
ケントさんもお書きのように、シリーズ中一番の不出来だったと思います。
ジャックを復活させるまでの早い展開を狙ったんでしょうが、結局その後の時間の流れも同じようにバランスをとらなくてはいけなくなって。
1、2とは違う時間の流れの速さが、テレビシリーズの総集編とでも言えそうなダイジェスト感を感じさせていました。
甥っ子と観た『ワンピース』の映画版みたいな…。
やってきましたパイレーツ!
それほど観たいわけではないけれど、続きときては見なければなるまい。
というわけで行ってきました。相変わらずときめかないなぁ。まあ期待していないから、こんなものでしょうか。
ワールドエンドとうたいながら、なんだかまたまた続編ありでしょうか。
確かにウィルもジャックも、いろんな取引をしていて
ちょっと複雑すぎだったように思います。
少なくとも子供向けではないですね。
個人的には過大な期待は持っていなかったので
まぁラストはきっちり締めたので良しとしようかな、
といったところでしょうか。
そうなんですよねぇ。
終わってからみんな船の上で喜んでたけど、君達何もしてないやん、みたいな。
ジャックパパがオイシイとこ全部持っていったから、メンバー達のキャラクターは結局変なコスプレ止まり…。
戦闘の時にはいなかったですよね。
勝負がついてから、みんな雄たけびを上げていただけなんだもん。ずるいって感じでした。
そうですよね。
前作の内容から、そのままつながっているのかと想像していたので、余計に「あれれ?」感が強くなりました。
作風も違うし、密度も違うし。
おっしゃるとおり、見せ場だけは大満足なんですけれど。
>248nさん
はじめまして、そーれです。
ジョニー・デップ繋がりでウンパルンパと書かれたブロガーの方も多かったんですが、私はマルコヴィッチぽい混沌とした印象を受けました。
女性の体で顔がジョニデとかのパターンも出てきてほしかったんですけど(笑)
いろんな方のブログを拝見していると、期待していた方達の大半が同じ印象だったようですね。
半端じゃなく期待をしている人が多いので、友人に「面白かった?」って聞かれた時は、相手の期待が有るから即答できずに「えーと…、とりあえずブログ読んでみて」なんてお茶を濁す返答に終始しています。
私も全体の印象は似たような感想を持ちました。
それから、「マルコビッチの穴」みたいだわ、って私もすごい思いました。同じように感じた人がいるってことが嬉しくなって思わずコメントしてしまいました。
やっぱり、ちょっとがっかりさせられることの多いワールドエンドでしたよね。
もしかして次回作が・・・なんて話もあるようですがこの作品でがっかりされる方も少なくないんじゃないかな、と思ってしまいました。
クラーケンが無残な姿・・?
ディヴィ・ジョーンズがベケットに・・?
ジャックの出番も少なく序盤は待ちくたびれ、
笑えるようで笑えない。
ストーリーは結構ややこしい。。。
でも海賊ものならではの見せ場は十分楽しめました。
クラーケンにはガッカリでしたね。
なんせ一行にとってはジャックとブラック・パールを食った宿敵ですし。
終始ドタバタ冒険活劇だった前作から比べると、人間に視点を置きすぎた群像劇に変わってしまっているのは、ファンとしてはちょっと…。
2作ヒットさせた後だし、作りたいものを作りたいように作ろうとして、時間が足りなくてバランスがおかしくなっちゃったようにも感じました。
>Agehaさん
チョウ・ユンファは、『バットマン・ビギニング』の渡部謙を彷彿とする“客寄せ大物ゲスト”的な中途半端さを感じたんですが、やっぱそう感じた人は多かったみたいですね。
世界の果ての部分は『バロン』を思い出したんですが、抽象的にするならそれこそ『バロン』のように適当にファンタジーで誤魔化してくれた方がスルー出来たんですが。
短い時間にいろいろ詰め込みすぎてて、裏世界から脱出するまでの話は後にDVDで観る時、全部早送りしてしまいそうです(笑)
9人の海賊も黙るジャックのオヤジを出したいが為に、あの辺のくだりが有るような。
キース・リチャーズを引き立てる為だけとも言いますが(笑)
なんかあっけなかったなと。
中ボスくらいで出てくるのかと思ったのに。(え)
「伊武雅刀」に見えるという意見多数。(笑)
世界の果ての部分の描写がようわかりませんでしたね。
カリプソの意味も。
評議会のメンバーにジャックがいるってのは
お父さんの「親の七光り」?
9人の海賊を集める意味って
あんましなかったような・・・。
生き返って暴れるのかと、期待しちゃったんですけど~~何もなかったですね。
騙しあい、裏切り、取引ってほんと、この映画らしくない感じでしたよね。
私も、くすっと笑えるものにしてほしかったです(ノ_・、)シクシク
子供にはちょっとついていけない感じですねえ。