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ダイナソー・プロジェクト

2013-03-29 | 劇場映画れびゅー
絶対面白くないに決まってると思いながらも、モキュメンタリー映画の進化を追って観てきているので『ダイナソー・プロジェクト』を観てきました。


こりゃあきまへんなぁ。

モキュメンタリーなのに、リアルな映画映像を追求する余りに大量のカメラを使い過ぎ。
ドキュメンタリー番組のテレビクルー以外に、一行に紛れ込んだ少年が複数持ち込んだ小型カメラからの映像という設定と言うが、起きている事を余すところなくどころか、偶然とは思えないカメラアングルで途切れること無く撮影されまくっていて、往年の『川口浩探検隊』のように仕上がってしまっている。
おかげで映像に臨場感は有るけれど、作り物感しかしない。

酷い目に遭いまくっていてもカメラが全く壊れないし、紛失したカメラは一つもなさげ。
なのにバゲージに入れていたケータイは一発で壊れていて、おまけに有り合せの部品で修理出来てしまう謎の展開にも呆れてしまう。

終盤になってさらに臨場感ある映像が欲しかったのか、最近のモキュメンタリーではタブーとなっている揺れまくる映像の連続で、吐き気をもよおし、面白くなくてウンザリしていた所に追い打ちをかける始末。

あほ過ぎる設定にも輪をかけて、あほ過ぎてついて行きたくない主人公がなぜかヒーローになる、一番生理的に苦手なタイプの映画でも有りましたので、誰にもお勧めしません。

恐竜のビジュアル“だけ”はマシだけど、生態はむちゃくちゃ。

笑いに逃げてくれていれば楽しめたのかもしれないけれど、『川口弘探検隊』よりもシリアステイストだったのが絶望的。


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