二日目午後、ツアーバスが目指すは海上都市ヴェネツィア!
とその前に、ヴェローナとかいう街に寄るらしい。
ヴェローナって何?マシなツアー飯でも食えるの?なんて思ってたくらい、当時は全然知らなかったんですけれど。
ヴェローナと言えば、あれですよあれ。
『ロミオとジュリエット』の舞台。
ジュリエッタの家とされているカプレーティ家には、かのバルコニーの下に彼女を模した金色の像が置かれてたけど、世界中から来た観光客に触られすぎて胸だけツルッツルのテカテカ。
でも、添乗員曰く、「ジュリエッタの家というのはこじ付けに過ぎない」…って連れてきておいて夢壊すなよw
野外オペラで有名な円形劇場もこの街に有って、ローマ時代の形状をそのままに保っているという奇跡的なアレーナを、外から見ただけでタイムオーバー(汗)
「時間がないから集合!」と、生殺し状態でヴェローナを後にしました。
バスに揺られること数時間。
ヴェネツィアに着く前に感じた重大な事を書いておかなければ。
この国には公衆トイレというものが少ない、というか無料の公衆トイレはまず無い(当時の話)。
大きな駅に備え付けのところだろうと、ドライブインで借りようと、チップが必要。
チップは大抵100円前後で、場所によっては決められていて、トイレの入り口に座る係員に渡すなり、無人の場合は入り口に備え付けの皿に入れてから借りる事になる。
自動式の公衆トイレも時々見かけるのだけど、扉が壊れたら出られなくなる危険極まりない代物らしい。
安心してゆっくり用を足したい時は、食堂で席に着いて、何かを注文してから借りるのがベスト。
カウンターだけのバールで借りようとすると、ドリンクを飲み干すまで我慢しなければならないから大変。
その辺は日本でもお店でトイレを借りる時のマナーだけど、コンビニでトイレだけ借りて何も買う素振りすら見せずに出て行く非常識な人がイタリアに行くと、とても恥ずかしい目に合うので、日ごろの行いから考え直すべきかも。
そしてようやくヴェネツィアへ。
言わずと知れたラグーナ(干潟)を埋め立てて出来た、アドリア海に浮かぶ海上都市。
歴史は勝手にwikiで調べてもらうとして(手抜き)。
水の循環が悪いから水質汚染が酷くて水路の底にヘドロが溜まってるだとか、対岸の工業地域が地下水を汲み上げたら島丸ごと沈み始めただとか、地球温暖化で水位が上昇して、海面下に沈むのも時間の問題だとか、最近ろくな形容する言葉が浮かばないヴェネツィアですが、こんな素敵な街は世界中探しても二つと無い、実在するファンタジーの世界。
本土から伸びる橋を渡りきった先にある広場、ここから先へは車は入れません。
というのも、車の走れる道が全く無いから。
交通手段は主に足。
車の代わりとしては、くもの巣のように張り巡らされた運河をモーターボートで移動する事になるのですが、それは住人の場合。
観光客は、島の中央を分断するカナルグランデ(大運河)を渡る時に渡し舟を使うか、水上バスを利用する以外は基本徒歩。
派手な装飾で飾り立てられた、ヴェネツィアの代名詞とも言える黒いゴンドラは今では観光用。
運河沿いの街並みを見て回るツアーで乗れるけど、貸し切れば移動用にも使えます。
しかし無茶苦茶高額。
ちなみにパトカーや救急車なども全てボートです。
なんて聞かれてもないウンチク並べる前に、この広場に着いて気づいたことが。
「車と併走して走ってきた電車の駅が有るけど、ここって『旅情』のあの駅!」
そう、イタリアに居るって事だけで前日から浮かれてたので気づいてなかったんだけど、きっと、今までにも映画で使われたロケ地を移動して来てたんですよね。
しかし時既に遅く、出発前にいろいろと調べて来ておけば良かったと後悔するばかりな俺。
もう日が暮れる少し前だったので、そのままリド島のヴィラに移動。
本島からモーターボートのタクシーで移動する手間がかかるけど、格安ツアーでは渡る予定すらも無かった“世界的高級リゾート”リドのちょっとお高いヴィラに泊まれたのは、カーニバルと日程が重なっていて本島の安宿がとれなかったから。
そう、なんと明日からカーニバルです!2月の何週目かに数日間行われるという事ですが、明確には決まってないらしく、まさかその日に当たるとは。
添乗員も前日まで知らなかった様子でした。
チェックインを済ませ、もう一度本島に戻って、暗くなってさらに幻想的になったヴェネツィアで不味いツアー飯を食い、全員揃って撤収。
明日への期待に胸を膨らませながら、波の音と共にリドの夜は更けてゆくのでした。
←その1に戻る その3へ進む→
とその前に、ヴェローナとかいう街に寄るらしい。
ヴェローナって何?マシなツアー飯でも食えるの?なんて思ってたくらい、当時は全然知らなかったんですけれど。
ヴェローナと言えば、あれですよあれ。
『ロミオとジュリエット』の舞台。
ジュリエッタの家とされているカプレーティ家には、かのバルコニーの下に彼女を模した金色の像が置かれてたけど、世界中から来た観光客に触られすぎて胸だけツルッツルのテカテカ。
でも、添乗員曰く、「ジュリエッタの家というのはこじ付けに過ぎない」…って連れてきておいて夢壊すなよw
野外オペラで有名な円形劇場もこの街に有って、ローマ時代の形状をそのままに保っているという奇跡的なアレーナを、外から見ただけでタイムオーバー(汗)
「時間がないから集合!」と、生殺し状態でヴェローナを後にしました。
バスに揺られること数時間。
ヴェネツィアに着く前に感じた重大な事を書いておかなければ。
この国には公衆トイレというものが少ない、というか無料の公衆トイレはまず無い(当時の話)。
大きな駅に備え付けのところだろうと、ドライブインで借りようと、チップが必要。
チップは大抵100円前後で、場所によっては決められていて、トイレの入り口に座る係員に渡すなり、無人の場合は入り口に備え付けの皿に入れてから借りる事になる。
自動式の公衆トイレも時々見かけるのだけど、扉が壊れたら出られなくなる危険極まりない代物らしい。
安心してゆっくり用を足したい時は、食堂で席に着いて、何かを注文してから借りるのがベスト。
カウンターだけのバールで借りようとすると、ドリンクを飲み干すまで我慢しなければならないから大変。
その辺は日本でもお店でトイレを借りる時のマナーだけど、コンビニでトイレだけ借りて何も買う素振りすら見せずに出て行く非常識な人がイタリアに行くと、とても恥ずかしい目に合うので、日ごろの行いから考え直すべきかも。
そしてようやくヴェネツィアへ。
言わずと知れたラグーナ(干潟)を埋め立てて出来た、アドリア海に浮かぶ海上都市。
歴史は勝手にwikiで調べてもらうとして(手抜き)。
水の循環が悪いから水質汚染が酷くて水路の底にヘドロが溜まってるだとか、対岸の工業地域が地下水を汲み上げたら島丸ごと沈み始めただとか、地球温暖化で水位が上昇して、海面下に沈むのも時間の問題だとか、最近ろくな形容する言葉が浮かばないヴェネツィアですが、こんな素敵な街は世界中探しても二つと無い、実在するファンタジーの世界。
本土から伸びる橋を渡りきった先にある広場、ここから先へは車は入れません。
というのも、車の走れる道が全く無いから。
交通手段は主に足。
車の代わりとしては、くもの巣のように張り巡らされた運河をモーターボートで移動する事になるのですが、それは住人の場合。
観光客は、島の中央を分断するカナルグランデ(大運河)を渡る時に渡し舟を使うか、水上バスを利用する以外は基本徒歩。
派手な装飾で飾り立てられた、ヴェネツィアの代名詞とも言える黒いゴンドラは今では観光用。
運河沿いの街並みを見て回るツアーで乗れるけど、貸し切れば移動用にも使えます。
しかし無茶苦茶高額。
ちなみにパトカーや救急車なども全てボートです。
なんて聞かれてもないウンチク並べる前に、この広場に着いて気づいたことが。
「車と併走して走ってきた電車の駅が有るけど、ここって『旅情』のあの駅!」
そう、イタリアに居るって事だけで前日から浮かれてたので気づいてなかったんだけど、きっと、今までにも映画で使われたロケ地を移動して来てたんですよね。
しかし時既に遅く、出発前にいろいろと調べて来ておけば良かったと後悔するばかりな俺。
もう日が暮れる少し前だったので、そのままリド島のヴィラに移動。
本島からモーターボートのタクシーで移動する手間がかかるけど、格安ツアーでは渡る予定すらも無かった“世界的高級リゾート”リドのちょっとお高いヴィラに泊まれたのは、カーニバルと日程が重なっていて本島の安宿がとれなかったから。
そう、なんと明日からカーニバルです!2月の何週目かに数日間行われるという事ですが、明確には決まってないらしく、まさかその日に当たるとは。
添乗員も前日まで知らなかった様子でした。
チェックインを済ませ、もう一度本島に戻って、暗くなってさらに幻想的になったヴェネツィアで不味いツアー飯を食い、全員揃って撤収。
明日への期待に胸を膨らませながら、波の音と共にリドの夜は更けてゆくのでした。
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ヴェネツィアよかったですよね~私が行った時は、ちょうどイースターで観光客も大勢!!
イタリアって治安悪いんですね、私もツアーで行ったのですが、一緒に行った方が鞄の中の財布を掏られました。
パスポートは取られると日本に帰れないので、首からぶら下げたポーチの中にしっかり入れて正解でしたね。
2月のカーニバルの時期に行かれたんですね~うらやましい
そのカーニバルの派手な写真見たいです(笑)
今年行かれたんですねー、良いなぁ。
私、ユーロになってからは一度も行ってないんですよねぇ。
どんな風になってるのかもう行きたくて行きたくて、思いをブログにぶつけるしか(汗)
私もパスポートは防犯用のベルトを腰に巻いて入れてました。
スリとかが普通に居るからほんと怖いですよね。
派手な写真は次回の記事に貼りますが、なんせ10年も前の下手なスチル写真なので、むちゃくちゃですよ(笑)