故ヒース・レジャーの形見は、バットマン、バットマン…あれ?タイトル変えたのね、と思ってから約半年。
ようやく公開になる『ダークナイト』、タイトルの意味も気にしつつ先行で観てきました。
★★★★
前作『バットマン ビギンズ』で、完全リニューアルした新シリーズの第2作目に当たるのがこの『ダークナイト』。
厳密に言えば、前作との間を繋ぐストーリーを描いたアニメもあるのだそうですが、かったるくてノーチェックです。
前回、リアリティー重視に変更された訳ですが、今回はさらに踏み込み、『バットマン』を見て育った大人たちが、本気でリアル重視で作ってます。
街は前作以上に現代のアメリカの街そのもの風で、コミックスの香りがゼロ。
ギミックな衣装やら乗り物やらは、相変わらずハンパ無くカッコいいし、個性的なキャラクター達の登場も定番通り。
でも、今回のキャラクターはみんなマジです。
中でもやっぱり真に迫る狂気を魅せた故ヒース・レジャー演じるジョーカーは、本物のイカレた犯罪者を観ている気分にさせられました。
本当に惜しい人を亡くしたなぁと、エンドロールを観ながらしんみりと浸る俺。
でも、実は『ブローク・バック・マウンテン』未チェックなんですよ、DVDはずいぶん前に買ったままでw
ここまでリアルに作れば子供が観ても楽しめないだろうな、つか、子供には観せない方が良いかも。
その分、もうじき三十路も折り返し地点を通過しそうな俺が観るのには、心からノレて楽しめる映画だったのは事実。
狂気に満ちた犯罪者達との戦い、民衆に理解を得ることの難しさ、真の正義を貫くことの難しさが、様々な人々に焦点を当てたヒューマンドラマ的な要素を絡めつつ描かれています。
もちろん『バットマン』なので基本はヒーローモノだし、ハードなバイオレンス映画です。
一つ残念なのは、前作のヒロイン役ケイティー・ホームズ降板に伴って、代わりにキャスティングされたマギー・ギレンホール。
相変わらず不細工で華の無い…。
ネタバレ
ポスターに名前が載ってなかったキリアン・マーフィー。
冒頭にあっさり捕獲されてしまうスケアクロウの被るズタ袋の下の顔がしっかり彼で、出てないと思ってただけにかなり感動したのは俺だけでしょうかw
あんなワンカットだけの場面でも手抜き無しなのは嬉しい演出。
逆に何も知らずに観た人にとっては、あまりにあっさりと捕まってしまうので拍子抜けだったかもですけれど。
なーんの予備知識も無く観ていたので、男前俳優アーロン・エッカート演じる正義の味方が、まさかトゥーフェイスに変貌を遂げるだなんてむちゃくちゃショック。
『バットマン』に登場する悪役達を知る人にとっては、徐々に出てくるヒント(コインを投げたり)が「もしかして…?」という気持ちを引き出させるしくみになっている辺りが上手い。
結果として悪人の汚名を自らかぶり、“ダークナイト”となってしまったバットマンですが、これで正義対悪の構図は完成したわけで、正義のスーパーマンと悪のバットマンが対決する『バットマン vs. スーパーマン』に繋がる布石となったんだろうか?
新シリーズの、竹を割ったような性格のブルース・ウェインには、“苦悩”と言う言葉は似合わないね。
ようやく公開になる『ダークナイト』、タイトルの意味も気にしつつ先行で観てきました。
★★★★
前作『バットマン ビギンズ』で、完全リニューアルした新シリーズの第2作目に当たるのがこの『ダークナイト』。
厳密に言えば、前作との間を繋ぐストーリーを描いたアニメもあるのだそうですが、かったるくてノーチェックです。
前回、リアリティー重視に変更された訳ですが、今回はさらに踏み込み、『バットマン』を見て育った大人たちが、本気でリアル重視で作ってます。
街は前作以上に現代のアメリカの街そのもの風で、コミックスの香りがゼロ。
ギミックな衣装やら乗り物やらは、相変わらずハンパ無くカッコいいし、個性的なキャラクター達の登場も定番通り。
でも、今回のキャラクターはみんなマジです。
中でもやっぱり真に迫る狂気を魅せた故ヒース・レジャー演じるジョーカーは、本物のイカレた犯罪者を観ている気分にさせられました。
本当に惜しい人を亡くしたなぁと、エンドロールを観ながらしんみりと浸る俺。
でも、実は『ブローク・バック・マウンテン』未チェックなんですよ、DVDはずいぶん前に買ったままでw
ここまでリアルに作れば子供が観ても楽しめないだろうな、つか、子供には観せない方が良いかも。
その分、もうじき三十路も折り返し地点を通過しそうな俺が観るのには、心からノレて楽しめる映画だったのは事実。
狂気に満ちた犯罪者達との戦い、民衆に理解を得ることの難しさ、真の正義を貫くことの難しさが、様々な人々に焦点を当てたヒューマンドラマ的な要素を絡めつつ描かれています。
もちろん『バットマン』なので基本はヒーローモノだし、ハードなバイオレンス映画です。
一つ残念なのは、前作のヒロイン役ケイティー・ホームズ降板に伴って、代わりにキャスティングされたマギー・ギレンホール。
相変わらず不細工で華の無い…。
ネタバレ
ポスターに名前が載ってなかったキリアン・マーフィー。
冒頭にあっさり捕獲されてしまうスケアクロウの被るズタ袋の下の顔がしっかり彼で、出てないと思ってただけにかなり感動したのは俺だけでしょうかw
あんなワンカットだけの場面でも手抜き無しなのは嬉しい演出。
逆に何も知らずに観た人にとっては、あまりにあっさりと捕まってしまうので拍子抜けだったかもですけれど。
なーんの予備知識も無く観ていたので、男前俳優アーロン・エッカート演じる正義の味方が、まさかトゥーフェイスに変貌を遂げるだなんてむちゃくちゃショック。
『バットマン』に登場する悪役達を知る人にとっては、徐々に出てくるヒント(コインを投げたり)が「もしかして…?」という気持ちを引き出させるしくみになっている辺りが上手い。
結果として悪人の汚名を自らかぶり、“ダークナイト”となってしまったバットマンですが、これで正義対悪の構図は完成したわけで、正義のスーパーマンと悪のバットマンが対決する『バットマン vs. スーパーマン』に繋がる布石となったんだろうか?
新シリーズの、竹を割ったような性格のブルース・ウェインには、“苦悩”と言う言葉は似合わないね。
バットマン ビギンズ (Blu-ray Disc)ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る |
バットマン ゴッサムナイト (Blu-ray Disc)ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る |
ブログって、軽い気持ちで書いてる内容や、悪意無く転用してる画像が知らないところで誰かを傷つけていたり、著作権を侵害してたり、そういうのってあるんでしょうけれど、一方的に強制削除されるのは酷いですよね。
なんだか私が読ませていた限りでも納得のいかない削除理由だったようですが、無事解決できてなによりでした。
皆さんのブログにトラックバックを送っていたら、ブログ「よしなしごと」がbiglobeの運営を妨害する行為をしたとして、プロバイダから警告なき強制削除をくらいました。
しかもプロバイダといろいろ交渉しているのですが、ぜんぜん返事をよこさずらちがあかないので、とりあえず下記に引っ越しをしました。
http://blog-yoshina.cocolog-nifty.com/blog/
記事のコメントでお知らせする無礼をお許しください。
取り急ぎご連絡まで。
レス遅くて申し訳ありません!
>人間とは全て紙一重の存在
そうですね、何かの拍子に光から闇に転んでしまう。
今日の安心に過ごしている生活だって、明日はどうなっているのかわからないんですから。
強すぎるジョーカーも、その強さは何かの拍子で間単に折れてしまうわけで。
ヒースもったいないですよね、これからって時に…。
ヒース・レジャーのジョーカー凄かったですね。
それにしても彼の急死は残念です。
この映画では、光と闇と凶がもともと同じような資質を持っていながら、その出身経緯や心のありようによって大きく異なってしまうものなのだと叫んでいます。また人間とは全て紙一重の存在なのだというメッセージも聞こえてきます。
ただジョーカーが強すぎるのだけが、シリアスさの中でアンバランスさを感じました。もう二度とみれないヒース・レジャー・・・。心からお悔やみ申し上げます。