ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊＜日本語吹替版＞

『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』
★★

サイコーに楽しかったあの『ハッピー フィート』の続編なのかってくらいにノリが悪くて残念。
ブリタニー・マーフィーが亡くなって一旦とん挫してた分、キャスティングが無茶苦茶豪華にパワーアップして蘇った企画なはずなんだけどなぁ。

今回はニコール・キッドマンの歌がないから歌声に期待はしてなかったにしても、歌とダンスのパート自体が少なくなった気がするのと共に、選曲が致命的にイマイチ。
ゲイの演出家からノンケの演出家に変わってしまったような感覚で、ぜんぜんワクワクしないままクライマックスへ。
最後の最後に大合唱になるのは前作と同様で、そこの演出だけが際立って良かった印象。

前作で生態から緻密に描かれていたペンギン達はただのアニメキャラと化していて、肌で感じる生き物らしい可愛げが無くなってしまった。
マンブルだけがいつまでも産毛のままってのは違和感感じまくりなのと、ちっとも可愛くないのでなんとかして欲しかったところ。

何より入り込めなかったのは、ミュージカル映画なのに日本語吹き替え版しか上映してないせいで、ノリノリ(死語)な洋楽を日本語で聴かさせられたせいなんだけどね。

特に歌以外でも本作はブラッド・ピット＆マット・デイモンがオキアミ役をやってた訳で、これを無くして日本語でしか公開しないっめ残念過ぎるよね。
つか、この二人がオキアミやってたせいでやたらオキアミの登場が多くて半ばオキアミの映画みたくなってるのに、そこに豪華な吹き替えあてずにバナナマンを持ってくるとかキャスティングセンス無いわ。
バナナマン嫌いじゃないけど、むしろ好きだけど。

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