カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

4月のカエル・サンショウウオ調査予定

2007年03月21日 | 掲示板
管理人です。

お待たせいたしました。
4月のカエル・サンショウウオ調査を以下の日程で行います。

日時:4月1日(日)午前10時から午後4時まで

場所:福岡市西区九州大学伊都キャンパス「生物多様性保全ゾーン」
参加希望の方は、事前に管理人までお知らせください。

※なお、カエル・サンショウウオ調査は4月の調査で終了となり、5月からはひと月に一度のカメ調査となります。
コメント (3)
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新刊本紹介

2007年03月17日 | 掲示板
管理人です。

フリーランス記者の平田剛士さんから、新刊本が送られて来ましたので、ご紹介いたします。


平凡社新書365

 野生動物と日本人は共存できるのか。その問題点と解決策を各地に追う。
平凡社新書365
『なぜイノシシは増え、コウノトリは減ったのか』
著者 平田剛士
発行 平凡社

定価 740円(税別)
新書判・200ページ
ISBN 978-4-582-85365-0
2007年3月刊
【目次】  
はじめに
第1章 ダムに風穴を開けろ!
第2章  田園に舞え、コウノトリよ
第3章 ぼくらツキノワグマ予報官
第4章 飛ぶ鳥を落とす風車
第5章  キューダイ方式が里山を救う?
第6章 西洋大円花蜂、知床半島に接近す
第7章 アライグマ鎮魂歌
第8章 野生動物とサスティナブルなおつきあい
あとがき

昨年「週刊金曜日に掲載された記事に、加筆されたルポルタージュのようです。
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学習会報告③

2007年03月10日 | 掲示板
管理人です。

順応的管理とは・・・
1,生物多様性劣化の原因を探る
      ↓調査
2,原因を取り除くための対策をとる
      ↓実施
3,対策の効果を計り、不足部分を探る
      ↓調査
4,次の対策をとる
という管理方法をいう。
より具体的には、外来種を取り除く・人工構造物を取り除く・分断化した緑地をつなげる・絶滅危惧種の増殖、再導入・伝統的な管理を復元する・水道(みずみち)の確保などが挙げられる。

私は思わず、合点した。そうだ、私が思い描いていた方法とは、この方法だったんだ。なんの検証もなしに市民がボランティアで行う里山管理に、欺瞞を感じ・懐疑心がどうしても拭いきれなかった。気持ちいい汗をかいた後のビールで乾杯をしたいがためだけのような、うわついた活動がどうしても受け入れられなかった。かといって、調査によってデータを集め、解析・分析してそれを活かす方法がわからない。どうすればよいのだろうと悩んでいた。そこへ今回の学習会の話。しかも、開催場所は、あこがれの地であった福井県敦賀市中池見湿地。講師はカエルの長谷川氏。行ってよかった!本当にためになる学習会だった。

と云うわけで、いつものように九州での開催を誘致してまいりました。開催時期と調査内容を検討しましょうねと、スタッフの優しいHさんに話にのっていただき、昇天しそうになりました。いまから、今年度の活動報告・収支決算・来年度の活動助成金申請に勤しみます。ですので暫くブログの更新が出来ません。春になったらお会いしましょう。
ではまた。(4月の調査日程の発表だけはお知らせいたします)


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学習会報告②

2007年03月09日 | 掲示板
管理人です。

学習会が開催された場所の中池見湿地とは・・・
ウィキペディア検索によると、以下のアドレスにアクセスして見てください。

感想からいえば、裏山を少し登るとそこには、隠された湿原が広がっていた。まるで、かの大男が記した手形のように。となる。初めて見る風景に興奮を押さえられない。春や初夏にもう一度訪れて見たい場所だ。大阪ガスによるLNGガス基地建設による自然破壊の手からは逃れたものの、現実的には様々な問題を抱えていることも事実らしい。環境省が選定したモニタリングサイト1000のうちの1つ。

今回の学習会がこの地で開催されたことには意味がある。それは、この地の抱える問題点や現状を把握しながら、市民が現場で調査を行うことを通して、自然再生の復元目標を立てること。キーワードは「順応的管理」 
それって一体、なに?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%B1%A0%E8%A6%8B%E6%B9%BF%E5%9C%B0
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学習会報告①

2007年03月08日 | 掲示板
管理人です。

トンネルを抜けると、そこはまさに雪国でした。
財団法人日本自然保護協会が主催する学習会に参加するため、午前7時17分博多発の新幹線に飛び乗り、はるばる来たぜ♪福井県敦賀市。駅から車で走らせてもらうこと間もなく、今回の学習会の開催場所である中池見湿地に到着しました。その到着を待っていたかのように、轟く雷鳴。ここ北陸では、雪が降る前に雷が鳴るそうです。春雷ではなく。
それにしても、暖冬の九州からやって来た身としては寒さが見に凍みます。屋外でのアカガエル産卵調査では、水面がシャーベット状の雪で覆われ、肝心の卵塊が見えません。しかもその水に手を差し入れて「さぁ卵塊を持って見ましょう」などと指導員の方はおっしゃるし。トホホ。(続く)
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3月の調査結果

2007年03月04日 | 掲示板
管理人です。

本日、3月4日にカエル・サンショウウオ調査をおこないました。参加者5名。

ニホンアカガエルは産卵を終えたようです。2007年の産卵数の累計は、1065卵塊。2001年の調査では、365卵塊でしたので、6年間で700匹のニホンアカガエルのメスが増えたことになります。自然界でメスだけが増えることはありえませんので、オスとメスの性比を1:1として計算しますと、700×2=1400匹のニホンアカガエルが、現場である九州大学伊都キャンパス「生物多様性保全ゾーン」に増えたことになります。1400匹のニホンアカガエルが群がっているところを想像してみてください。
これについては、Y教授のブログ「空飛ぶ教授のエコロジー日記」に、「確かに、例年になくおたまじゃくしの個体数が多い。水域を増やしたことに加え、竹林伐採後に落葉樹が成長したために、林床の餌が豊富になり、ニホンアカガエルが増えたのかもしれない。」とのコメントが寄せられています。

カスミサンショウウオもボチボチと産卵をはじめていました。土筆とホトケノザの花を愛でました。
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