カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

廉価版

2009年12月22日 | 掲示板
管理人です。

カエルモニター装置の廉価版が完成しました。

大と小2本のペットボトルを使用し、安価でしかも、ある程度の強度を確保したことが特徴です。ケース代だけであれば、ほぼ100円で完成します。

でも使い捨てです。
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繁殖生態

2009年12月19日 | 掲示板
管理人です。

カエルが縁で知り合った方から、
とある論文の存在を教えて頂きました。
「北九州市山田緑地におけるアカガエル類の繁殖生態」という論文です。

いま私たちが行っているいる、環境省の事業「モニタリングサイト1000」でのカエル調査も、
カエルの鳴き声モニタリング調査も、
このアカガエル類を対象として調査しているといって間違いないでしょう。
ところがいざ調査してみると、アカガエルのこと(生態)を何も知らない自分に驚いてしまいます。これではいけません。勉強する必要があります。

という訳で、只今勉強中です。
論文の隅から隅まで、まるで舐めるかのように読み返しています。

いくら市民の手による調査であっても、
たとえ永く楽しい調査がモットーであっても、勉強する姿勢だけは忘れたくありません。
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バッテリー強化型

2009年12月14日 | 掲示板
管理人です。

カエルモニター装置のバッテリー型を作成しました。
左側は従来のもの。これも単3×2本に強化しています。右側は単2×2にバッテリーを強化しています。
従来型は13,000円。バッテリー強化型は1万円で出来ます。(すべてを含む)
このバッテリー強化型を同一地点に2台設置すると、ほぼ一年間メンテナンスフリーとなります。(一日10分間録音で、月火水タイプと木金土タイプに2台を割り振った場合)

すごいでしょ!
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DS-61

2009年12月12日 | 掲示板
管理人です。

カエルの鳴き声モニタリング装置に使用しているICレコーダーがどうやら生産中止となるようです。オリンパスのICレコーダーDS-61です。

この機器の優れているところは、1、DCin端子があること・2、予約録音が出来ること・3、マイク部分が外れることです。

この機器の劣っているところは、4、外部メモリーが使えない・5、値段が高いことです。

1、により単2乾電池×2まで外部電源として使えます。(単1は重量が重いので使用は見送り)2、では、3つまでのプログラム録音が可能です。3、により、本体のみを防水仕様とすることが出来ます。

4、では、安価となったSDカード等を利用できればなお良い。5、では、新型機種が発売され型落ちとなったお陰で、只今65%オフで売られています。何と8800円!

勿論、今後優れた機能を持った、より安い機種が発売されるかも知れません。ですが、今現在選択肢としては、この機種の購入を強くお勧めします。
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生態系ピラミッド

2009年12月11日 | 掲示板
管理人です。

先日、久し振りに油山の自然観察センターへ行きました。すると、展示コーナーに、今流行りの紙コップによる生態系ピラミッドが展示してありました。

下の段は植物プランクトン。次に動物プランクトンといった具合に、食物連鎖を解りやすくモデル化したものです。例えば、中段のメダカの写真が貼られた紙コップを取って仕舞うと、メダカに依存していた種がいなくなる。なるほど、良く出来ている。しかし・・・

「何かが欠けている」と思った。
それは数の概念。
対数である。
食物連鎖は、下部に属するより小さな生きのもの数に支えられていると言ってよい。しかし、それを紙コップの数で表現する訳にはいかない。どうすればよいのだろうか?

簡単である。
写真やイラストとともに、対数を書き足せば良い。10の何乗と、対数を書き足すだけで、より理解しやすい生態系ピラミッドが出来上がる。
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クマガイモリカズ

2009年12月07日 | 掲示板
管理人です。

昨日、劇団「クラルテ」の人形劇、「11ぴきのねことぶた」を家族全員で鑑賞しました。
子どもたちはプレゼンターの役目を与えられ、少し緊張していたようです。

心の栄養を頂きました。
文化は所詮、無駄なのかも知れません。
しかし、この無駄こそが心を育てる栄養なのだと思います。
いま、フランスでも日本でも文化の切捨てが行われているようです。
心の栄養は目には見えませんから。

そして、書籍販売コーナーで絵本『はじまるよ』を見つけました。
ぱく きょんみ 文
熊谷守一 絵
単純化された絵と、洗練された言葉。
見事なコラボレーションが定価410円の絵本となって販売されていました。
もちろん、購入しました。

時間とお金と効率化。
無駄と浪費と見えない効果。

さて、あなたはどちらの世界に住みたいですか?

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カエルの恩返し

2009年12月04日 | 掲示板
管理人です。

本日、広島大学まで車で往復しました。

今を去ること10年前。
九州大学が統合移転するにあたって、
新しく大学が出来るということがイメージできない私は、先行事例として広島大学を取材したのでした。

葡萄畑に出現したニュータウン。
広島大学の印象でした。
それ以外、これといってみるところもないなーと思って帰ろうとしたとき、現地を案内してくれた野人のようなM君が案内をしてくれたのが、「生態実験園」でした。

小さな谷がひとつ。
湿地とたんぼが残されていました。
「だって、田んぼをつくるために里山はできたわけだろう」と、生態実験園をつくられた方は、私に里山における田んぼの重要性について教えて下さいました。

これで自信が持てました。
里山には田んぼが必要なのです。
生き物にとっても、日本人である私たち人間にとっても、田んぼがは必要なのだと確信をもつことが出来たのです。

それから10年後。
広島大学の生態実験園で、ひとりでアカガエル調査を行っているIさんのために、はるばる九州からやって来ました。
手には自作したカエルモニター装置を携えて。カエルの鳴き声モニタリング調査のモニターです。

一年間の無償貸し出しです。
電源を強化した装置をモニターしていただくお仕事です。

これで少しはカエルの恩返しが出来たかも知れません。それにしても、片道400キロメートルは遠いなぁ~
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