郷土料理(きょうどりょうり)とはその地域に根付いた産物を使い
その地域独自の調理方法で作られ地域で広く伝承されている地域固有の料理
その地域から得られる食材を使っていることが主な特徴で
調理方法も他に見られない独特のもの 家庭料理と重なる事もあり
農業・山林業・漁業を生業としている土地の「ふるさと料理」となる事もある
様々な理由に伴う地域色が色濃く強く出ている
気候風土や地理条件により得られる食品 調味料に制約があることが影響している場合が多く
また保存方法(→保存食)の違いによっても利用できる食材が異なる
※写真の伊予さつま(いよさつま)とは愛媛県各地でみられる魚と味噌を使った郷土料理
おろした魚をすりつぶし軽く炙る焼き味噌を作りすりつぶした魚を加えさらに焼く
それを煮だし汁でのばし味を付けたこんにゃくやキュウリを混ぜ
あたたかいご飯(料理店では麦飯のこともある)の上にかけて食べるもの
手間がかかるため最近では市販されたものもあります 見た目にはうーん食欲沸かないなって思う方おられるかもですが
暑い夏にはサラッと食べられてなかなかなものです 鮎雑炊にした友人はダシの加減をいたく気に入っておりました
気候によっては 発汗を促す香辛料を多用したり生薬やハーブをとりいれ
より健康にすごせるように工夫がなされることも少なくない
昨日県外から 友人が来松・・・道後一泊のあと お城がみたいってことで久々に生まれ故郷に戻ってきました
ちょうど時間はお昼時 折角なので展望+雰囲気のいい店でと思い ここたる井さんにやって来たわけです
所在地・連絡先などは挿入した写真に記載されておりますので是非ご参考になさってください
ご覧のように 明治初期に建てられた郡役所の建物を改装した店内は重厚感に満ちております
清流肱川に程近いロケーションですから 鰻・鮎など川魚使ったお料理がメインです
もちろんそれが苦手なお子様用には通常の天ぷら定食などもあります・・・が やはりどこか旅に出たらご当地もの=郷土料理を味わいたいもの
よほど拒絶しない限りはホンモノを一口でも味あわせてあげるべきだと思うのですね
かくいう自分も幼少期は 長崎平戸で鯛茶漬けの専門店を拒み 大衆食堂でカツカレーを食べ母を憤慨させた記憶があります
(ブツブツ文句言いながら母は鯛茶食べたけど)でも40歳も半ばになり やっとこうした素朴かつ深い味わいのあるものが分かってくるようになりました
夏休み真っ盛りです 年頃の子供さん持つ皆さん どうか旅先&帰省先ではご当地のもの食べさせてあげてください
味覚って幼少期に形成されるもの その場で理解できなくても必ずいつか伝わるときがくるはずなので♪