虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

ウルトラマンフィルムフェスティバル前夜祭

2013-04-12 21:35:16 | ヒーロー

 先日ブログに書いた通り、本日4月12日~明後日4月14日まで、渋谷にある「アイアシアタートーキョー」にて、円谷プロ創立50周年記念イベント「ウルトラマンフィルムフェスティバル」が開催、本日は18時半より「前夜祭」が開催されました。上映スケジュールは先日のブログを見ればおわかりだと思いますが、今日は「ウルトラマン以外の円谷作品」を多くの方々に知って頂くという内容で、僕としては未見の作品ばかりだったので、とても貴重かつ凄くいいモノを見せて頂きました。始まりと同時に壇上に初代ウルトラマン(最近また造形し直したのか、また目の形状が微妙に変わっていました。もし違いを全部描けと言われたら困りますな…)、続いて今日の上映作品の主役でもあるファイヤーマン、レッドマン、ブースカが次々に登場、そしてスペシャルゲストとして、AKB48のメンバーであり、円谷特撮関連に造旨の深い田名部生来さんが、マイティジャックの隊員服を着て登場、ブースカに花束を贈呈しました。

 ヒーローやゲストが挨拶を済ませると、上映スタート。まずは「快獣ブースカ」。僕はブースカは99年に放映された「ブースカ!ブースカ!!」は見てましたが、昔のブースカは特番やウルフェス等の映像コーナーとかでしか見たことがなかったので、1エピソード丸々見るのはこれが初めてだったりします。昭和ブースカは口元が平成ブースカ以上に大きく動いていたのを改めて確認、こういったご町内快獣コメディもの、今でも十分通用すると思うんですが…。続いて「ウルトラファイト」。こちらは「ウルトラセブン」のレンタルVHSに映像特典として何話か収録されていたのを見たことがありますが、どれもサブタイトルと何ら関係のないシュールな話、中には話にすらなってない、怪獣プロレス中継のような作品です。しかしむしろ、そんなシュールさが結構癖になってしまうという魅力を持っています。当初はウルトラマンやウルトラセブンの格闘シーンの再編集だった番組だったのが、後にトークショーで氷川竜介氏曰く、ある日突然こんなモノになってたというもので、バカげてるけど頭空っぽにして見て、面白楽しいというコンセプトが、第二次怪獣ブームの火付けになったとも言われています。現に上映が終わると同時に、会場内は大爆笑と拍手の嵐でした(笑)。続いて「ファイヤーマン」。この作品の中でも特に強い存在感を出す可愛らしい宇宙怪獣ムクムクが登場する話で、そのコミカルな動きに、会場内にもまた笑い声が。コメディ作品であるブースカを先に持ってきたのは、今日の上映作品の特性上、コミカル路線に慣らしておく必要があったんでしょうな。続いてミラーマンが活躍する「ミラーファイト」。これも先の「ウルトラファイト」同様、たった5分間とはいえ会場内で爆笑が絶えない状態で、「おいおい、それでいいのか!?」という意外な展開にまたも大爆笑と大喝采(笑)。ここまでで休憩時間です。いやぁ、ここまででも凄いモノ、そして見たことない貴重なモノを見せて頂き、会社からここまで息を切らしてまで来た甲斐があったというものです(会社が大田区にあるので都心から離れているので…)。

 休憩中にトイレから出たところに、新ウルトラマンの巨大ポップが展示してありました。新ウルトラマンの名前は「ウルトラマンギンガ」!!プレス関連のカメラマン方も大勢来ていたので、おそらく今日のイベント終了と同時に各ニュースサイト等でアップされると思います。また、今日は「前夜祭」であり「ウルトラマン以外の作品」メインの日であるので、ギンガの正式発表は明日になるとのことです。明日も昼の部にいかなければ…。

 休憩が終わると、今日のゲスト3名、映画監督の樋口真嗣氏、先程マイティジャックの制服を着て壇上にあがったAKB48の田名部生来さん、そしてアニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が登壇してのトークショーが始まりました。語るは今日の上映作品についての思い出や裏話等。結構濃い話もあったので、「え!?そうだったの!?」と驚いたこと、「ああ、言えてる言えてる!!」とうなずいてしまう話等、貴重なお話がたくさん飛び交いました。

 トークショーが終わると氷川氏も突っ込んでいた「恐竜大戦争アイゼンボーグ」の上映です。この作品は70年代後半に放映された恐竜シリーズの第二弾で、最大の特徴として特撮部分は実写なのですが、人間が演じるパートは何とアニメで表現しているのです。これはこの前に放映されていた「恐竜探検隊ボーンフリー」という作品でも採用されていた特撮+アニメ融合方式ですが、樋口監督が突っ込まずにいられなかったのは、「ボーンフリーでは恐竜を密猟者から保護する話だったのに、その続きのコレが恐竜がモロ悪いヤツになっててビックリだよ!!」的なところ。氷川氏が語っていたのは、アニメキャラの背景にミニチュアがあるという驚異の合成技術。後にアニメと実写の合成は色々な番組で見かけるようになりましたが(10年前だと「爆竜戦隊アバレンジャー」で釣りバカのハマちゃんがアニメキャラまんまで登場)、昭和の時代にこれほど高い技術が存在していたのです。アイゼンボーグは、子供の頃レンタル店で借りた円谷ヒーロー特集のビデオでちょっとだけ見た程度なので、これもブースカやファイヤーマン同様1エピソードをフルで見るのは初めてです。そして本日のトリを飾るのが「レッドマン」。本来ウルトラマンのNG名の一つだったわけですが、5分間の帯番組とはいえ、きちんと単独のヒーローとして日の目を見ていました。「ウルトラファイト」や「ミラーファイト」はプロレス実況のようなナレーションが入りますが、この「レッドマン」はナレーションなし、いきなり怪獣との戦いが始まって、カオスとも言える展開が繰り広げられ、最後も凄く強引な幕引きで、もう会場内は大爆笑と大喝采(笑)。しかも近日、ネットTVで初めての再放送が始まるとのこと。このカオスさ、実際見てみないとわかりませんよ(笑)。

 そんなわけで、ウルトラマンギンガの詳細などは明日回しになってしまったものの、レンタル店にないがために初めて見る映像、そして貴重かつ素晴らしくセンスのいいエピソードを見せて頂き、実に有意義な夜でした。ブースカはDVD-BOXが発売中、アイゼンボーグは初のソフトパッケージ化として5月にDVDが発売、ファイヤーマン、そしてミラーマンはDVDが発売中、レッドマンはネットTVで初の再放送とアナウンスされて、今日のイベントは終了です。

 そういえば、前々から興味がありながら入会を先送りにしていた「円谷プロファンクラブ」の受付があったので、いい機会でしたし、入会申し込みしました。そこで貰った会報にはウルトラマンギンガに関する詳細も書かれていましたが、ギンガに関することは明日のブログで書きたいと思います。

 我がサイトはウルトラシリーズ、そして円谷プロを応援しています。



コメントを投稿