墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

年をとると

2007-12-07 19:48:32 | 駄目
 年を取ると人間丸くなるとか言われるが、俺はぜんぜん丸くならない。
 年々、心の中のギスギスが鋭くなる一方で感情の制御が自分でも難しい。
 自分や世間が憎くてたまらない。


羽ばたけない

2007-12-07 19:02:44 | 駄目
 自信は、自分を信じる心。

 他者からの評価を気にする人間はあまり自分を信じていない。

 本当に自分を信じている人間は、他人からの評価なんか気にしないで、俺は俺だと言い切る。
 俺は俺で、他人から何と思われようが言われようが俺は俺なんだよ。他人なんかまるで関係ないよ自分は自分なんだよ。
 そこまで自分を信じきれるのなら、自信満々なんだねとその自信を認めてあげたいと思う。そんな子なら誉めてあげたい。
 だが、そんな子供はあんまりいない。

 自信は、積み重ねによって生まれる。

 自分の言葉が人に分かってもらえた。
 自分の選んだ事は間違いではなかった。
 
 この2つを、挫折し頓挫しながらも、なんとなくだいたいは間違いではないだろうなと自分の成果を信じられた人間だけが、自信を身につけていく事が出来る。

 自信は成功の積み重ねによってのみ生まれる。

 常に誰かから発言や行動を否定されて生きている子供は自信を失う。自信は、自分の選んだ行為が成功する経験を繰り返す事でのみ生まれるのだ。

 だから、子供なんか放っておけば良いのかもしれない。
 
 自分の好きな遊びを好きなだけ、自分が好きだと思った友達と、誰からも邪魔されずに日が暮れるまで遊びとおせたなら、それは確実に子供の自信となるだろう。

 逆に、自分が好きでした事を誰かに否定された子供は、確実に自分の判断を信じられなくなる。子供にはその材料が出来る。

 また、子供の自尊心を傷つけてはいけないと思う。幼い子供に、人間関係における順列を教え込もうとすると、子供はその範囲から簡単に抜け出せなくなり、自分の考えより順列を規範とする人間になる。
 そこから、新しい発想は生まれないだろうし、もう羽ばたけない。


父親の育児参加

2007-12-07 18:28:30 | 駄目
 封建制度の時代は、日本でも普通に父親が子育てに参加していた時代だった。

 武士の子は武士に、百姓の子は百姓に、職人の子は職人に、商人の子は商人に、漁師の子は漁師に。封建制度では、生まれた家の職業がその子の将来の職業となり、ほとんど変更は出来なかった。

 日本は伝統的に子供に甘く、だいたいどの子も5・6歳ぐらいまでは、地域差はあるだろうが、おむつもパンツも履かないで、暖かい時期なら金太郎みたいな前掛けだけさせられ糞尿をあちこちに垂れ流しながら、鼻水すすりながら自由奔放に生きていた。

 だが、子供が分別つきだして家の手伝いや勉強ができるようになると、家の跡取りは父親にしごかれた。
 過去の日本では、跡取りだけは徹底的に父親によってしごかれた。
 その様子は現在でも、歌舞伎などの伝統芸能の家に産まれた子供の教育などに見られるような感じであり、今では特殊となったこういう子育てを昔の父親たちは誰もが普通に行っていた。

 昔の父親たちの「教育方針」は、自分のコピー人間をつくること。

 最低でも家の跡取りには「自分並」にだけはなってもらわないと困る。家のメンツや存続がかかっているからね。

 昔の男の教育とは、子供を自分のコピー人間にすることであったが、現在は状況が違う。むしろ、自分の子供には我が家の粗大ゴミみたいな父親より出世して欲しいと、どの両親も願っているはずであろう。
 父の生き様が手本と全くならなくなった現在の状況下、むしろ父親の存在は『百害あって一利なし』。父なんか家庭にいないほうがマシでさえあろう。父なんか家にいないほうが子供の教育に良いよとさえ断定しよう。

 父って、父である前に、もうどうしようもなく男であり、平気で男社会の秩序で子供を縛ろうとするけど、それがたいてい子供の教育に悪影響を及ぼす。

 たいていの父親は、子供を自分より格下の存在として置きたがる。

 だが。

 それが、それこそが、子供の無邪気な自尊心を何気なく確実に傷つける。

 自分が父親以下の人間なのだと思い込まされた子供は、そのコンプレックスから立ち直るのにかなりの時間が必要となり、たいてい競争に出遅れてしまう。(封建社会なら競争がないから良いけど。封建制度とは血筋が利権を独占する事だからね)

 父親などいさえいなければ自由に飛び立てたかもしれないのに、父親に遠慮する癖がついた子供は、飛び立つ時でさえ父親の顔色をうかがうようになる。
 もちろん、母親でも子供に干渉しすぎれば、父親と同じように子供への重しとなるだろうが、母親の方がやはり本能的なのか子育てが上手く、たいていの母親は子供の負担にならないように引く所で引く技を知っている。

 父親に育児参加を求める声が高まるが、父親なんか粗大ゴミ扱いで良いと思う。根本的にいない方がマシなのだ。父親なんか育児に参加させない方が子供の教育上すこぶる良ろしい。