柯俊年シェフによる台湾郷土料理セミナーへ出かけてきました。
貝印社本社のキッチンスタジオでの開催。
1Fのショールームに入るとすでにスープの香りでいっぱい。
下準備のスープを早い時間から仕込んでいらしたようです。
柯シェフは台湾で大変著名なシェフで本も40冊出版されているそうです。
冗談も交えながらの楽しいセミナーでした。
台湾のお正月郷土料理のご紹介でした。

「まながつおのビーフン」。
大きなまながつおが手に入らなくて今日はそれはりっぱな真鯛でした。
味に決め手は<揚げ卵>。
初めてみました、溶き卵を揚げるのを。
よくおうどんに天かすをのせたりしますが、
溶き卵をざる網を通しながら揚げ油に落としてかき混ぜながら揚げました。
この<揚げ卵>は隠し味に様々なお料理にいれるそうです、春巻きとか。
真鯛は素揚げにして太めのビーフンとスープで煮込んだ一品。
あっさりとした塩味だけれど奥深い味でした。

<煮込み白菜>
豚肉は三枚肉、味つけのポイントはこれも<揚げ卵>。
びっくりするほど白菜をいれて蒸したお料理。
白菜がとろとろでお肉よりは白菜が主役でした。

「大根餅と五味醤」
焼いた大根餅に5つの薬味と5つの調味料を合わせた五味醤をつけて食べます。
ぴりっとそしてちょっと複雑なたれ?で美味しかったです

デザートは「福円おこわ」
紹興酒に漬け込んだ干しライチともち米を蒸した甘いおこわ。
紹興酒の香りが強くてびっくり。
アルコール分は飛んでいるのだと思われますが香りは凄かった。
おこわは美味しかったですよ。
どのお料理も初めてのお味で楽しい経験でした。
柯シェフの画像に移っている鉄鍋の蒸し器はなかなかの優れものでした。
来年の3月に貝印から発売されるそうです。
ほしくて心がうごいてます。

鍋の画像、ボケてます。