木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

来訪者

2020-09-10 00:47:11 | 人生
1000とか2000とかの坪数のある工場で昔は10人ほど人を使ってた製材工場
ちっちゃいオヤジさんが会長でその遺伝子を受け継いだ息子が社長をやってたのだが木の需要の激減とともに働く人が少なくなって遂に親子二人の会社になった。
それで何年間か頑張っていたのだがこの度その工場を手放すことになった。
ただ売ったわけではなく会社に貸すことで主な収入源を交代させたわけだ。
まぁいい選択だったのだろう
粘ったゆえにかなり有利な条件だったようだ

その会長が先日木片を持ってやってきた
その身体は男としてかなりのハンディだったことだろうが、精神的には父息子とも立派なものを形成し社会的には全く弱味を見せることはない
ただこの会長身長以外に大きな欠点を持っている
それはこの精神で生き抜いてきたからこその自信が強すぎるのか
物理的には下から目線なのだが精神的には上から目線的言動が過ぎるのである
話は上手いし長い、それがいつの間にか説教口調になる
現在83歳 それは僕にだけではなくすべての人にそのようである。

うちへの来訪は木材を丸めてほしいから
この歳になっても探究心旺盛で今は特許の教室に通って一山当てようと目論んでいる(笑)
それでその試作品のためにやってきたわけだ
ただ、残念ながらうちの仕事とわずかに違う
違うので同業者の人なら大丈夫と分かっているから一人紹介しようと思った
前にも一度紹介したつもりだったのだが、まぁいい改めてその連絡先を教えた
「一言紹介しといてくれんか?」と言うのでそのオヤジさんの目の前でスピーカフォンのままkさんに電話した。
「〇〇木材さん知ってるますよね。一つ助けてもらいたいって言ってるんだけど」
「嫌、俺あの人嫌いだ。やりたくない。」 スピーカーフォンである
気持ちいいくらいの拒否返答
83歳は「不徳の致すところだ。今度会ったら謝っててくれ」と大人の対応

ちょっと気まずかったけどまぁしょうがないだろ(笑)
やや反省気味に帰って行きました。
でも絶対落ち込んではないと思う。
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4 コメント

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年寄りにはありがちです。 (masamikeitas)
2020-09-10 05:48:06
かっつん、おはようございます。

>物理的には下から目線なのだが精神的には上から目線的言動が過ぎるのである
話は上手いし長い、それがいつの間にか説教口調になる
現在83歳 それは僕にだけではなくすべての人にそのようである。

年寄りにはありがちです。
特に成功者は。
私のようなものでも、年下の方に上から目線で話をしていることが。(苦笑)

>「嫌、俺あの人嫌いだ。やりたくない。」 スピーカーフォンである
気持ちいいくらいの拒否返答
83歳は「不徳の致すところだ。今度会ったら謝っててくれ」と大人の対応

かっつんが、スピーカーフォンにしたまま電話された意図が興味あります。
Unknown (しゃちくん)
2020-09-10 10:04:01
敵が多いか味方が多いかでその人の生きざまを知ることができますよね。
masaやん (かっつん)
2020-09-10 15:24:11
スピーカーフォンにしたわけは・・なんも考えてなかったからです。面目ない(笑)
でも考えてみればKさんはそういうこと言いそうな人だしこのオヤジさんは言われてもしょうがない部分もある人ですのでこれでよかったんじゃないかな・・

いやホントの成功者ならまたみんなの聞く態度も変わってくるのですがまぁまぁそれほどでもないってとこなんです。
しゃちくん (かっつん)
2020-09-10 15:26:16
80過ぎても挑戦的なのは実に立派
頭も少しもぼけてないところも立派です
また一方で嫌な相手の仕事は絶対にしない ってのも生き様です
こういう風に生きてみたい(笑)

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