僕は一度読んだ本を再読することはめったにない
高校時代だったかな
そのジンクスを破ったのがあった
というかその頃はまだ再読するのに違和感を感じたことはなかったのだが・・
実にそんな時間を経ずに再読した本
武者小路実篤の「若き日の思い出」である
なんで再読したかと言うと 心地よいから
この小説が書かれたのが戦中戦後のあたりであって
その時点で「若き日の思い出」なので舞台は昭和初期なんだろう
僕が読んだのが高校生の時なら昭和45・6年あたりだろうか
主人公 野島厚行は学生 しかも学校も学習院とはっきりしている
その学友 宮津と静養中の海岸で出会うところから始まる
男女二人連れの宮津の隣にいたのは彼の妹の正子だった
正子だよ正子 どう?この名前
今じゃなかなかお目にかかれないこの名前
この正子への恋心が描かれてゆく
再読した理由を表に出せば この恋がどんな展開を見せるのか想像はつくでしょうがあえてここでは言うまい
この時代なので今からは想像がつかないくらいそれぞれの人間の位置というものが明確だ
年上の人は偉い という位置ね
今じゃなくなってしまった位置ね
その元で主人公の心の動きが克明に描かれてゆく
時には自信満々の彼になり、時には卑屈な醜い心を露呈する
でもそれはよく分かるのだ
自分でもそういう心に捉われることがある
心当たりがあるから話に入りこめる
過程がいい
恋は過程がいいね
知りあってあの人は自分をなんて思ってるんだろう
その妄想が高じて恋こころが生まれる
それが成長するのかそのまま死ぬのか
そのドキドキ感が一番素晴らしい情景なんじゃないだろうか
というわけで何十年ぶりにまたその本を開いた
高校時代だったかな
そのジンクスを破ったのがあった
というかその頃はまだ再読するのに違和感を感じたことはなかったのだが・・
実にそんな時間を経ずに再読した本
武者小路実篤の「若き日の思い出」である
なんで再読したかと言うと 心地よいから
この小説が書かれたのが戦中戦後のあたりであって
その時点で「若き日の思い出」なので舞台は昭和初期なんだろう
僕が読んだのが高校生の時なら昭和45・6年あたりだろうか
主人公 野島厚行は学生 しかも学校も学習院とはっきりしている
その学友 宮津と静養中の海岸で出会うところから始まる
男女二人連れの宮津の隣にいたのは彼の妹の正子だった
正子だよ正子 どう?この名前
今じゃなかなかお目にかかれないこの名前
この正子への恋心が描かれてゆく
再読した理由を表に出せば この恋がどんな展開を見せるのか想像はつくでしょうがあえてここでは言うまい
この時代なので今からは想像がつかないくらいそれぞれの人間の位置というものが明確だ
年上の人は偉い という位置ね
今じゃなくなってしまった位置ね
その元で主人公の心の動きが克明に描かれてゆく
時には自信満々の彼になり、時には卑屈な醜い心を露呈する
でもそれはよく分かるのだ
自分でもそういう心に捉われることがある
心当たりがあるから話に入りこめる
過程がいい
恋は過程がいいね
知りあってあの人は自分をなんて思ってるんだろう
その妄想が高じて恋こころが生まれる
それが成長するのかそのまま死ぬのか
そのドキドキ感が一番素晴らしい情景なんじゃないだろうか
というわけで何十年ぶりにまたその本を開いた
武者小路実篤さんの本は「友情」しか読んだことがないけど
(高校時代、宿題で無理やり読まされただけ)
この主人公の名前も野島だったような…
本でも歌でも、若い頃と今では感じ方違いますよね?
今度図書館に行ったら、探してみます
ドキドキしながら読んでみよっと!
読んだ事があるかもだけど、はっきり記憶に
残ってないって事は、読んでないかも・・・。
実篤の経歴については、なんとなく記憶にある
から、やっぱり学校の授業でのみかも?
私は、気に入った本はどれも、何度も読み返し
してるかなぁ。人間の記憶力って曖昧で、何度
読んでも『あれ?ふ~ん・・・』って、新しい
発見があったりして面白いよ。
ちょうど昨夜から、乃南アサの女刑事・音道貴
子のシリーズの『未練』を読み返してるとこ。
面白いよ。
「・・・だ」「・・・だった」という書き方がすごく好きだったのを覚えてるね^^
武者の作品では「友情」ぐらいしか。。。(笑)
恋は過程・・・ドキドキ感・・たしかにね・・
身に覚えあり。。。(笑)
私も沢山読みました。
島崎藤村が卒論でした‥‥藤村は姪と再婚したのです。‥不倫だったかな‥‥
作家は情熱的なのでしょう、作家の皆さんの恋の話がまた面白い。
春ですから恋心ですかァ?
‥‥ポテトも‥‥実は‥‥今トキメイテイル方がいて‥‥テヘ
かっつんさまは、目はちらちらしないんですかァ‥‥
ケロも毎日ドキドキしてるよ
階段登ったり チャリに乗ったり
なんてね
本当のドキドキは
さて…
武者小路実篤さんは読んだことないなぁ…
でも、武者小路さんって言われると出てくるのは
「黒い雨」と「山椒太夫」かなあ
文学系の本は、高校生の時に読んだ夏目漱石の心と芥川龍之介の羅生門ですよ
もう、かれこれ10~9年くらい前のお話ですよ
普段はさくらももこさんのエッセイが好きで買っちゃいますけど
本は何度読み返しても楽しいですよ
読んでると、その情景がテレビで見てるみたいに感じられるし
かっつんの言うように、恋はドキドキやワクワクしてるときが楽しいですよね
お久しぶりですネ
「若き日の思い出」 うーん、昔読んだようなって思って本棚探してみました。
やっぱり有りました。
見開きのページに
「青春とは…
青春時代の精神とは…
二度とない
青春をもう一度考えたい……。」S.48.10.14
はたちの秋、きっと感動したんでしょうネ
でも、内容思い出せない…
オヤジさんに倣ってもう一度読み返してみます
“乃南アサさん”再登場、またたびさん、「幸福な朝食」は読まれましたか?
じわじわとゆっくり怖さが来ますよねぇ
オヤジさんのおうちをお借りしての呼びかけ、ゴメンナサイ
先日、友達に宮本輝さんの「森のなかの海」借りました。
彼女曰わく「みるここの今のTo・Ki・Me・Kiが分かる気がする。読んでみて!!」との事です。
どんな、内容なんでしょうネ
楽しみ×2
でもかっつんの解説で見たくなりました。(かっつん、解説才能あり?)
なんでだったかなぁ・・
BSで「私の一冊」ってやってるの知らない?
10分くらいの番組で毎朝やってるんだけど
土曜日に朝7:45から一週間分やってるんだね
それ見てて オレの一冊・・・なんかなぁ・・
と考えてみた
「若き日の思い出」かな? と思ったんよ
本棚ちょっと見たら これがあって読み直しただけ
だから恋の予感なんてねぇよ(笑)
あんまり期待しながら読んじゃ ダメよ
僕はその心の動きに少し共感しただけだからよ
経歴からは予想できないんだけど ガハハ・・
その人にオレの駄文を読んでもらうだけでも
実は恐縮しとるんだぞ(笑)
そのさぁ 何回も読み直すってそれが僕の生活の中では稀なんよ 何でだろうと思うと 僕には読書時間っていうのが限られてるのかもしれんな もともと好きじゃないのかもしれん
でも本屋で探すのは好きなんだけどね
だから少ない読書時間の中でなら読んだものじゃなくて 他の物に接したいのかもな
宮部みゆき たくさん読んでるよ
激しく泣いた短編もある
これが難しいんだよ その時の自分の心理をわかってもらうのがね・・・