木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

軌道修正

2017-01-24 23:45:04 | 人生
前にも少し書いたことあるんだけど、前回同窓会をやる準備のときにフータが担任の先生から
「お前たちの学年は結構成績が良くて、市内で10位くらいにはいたんだ」
と聞かされたと聞かされた

僕らの中学は昔から不良が多くて、小学校の同級生たちもそれを避けて川の向こうの中学に入り込んだり、合法的に中学受験で私立中学へ行く生徒も多かった
僕は一般市民なのでそんなお金のかかる中学へ行かせてもらえなかったし
行こうとも思わなかった
給食のお金は持って行くと教室で取り上げられる
なんて恐ろしい空想の話も飛び交っていた
実際には給食なんかなかったから嘘だと分かったんだけど

戦々恐々、怯えながら僕らは中学校の校門をくぐった

確かに、怖そうな同級生もいたし、上級生なんか目を合わせられなかった
でも野球部に入ったのだが、此処での先輩に怖い人は居なかった
まだ接すること自体が少なかった3年生に対して
2年生は少なくて先輩のことをちゃん付けしてた覚えがある

それでも僕自身の成績を見てると小学校時代より相対的にいい成績・・やはり学業レベルは大したことがないんだと思った
因みに3年先輩に舘ひろしがいる
あんな感じの中学だ(笑)


だから高校へ入っても卒業してどこで話しても自分の中学を誇ることはなかった
不良がいっぱいいてね なんて紹介してた

それは自分としては気持ちが萎縮していたと言えるに違いない
もし学業がベスト10に入るくらいだと知ってたら
もっと母校のことを誇らしく思えるし、自信をもって社会の一員に成れただろうし
自分を表に出せたんじゃないかと思う


今日、昨日放送された青山さんを聞きながら
仕事をしてた


【DHC】1/23(月) 青山繁晴・居島一平【虎ノ門ニュース】



1:33:20から1:36:50 までの3分半
青山さんが国会を見学に来た小学生に言った言葉
日本は悪い国じゃなかった
その言葉は僕らも子どもの頃から聞きたかったし、今現在もその呪縛から解けてない人もいる
日本の外交は今もその劣等感から脱してないと思う
その小学生の中に話を聞いて泣いた子もいたという



子供の頃から誇りを持てないまま育った子がいる
日本のことじゃなくてその個人
その子は大人になっても自分の価値に気付かずにいる
わかっている 言葉ではわかっているが心の奥底に自分の価値に疑問を持ちながら
自分は生きてていいのだろうかと自問自答を繰り返す
勿論生きてていいんだ
生きててほしいんだ

今日の人生相談でも褒めることがいかに大切かを説かれるお父さんがいた
子供は勿論その前に子供を叱る奥さんを褒めろと

ちょっとしたベクトルの変化が時間とともに大きな乖離になる
そして軌道修正はいつ始めても遅いことはない  そう思う

コメント (7)
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