木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

式後の挨拶

2016-04-17 23:09:04 | 家族
本日はお忙しい中、息子有祐と○○のためにお運びいただきまして誠にありがとうございました
息子は間もなく33歳になります
いままで 父親の私から見て
一にダンス 二に彼女 三四が無くて五に仕事でした
その五番目にあたる仕事が私共木工挽物業です
轆轤で木を回して丸い木製品を作ります
小さな部品が主な仕事だったのですが最近は和太鼓のバチを作ることが多くなってきました

栄える家系というものは 足利家、徳川家を見ると分かりますように三代目の良し悪しで決まりますが
残念ながら、私が三代目でした
誠に申し訳ない結果で風前の灯なのがこの仕事です
それでも世間的にそうでしたのでどの同業者も跡継ぎが無く
今手伝ってくれてる息子が頑張ればもしかしたら独占企業を謳歌できるかもしれません
本人はダンスの仕事をやりたいと思うのでしょうが世間が許さなければ 木工所ってのも有り得る仕事です

どんな仕事なのか具体的に見ていただきたくてわが家からの引き出物は挽物にしました
挨拶文も入っているので読んでいただければ幸いです

実は若い二人の応援を一番しなければならないのは私でしょうが
皆様もどうか温かい目で応援してやっていただきますよう、宜しくお願い致します

本日はありがとうございました



という草案
一応それで言えるくらいまで暗記
今日の参加者は新婦側7人 新郎側3人でした
結局僕の元嫁、息子からいえば実の母親は不参加
東京でADやってる娘もどうしても収録と重なって・・首に縄を付けてくらいの気持ちだったのですが
当の息子がADの経験があってその立場を理解していて
「しょうがない」息子の気持ちを尊重しました

そのこじんまりした集まりなので宴会の途中でこの挨拶の内容がばれるバレル(笑)
結局このまま話すとおかしな挨拶になってしまいそうなので
文章調はあきらめて口語調に変換
うまくつながらないかな と思うところは笑ってごまかして終了しました
三代目の良し悪しのところが妙に受けたかな?

いろんなことがあった一日
拒絶メッセが合計3件あったし、忙しい式(式の途中カメラマンを頼まれた 新郎の父なのに)
ただ、息子のあいさつの中で父親を尊敬してる と初めて聞かされた
ホントかウソかはわからないけど これを今日の一番よかったこととしておこう



koumamaが塗装した木皿をアップしてくれました
載せてくれた写真をここでも上げさせていただきます

  
  美しいでしょ?(笑)
  ありがとうございました

コメント (24)
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