木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

1976年製 

2011-10-05 23:31:11 | 仕事
先週からずっと立ち仕事
倣い面取りっていう機械の前でひたすら57mmのつまみ作り
10000個 あれ?0、4個だよね
そうそう一万個
この前材料が飛んで死にかけた仕事(笑)
あの時も結局10000個・・11000個ほど作って
今回も1万
もうね改良して刃物作り直したこととお客さんの方で粗挽きしてくれてるんで
一発で安全にできるようになりました
ご心配おかけしました
今日で7000個以上仕上げてもうあと少し
実はこれは楽な仕事です 立ってること以外はね

この倣い面取りという機械
刃物が高速で回ってて油圧で押さえつけた材料を回りながら削ってゆく
1976年製の静岡でできた機械です
もうそれを作った望月鉄工所は今はありません
これは中古で買ったわけじゃなくてその多分76年なんでしょう
その時静岡市まで出かけて実際にこの目で見て と言っても当時は僕はぺーぺーでしたんで
この目で見たのは親父と職人さんの目ですけど
担当の鉄工所の職人さんの説明を受けて手に入れたわけです
当時のお金で300万くらいだったかな・・
今なら決断できない金額でした
またその担当さんの指がいくつか無かったことを忘れることができません
苦労して開発したんだろうな・・・
35年前にできたこの機械は今でも現役
この前のトラブルが一番大きなトラブルでした

でもこの機械の欠点というか特徴はこれで仕上がりになることが滅多にないってこと
これで成形したあともう一度手をかけて完成を見ることが多い
一番簡単なのはサンダー仕上げして上がりですけど
多くの場合また刃物をかけてアレンジする

今回のつまみはお客さんがそれをしてくれるんで僕の仕事は回すだけ(笑)
楽ちんっす
倣い面取りってのはこの機械


明日仕事場で今加工してるつまみの写真を入れてみっかな...
   ホレッ

   

まだ頭が残ってる
これを取ってサンダ―かけて
裏に穴開けてねじ切りをして出来上がり
これは全部お客さんのお仕事








コメント (2)
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