木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

約束

2008-06-24 18:26:54 | Weblog
3寸5分くらいの角材は切れたけど、4寸のが一発で切れなかったので(丸ノコの径が足らない)
知り合いの木工所へ電話して 切らしてくれんかなぁ とお願いをした
一軒目は社長がいないからわからん という
そこは70位のおやっさんと弟と指怪我してあんまり働けない職人さんのトリオ
弟の方が電話に出て わからん ってさぁ・・あんたいくつぅ? って受話器置いてから言ってしまった
ええ年した爺さんが 社長に聞かんでも 「ええよ バンドソー 使やぁ」って言ってくれよ
社長は いかん って言う人じゃないのに
それでもう一軒 ちょっと離れてる木工所
ここはバリバリの大の男が3人で働いてる工房
「あ、いいよ どうぞ使って」
最初の方はいつも僕の方がお金を払うところ こっちはもらうところ
貰うところにまた世話になってしまった
4寸の角材を5寸2分の長さに16個木取った
お礼はいらん というけど当然そのままでは帰れない
事務所でお茶に付き合います
彼は一代で築いた神具屋、お店あり工房ありのりっぱな経営者です
でホームページが自慢
その入口のデザイン変更云々に付き合いました
やはり仕事するにはHP欲しいねー
彼の所に行くとそう思う
ついでに帰りにちょっとした仕事も貰う
 犬も歩けばなんとやら
職人でも外歩きは必要なんですよ

帰りに僕より年下の職人がやっていた木工所の前を通った
ついに閉店
数年前当時の木工に見切りをつけマッサージの修行を開始
親父さんだけがひっそりとその仕事を続けていましたが
今年の初め
「半年くらい先にこの工場を閉めて 治療院にする」
親父さんの言葉通りに変身していました


閉める時に 欲しい機械やる って言っとったのになぁ・・・・
コメント (4)
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