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木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

木皿

2016-04-12 23:19:58 | 仕事
     

勝手気ままに作ってみました

1 いきなり変則ですが少し上げ底にしてみました わかるかなぁ・・
 裏はこう
138mm程の大きさです

2 これは136mmこれは曲線そのまま内堀りしています(最初の写真はこれです) 1と同じくらい22mm程の厚さ
 裏
1と2は センの木です 楓を木取って作り始めたのですが作業台の下にこの材料が転がってたので作ってみました
これは裏に黒い部分が出てしまいました
この黒いのはカネクイと言って刃物を蝕む憎いところ 見た目も悪いですしね
すぐ研ぎ直しします

3 今日作った中ではおちばん大きいもの ふちに少し縁(へり)を残してあとは滑らかに中心まで掘りました
ここから先はすべて楓で厚さは10mmちょっとから10数ミリほどです
元々18mmの板ですが乾燥して反りがあるのでその分は削ってしまいますから厚みに差があるんです
 裏

4 168mm オーソドックスな掘り方
 裏

5 166mmごく普通のお皿みたいに中まっすぐな部分があります
 裏

6 170mm 
 裏

7 170mm 6に似てますが裏が違います
 裏
このあたりの材はきれいな波目があるんですがわかるでしょうか?


8 今日の最後はお遊びで中を細工してみました 実用的ではないですね 167mm
 裏

大きめに見れるようにしておきましたが見にくいかもしれません
必要なところだけクリックして見てみてください
欲しいって言ってくれた方、もしご希望のがあれば言ってください
(これは可能性を探るための試作ですから無料です)
無塗装ですから食べ物を乗せようと思ったらご自分で工夫してみてください
もし工夫されることがあったらどんな形にされたのか教えていただければ嬉しいです


まだ途中ですので明日以降も続きます。



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皿作りスタート

2016-04-11 23:57:56 | 仕事
今週お皿作りをします
約束してある方々、もう少し待ってください
出来たらまたここにアップしてお手元に届けます

それも含めて、今日は昨年の11月に丸太から板にした材木を製材屋さんから受け取ってきました
思ったよりたくさんあって2回で受け取るくらいは覚悟していましたが
その一回分も軽トラに乗るか乗らないかの重さ
本当は多分過積載になってるんじゃないかと思うくらい・・60km/hくらい出すと前輪が浮く感じでまっすぐ進まない(笑)
写真撮ろうかと思ったけどなんか悪いものを残しそうで断念した
大きなフォークリフトで軽トラに乗せた瞬間右の後輪の膨らみが半分くらいになったんで製材所に備え付けてあった空気入れで補充してもらった
ちょっとヤバいかな? と思いながら国道23号を走ることを断念
行きは国道を結構なスピードで走って行ったけど、帰りは少しくらいの渋滞を期待しながら帰ってきた
本当に軽トラはよく働いてくれる
半分ずつリフトで降ろして今日の仕事は粗方終わった

今日は息子がダンスの稽古で一日休み
全部一人でできたのだがトラックと言いリフトと言い機械様様です

重い荷物の中からまず楓の板を一枚だけ降ろしてお皿数枚分くらいの長さに切ってプレナで厚みを決めながら表面削り
その途中で集塵機の中の削りカスがいっぱいになってしまった

明日は鉋屑の処理からスタートします
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仕事量

2016-04-02 23:52:51 | 仕事
いつもイケメンの兄ちゃんが宅配の集荷に来る
彼への連絡はLINEだ
「一個お願いします」
「分かりました」
がいつものお決まりのフレーズ
時々僕はスタンプを送るけど(笑)
この辺が普通の62じゃない処だと思ってるんだが(笑)

昨夜22:30にメールの着信があった
誰かと思えばそのイケメン君
かわいい子だけど僕にその気はない 一刀流だ




しまった大きすぎたか?
自分では微笑ましいやり取りをしたつもりだったが
22:30に終わる仕事・・・
世の中ではみんなそんなに頑張ってるんだ
うちはダメだ
息子も僕も仕事時間が少ない

でも無理は利かんからなぁ
仕事は楽しくやりたいね
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小ハンドル

2016-03-23 23:58:43 | 仕事
自分で作っていながら何になるのかわからない
そういうことはよくあることです
お客さんから図面がきて大きさと形が記してある
でも仕事をしているうちに完成品のうわさが伝わって来て
なるほどそうやって使うのか と理解する ってものある

小ハンドル


手前にへそが残るでしょ
ここに2段穴をあけてから両側から5mmくらいの竪穴を開けて貫通させる
題名のように小さなハンドルになる
どうもコーヒー豆を挽くためのそれのようである


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今日のお仕事

2016-03-17 23:46:04 | 仕事
今回お客さんに頼まれて30cmの直径のお皿を挽いてみた

 
 これが裏

表は何種類か 見本的に挽いてくれ と言われたので

 
                  
                                 

表向きの上から タモ ケヤキ 楠 です




これを持って依頼主である同業者のところまで行ってきた
この人Sは周りの信頼感を一身に集めてる人格者
工場は彼の借りた物だが そこに他に二軒の木工業者が寄り添って運営されている
各々が新しい機械を入れて頑張ってる

Sさんところにも複数の機械があって他所に貸し出してある機械もある
実は自分が一台持ってて同じものを貸し出しているのだが、それをうちにくれるというのだ
その話はもう2年くらい前からある
Kさんのところにあるその機械、今のうちの仕事から見たら結構魅力的
ずっと待っているんだがなかなかそれが返却されない
じゃKさんはまだそれを使っているのかといえば、実は借りるだけ借りて実際には使うことはなくて
工場の一番奥にしまい込んだままなのだ
僕がそれを譲り受ける約束をしたことはご存じだが、そのためだけに自分の仕事場を整理できない・・・
まぁKさんは偉い人だし、僕がそれを改めてお願いするに出来ないお人なのでした
最近、もう廃業をする と言いながらまた元気に再開されたようだ

人の好意に甘えてるだけではいけない ということでその機械のことは断念することにした
Sさんに「せっかく話を持って来てくださったのに、申し訳ないのですが同じ機械を中古で買うことにしました」
そう言ったら 残念そうに「そうかぁ・・そうだな あれは早く手に入れた方がいい」そう言ってまたフォローをしてくださった
「うちにある機械を見に来て、どんな部品が必要か確認したほうがいい。 俺が機械屋に説明してやるよ」

それで機械屋と二人で見に行ってきた
仕事の手を休めていろいろ説明をしてくれた
今更使いこなせるのか、あんまり自信はないけど今のやり方よりは効果的に仕事が出来そうな気がする


丸棒を作るということ
それは回ってる刃物に角材を送り込んで丸い棒に加工する方法と角材を回しながらそこに刃物を当てて丸棒にする方法がある わかるかな?(笑)
今までは前者の作り方中心だったけど、今度のは後者の方法での加工を目的とします
まぁもし順調に進んだらここでまた紹介するね

値段は90万+税くらいになりそうです

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電子ブレーカーについて

2016-03-11 23:55:34 | 仕事
一年半くらい前に 「ネオ・コーポレーションという会社とのやり取り」という記事を書いた
仕事で電子ブレーカーを扱う会社がどんな形で訪問してきたのか
そしてどんな言葉をかけて契約しようとしてきたのか
僕は一度は契約書にサインをし、それをどうやって破棄させたのか
実は僕のやったことは法律上は理に適ったものではなかったのかもしれないと後で知ったのだが
とにかくやったことの一連の流れを一本の記事にした

この記事の閲覧数は僕の少ないその中でいつも上位にいる
勿論そうなることを狙ってたわけじゃない
ただ、この営業には明らかに一つの嘘が混じってたことが許せなかったから
僕はこの会社の名前をタイトルの一部にした
もしかして一般の人の公平な判断に役立つかもしれないと思ったから
会社名を出せば、検索に引っかかる

営業が来たその日に契約書にサインをしてしまった
そのあとこの会社の名前を検索するといいことしか出てこなかった
これはもしかしたらわざと関係者が投稿してるんじゃないかと思えるくらい
そういう意味でも僕の投稿はこの会社には邪魔な存在だと思った
今現在は僕の記事じゃなくて似たような投稿はいくつもある
まず検索をする
そうすると概要が掴めます


その後、また似たような営業電話が来る
電気代が安くなる だけじゃなくて 電気のシステムが変わる という民営化をにおわすような口ぶりのもある
電気代の領収書をお手元に教えてください と来たらまず怪しいと思った方がいい
それでこっちの契約状況を把握しようとするのだ
僕はもう怪しさいっぱいの中、ちょっと付き合ってみる
今はここに無いです とか家に帰ってももう捨てちゃってるかもしれないです とか
相手は結構しつこいですからもうこの辺で終わりたいなと思った時に こう言います
 「最近物忘れするようになったんで(あなたの難しいお話)録音させてもらうね」 
そうすると静かに切れます
今までの一生懸命さが信じられないくらいに
一度お試しあれ
本当に誠意あるお話ならきっと喜んで協力してくれるはずですよね
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試作

2016-03-07 23:58:47 | 仕事
お客さんから提案されたものを作ってみた
形の示唆はほとんどなくて、機能だけ指定された
そんなもの木で作って大丈夫なんだろうかと思いながら試行錯誤
どうにかそれらしいものが出来た
ただここでは発表できかねる(笑)
依頼者にこりゃ~ダメだぁ って言われたら逆に晒すことはできるんだけどね

そのついでに皿っぽいものを挽いてみた
自分の挽きやすい形にしただけだから他の人が見て魅力的には思われないかもしれん
みぃのところへ持って行ってみた
「こりゃ~皿じゃないね 食器の形じゃないと思うよ
 なんかの受け皿とか台にならない?  例えば・・」


  
   イタヤカエデの皿っぽいものです 

洋じゃなくて和のようです
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ダメージジーンズ物語

2016-01-24 23:57:30 | 仕事
先日昼休みにNHKを見てたら倉敷の方だったかなぁジーンズの工場から中継をしていた
それもただのジーンズ工場ではなくてそれを傷つける工場
ダメージ加工をする工場からだった
僕ら古い人間には俄かに理解できない作業なんだが
これも時代の流れなんでしょう

実は僕も仕事場ではジーンズを穿いている

   
   ナチュラルダメージ(笑)

木の匂いがしみ込んでいます
これを抽選で一名の方に・・・差し上げません
欲しい人があるわけないよ
一応これはエドウィンですが
後ろにも小さな穴が2個開いてるんで舐めまわすように見たら僕のパンツも見えてしまうかもしれません

小さな綻びがあるままで毎週洗濯をしてるんでそこから破綻が始まります
その集大成でしょう
もう何年穿いているのやら
最初は普通の街着でスタート
仕事着に降格
それまでそんなに洗濯をしてもらってなかったジーパンが毎週洗濯されるようになってこのザマです

でもこれ何か所か直してもらっています 約二名の女性に
PとMね(笑)

もうそろそろ捨てろと言われていますが、今は昨日洗濯されてサンルームに掛かっています
もう少し働いてもらうつもりです
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献茶湯器 部品

2016-01-21 23:57:17 | 仕事
たまには仕事してるとこも見せなくては   ということで



今日は壊れた献茶湯器(けんちゃとうき)の椀を作ってくれと言われた
蓋も一部破損していた


大きさは直径三寸五分(約106mm) 高さは三寸一分(約94mm)
それより少し大きく少し長いケヤキの角材を八角に落とし てっぺんに34mmの穴を55mmくらい掘って
回転させる道具に打ち込んだ
丸い材にしてから高台(底)を付ける

高台の裏はこんな風にえぐります

外形を加工したら逆回転をさせながら研磨をします
外すとこう  さっき書いた「回転させる道具」とはこの左側の物です

上の写真では上に行くにしたがって広がってるように見えますが写真による錯覚で
横から見るとこんな感じ

今度は高台をさっきとは逆に穴の開いてる道具に打ち込んで
34*55の穴を広げてゆきます

中が暗くて見づらいので投光器を使って見えるようにしながら60mmくらいまで掘り進めました
そしてまた逆回転させて内側にサンドペーパーをあてて研磨

蓋も作りましたが省略です(笑)
本体は欅(ケヤキ) 蓋とつまみは朴(ほお)で作りました

しまったぁ 蓋は裏返してお見せした方がよかったかも
落とし込みが作ってあります


明日仕事場に着いて忘れてなかったら蓋を裏返してもう一枚貼り付けます

はい、こんな感じです




他所からお借りしました
完成品はこういう形です
http://www.butsudanya.co.jp/shop_jiinyogu_87.html
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仕事納め

2015-12-28 23:53:27 | 仕事
午前中息子は掃除、僕は銀行廻り及び経理
昼飯を食べに行って終わり
僕だけ午後にいつも混んでるスーパー「タチヤ」に行ってみかん2箱買ってきて
仕事場の隣と向かいの家に置いてきた
その後事務所の掃除を始めた
青山さんの「虎の門ニュース8時入り 12月24日分」聞きながら
相変わらず熱いよ ドイツの空港でのブユーデンブユーデン 繁ちゃんカックイイ~~って感じでした

とはいうものの一つ気になってることが・・
生さだのことだ一緒にいってくれる相手は未定そのこともそうだが
当たりましたよと電話をくれた担当の女性が
「メールを送りますからそのコピーを当日持ってきてください」 って言ってたのに
まだメールが来ない
「もしわからないことがありましたらお電話ください」と言われていたので思い切って電話をした

そしたらまたやってしまったらしい
僕の携帯はパソコンからのメールは届かなくしてるのだ
これでみぃとの繋がりも失くしかけた

もう一度パソコンのメルアドに送ってもらった

     
これと身分証明書を持って行けばいいんだってさ
だんだん一人の覚悟が出来てきた
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土曜日のお仕事

2015-08-23 23:47:20 | 仕事
昨日は月に一度のボーリングの日だったけど欠席
やり始めて2年以上経つが腰痛で2・3度休んだ以外はほとんで出席していた
土曜日に開催 ということはその週は週休2日を堅持出来てたってことでもある
昨日は腰痛ではない
仕事だった
今名古屋とその近郊で同業者は10軒に満たない
そのうち2軒の先輩が廃業されたかその準備中だ
勿論後継者はいない
その一軒のお客さんがうちへおみえになった
さて・・その品物を僕が作れるか
実は同じ挽物木工業でもいろんな種類がある
人を使って盛大にやっておられるところはどの分野の仕事でも挽物業であれば対応されてたんだろうが(今はこの辺りでは無くなりました)
個人経営ではなかなかそういうわけにはいかず、自分の得意な仕事をしながら、そうでないものを同業者にお願いすることも多い
その新しいお客さんの仕事ができるか ってことだが・・・
  出来るだろう
が、しかし大きな問題があった それはコストだ
自宅でモーターを置いて切羽詰まってないご隠居生活費の足しの為に出された金額と、工場を借りてそこへ毎日通いながら生活をしていくためのコストを弾かなくてはならない立場での金額ではおのずと開きがある

「これ一個100円で作ってもらってたのですが・・」 と言われても申し訳ないけど無理な値段
「うちなら290円かかります。 ごめんなさいです(できません)」というと
「それでもいいから作ってください」と言われる
実のところそれを290円で買って塗装をすれば、500円くらいにはなる
単品でそれを1000円で買ってくれる人はいないだろう
多分何かの部品としてくっつけて、出来上がりにそれ以上の価値を付けて売るはずだ
他にも昔は一個20円くらいで量産していた部品、とても出来ません と言ったら
「手作りでこの型と同じものを1個500円で20個お願い出来ませんか?」とくる  「それならば・・」
それにしてもうち絡みでは多分赤字になるはずで、次があるかどうかはわからない
まぁこっちも次の時に無事に仕事してるかどうかわからないけどね(笑)
とにかくそんな事情でボーリング土曜日もお仕事でした。
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最高ランク

2015-07-31 23:49:49 | 仕事
7月が終わる
あっという間の出来事
最近の一週間、一か月、一年はそんな印象しか持ち得ない
しかしながら有り難いことに、その間につらい思いをすることが最小限で終わってるような気がする
この歳になってそれは喜ぶべきことなんだろう

今月は仕事もちょこっと忙しい という最高ランクの込み具合
いつも言うが僕らの種類の自営業の仕事具合は
1 ちょい忙しい
2 普通
3 ちょいヒマ
4 忙しい
5 ヒマ

これに「すごく忙しい」と「すごくヒマ」という状態を入れるのが恐ろしい
かつてはランクインさせていたかもしれんけど、今は無理をしない
どうしても入れなければいかんなら
5に すごく忙しい 7にすごくヒマ を入れることになるのだろう
やる気のある自営業者は2にすごく忙しい を入れるのが常識だが盛りを過ぎたんだろうそこまでするときつい
きついという言葉を使うってのは気温も大きな要素だ
今朝、テレビの天気予報で各地の予想最高気温を見てたら、東京大阪含む近隣の最高気温35度(これでもすごい)に対して名古屋は38度 とか、朝からがっくり
月末だから仕事途中に銀行へ行った
外気温を表すアクセラの温度計


やめてほしい~
1月生まれには厳しい現実
しかも作業場はノーエアコン
凄いよサウナで働いてるみたい
月末だから午後の途中から事務仕事
その間 仕事場で頑張ってた息子は扇風機二台を違う角度から当ててた
今までと違うワールドを体験できたらしい(笑)

猫は家庭で放置を貫いていたけど、今週からエアコンつけて家を出る羽目になりつつある
「さすがにちょっといかんらしいよ」という息子の進言による
電気代は怖い
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人形店の憂鬱 2

2015-07-26 23:51:01 | 仕事
久しぶりに人形関係の仕事をした
200個中100個急いでたので土曜日に半日仕事して間に合わせた
実は本当の意味の久しぶりは先月で今月は10日前後に先月の納品分の振り込みをしてもらえてるはずだった
「ごめんなぁ、ちょっとあって来月の5日まで待ってくれんか」
そう言われた
このお客さんのことは今まで何回か書いてきた
簡単に言えば、過払い金を1000万ほど取り戻した例のおやっさん
消費者金融で回しまわししながらやりくりしてきて1000万の過払い金を受け取るということはいかに利息を払い続けたことか
それでも金融会社によってはすでに倒産していたところもあったくらいで、それも取り戻せてたらもう2・300万になってたはず

1000万は戻ってきたがそれでもそのお金はすぐに底をついてしまったらしい

もう10回以上相手の倒産の被害を受けている
彼の会社は奥さんと職人さん一人を使ってるだけ(今はだが)だから事業規模的にはそんなに大きくはない
大きくはないけど一つの会社に500万とか1000万とかの手形を受け取っていた
一番大きな倒産は1400万だったそうだ
そういう過去を持っていたので新しいお客さんからの手形はできるだけ断っていたから今回は30万
この客の一か月分の売り上げだ
昔と違って売り上げ規模が小さくなってるからその30万でもきつい
依って僕のところへの送金も遅れてしまってるわけだ
うちへは50000円に満たない額 それでも払えん時は払えんのだ
別に心配はしていない
何とかしてくれる人だし、そのくらいの恩は受けてるから万が一でも大丈夫。


その話のなかで・・・
61歳の今度倒産した会社の従業員さん
A人形店に勤めてて番頭さんをしてたのに倒産
B人形店に招かれて7年ほどで倒産
C人形店では5年で倒産
そして今度のD人形店は3年で倒産
その人はいい人だったので次の店がいつも決まって行ってその度ごとにこのおやっさんの会社に新しい仕事を持って行った
その結果全部絡んでしまった
なんとついてないことだろう


僕もこの仕事を43年やってるけど相手の倒産に遭ったのは2回くらいしかない
それも15万程、ひどいので30万ほどこれは払ってくれてないのに次の仕事をしてしまった結果だ

人形は省かれる行事の一番手かもしれない
家庭環境の変化と経済状況の変化
儲かるときに儲けた者勝ち
今は古い形の業態では難しく、新しい魅力を違う形で模索していかなければいけない仕事なんだろうと思う
でも・・何かをすれば好転できるんじゃないかとも思う




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スピリチャル力の無さ

2015-06-13 23:56:34 | 仕事
ちょっとした部品を作ってた
直径24mm 高さが12mm
上部に12mmの穴が5mm程の深さで開いている


 



600個の注文をもらった
頂いた仕事に不満を言ってはいけないが・・

この品物を作る刃物があった
確かに、職人さんがそれを作ってどこかにしまってあるはず
どんだけ探してもそれが出てこん
前回は50個くらいだったんで一個ずつ手作りをして納品した
今回、もう一度 刃物箱をひっくり返して大捜索

・・・見つからん
それがあったら順調に行けば2日あれば3000個くらいはできる
できればそれくらい作っておいて一生の在庫にしておきたかった

結局なかったので手作り
手作りするには600個は結構な数だ

また天国の職人さんところへちょっくら行って聞いてきたい
「チョボの刃物って何処に置いたるの?」

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滞納者

2015-06-06 23:58:32 | 仕事
今日は大家としての日記
三月の家賃分から滞納してる店子がいた
昨年の9月入居でいきなり10月分から遅れ気味
普通は前払いなので前月月末、建前上は25日までに翌月の家賃振込みしてもらうことになっている
ところがその10月分の入金が10月23日 一か月遅れ
11月はまぁ許容範囲内の11月4日
12月はクリスマスというお客さんに対して申し訳ない言葉ではあるが この体たらく
今年の1月分は1月には払えず 2月分と一緒の2月17日だった
そして3月分からずっと滞納
25日に必ず払います という約束は思った通り反故にされた

そんな状況なのに、一人住まい契約無視で3月頃から女を同居させ始めた
彼女が払うと言い始めたがこの子も口ばっかり

最近の契約は家賃保証付だ
これは入居するときに借主が半月分なり一か月分なりのお金を払って保証会社と契約をする
大家にとっては有り難い制度
なのに、この借主は多分そのお金を払ってるはずなのに保証会社との契約がされてなかった
約束の書類が揃ってない・・と聞かされた
いつもメインで働いてくれる不動産仲介会社があって、その管理会社がその下にある
もうひとつ保証会社も傘下に持ってる
僕たちはその管理会社に管理をお願いして、家賃の回収を図るのだ
昔はここまでだったのだが、管理会社経由で、契約時に保証会社を絡ませてくれるようになった
以前はこの管理会社の裁量で保証会社を選んでくれてたのだが
最近は元の不動産屋の意向で系列の保証会社を絡ませるようになった

この保証会社が曲者
他の保証会社は一度契約すればずっとその入居者の保証をしてくれてた
今現在も続いている古い入居者もいる
しかしここは入居者の質を見て、一年くらいで再契約を強いたりする・・ようだ
前に、再契約する一か月んを余分に払えないから退去しますという人がいた
それと一か月二か月遅れて、自分たちの手を煩わせそうになると、強制退去を迫る
だから僕はここが嫌いだ

三か月滞納させるってことは言い方を変えると管理会社に力がないとも言える
毎月報告していてもこんな有様だった


一部屋空いていた
管理会社には告げてあったが、親会社の不動産屋には言ってなかった
通じてると思ったから
今週初め、ここから電話があった
「なにぃ大家さん 空いてるの?」
と言いながらすぐに入居者を決めてくれた
その折に「一軒3か月の滞納があるから困ってる」と言ったら
どうも管理会社から報告されてなくて
「大家さん、3か月もたまってたら 回収はほぼ無理ですよ。
 もう退去させますから、最悪この分はあきらめてもらうかもしれません。」
もし回収に成功したら、一か月分の成功報酬をください ときた
系列会社を含めた自分たちの不手際でそうなったのだから筋違いの要求だとは思うが怒らないことにした
部屋のカギを開けて、入れないように取り替えたら、すぐに三か月分を持ってきたようだ
僕はそれでよかったのだが、
「また必ずこういう人はやらかしますから、退去させましょう」
と次の仕事を自分たちで作ってゆく
礼金をもらわない大家にとっては入れ替わりは経費食いなのだ

だが此処は胡散臭いところもあるけれど、お客を連れてくる力がある
そのおかげで賃貸業を続けられたと言える

首を傾げながら今日も僕は人生勉強を続けている
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