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木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

仕事納め

2019-12-28 00:52:38 | 仕事
毎年この日は僕が銀行回りなど経理をやって息子が仕事場の掃除をやって昼に食事に行く
それで終わることになっている
ただそれだけでは全く終われないので僕は午後事務の整理と事務所のちょっとした掃除をして今年を締めくくる わけだ
それもだんだん略式になる
全くご先祖様に申し訳がない
食事をする事だけはきっちり厳守されている
今年も近所の和風レストランサガミで息子とその嫁それに今年は特筆だが孫の史(ふみ)も参加
いつもと違う雰囲気だからかやたら泣いていた
周りのお客さんたちがちょうど食べ終わったのだが、そそくさと帰りだしたのは史のせいじゃないかとちょっとだけ心配した
座敷を選んだからね
お父さん(息子)もお母さんも史の抱っこで簡単には食べられない
僕が食べ終わった頃には二人とも半分も食べてなかったのだ

そうこうしてるうちに13:30が近づいてきた
その時間はお客さんが品物を受け取りに来て支払いもしてもらう時間
僕だけ先に仕事場に戻った

12:25、Uさんは車の中で待っていてくれた
昨年の10月頃だったかに頼まれた最後の仕事
丸塔といって厨子なのか位牌を収める物なのか
今までは10~20基程ずつ何回かやったのだがこちらの仕事が続けられるかどうかわからんので
最後の最後として80基まとめて制作するという仕事をもらいました
いや僕はもう少し仕事するつもりはあるんですが仕事の中の一つ直径90mm高さ18cmくらいで厚みが8mm位の木の筒を作れる職人さんが廃業直前になったからです
ゆっくりでいいと言う事で春に30基 夏に25基そして年末に25基になりました

お客さんは位牌の文字を掘り込む職人さんです
今日初めて知ったのですが彼も離婚経験者で50をちょっと超えたくらいの年齢です
8年前に中学生と高校生の息子二人を連れて家を出て男3人所帯
上の息子は立派に高校教師になったのですが下の息子が一人立ちできずにほとんど引き籠り
それが悩みの種とのこと
いやにゆっくり話してしまった
誰か付き合ってる人はいるの? と聞いたのですが
「女性が信じられない。表面と内面の違いが見極められないんです。
 いつ豹変するか怖くて・・・」 ってなるほど 離婚経験者は多くがそういう感情に支配されていることでしょう 男と女の違いはあるけれど

一応終えましたが年末にもう一度事務所に行って経理の一仕事がある


夜はポタを誘って二人での食事にも行きました
久しぶりのかっぱ寿司
ビール飲む? って聞いたら 寒いからお酒がいい っていうので熱燗一本
ホントに酔っぱらっちゃったみたいでいつもの怪しさに加えもう少し怪しい(笑)
またやたらに感謝の言葉のオンパレーード
ここに書くのも恥ずかしいくらいに感謝と泣かんばかりの喜びよう
それは家に着くまで続きました
「明日は忘れちゃうかもしれんから今言っとくでね」ってちょっと受けました
僕は母を見て、歳取ったら愚痴じゃなく感謝を口にしよう と思います
これほど感謝されたら出来るだけのことはしなくてはと思ってしまいますからね
いい作戦ですよ 皆さんもどうですか?(笑)


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今年のメルカリ 一応閉店ガラガラ

2019-12-26 00:38:50 | 仕事
今年もメルカリでたくさんの品物を買っていただきました

鏡餅とダーニングマッシュルームが双璧です

ただ先月初めて郵便事故に遭い 送った品物が届かないというトラブルに見舞われたわけです

相手は北海道の方 郵便ですから後追いが出来ず 結局出てこなかったです

買っていただいた方には申し訳ないので新しく同じような物を作って改めてお送りしました


ところが今日というか昨夜5日経ってるのにまだ届きません という連絡が来た

相手は広島のお方

今度は鏡餅、メルカリ便で送ってるので追跡が出来るはずなのですが

今まで一回もそんなトラブルがなかったのでその番号を控えてなかった

送った時の受取証も普段はすぐに捨ててしまうので家に帰って探したけれど見つからない

ただ画面には送りましたの表示が出てて問い合わせ番号が消えてるので受け取られた形跡もあるんじゃないかと思うのですが・・

間違ってどこかで受けたられたのかもしれません

でもせっかく楽しみにしてくださってるのに品物なしでは申し訳ないので明日の午後までに見つからなければ代わりの物を送ろうと思っています


唯一無二の物だったら取り返しがつきませんがそれに似たものは作ることができるので
まぁ不幸中の幸い

たくさんの方にお世話になったのでそれくらいお返ししても罰は当たりません

作った物はほとんど売れ残らずたくさん買っていただけました

今年も本当にありがとうございました


https://www.mercari.com/jp/u/601175598/


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ヒトカラ中に

2019-10-19 00:25:25 | 仕事
おかげさまでダーニングマッシュルームはコンスタントに買っていただいてます

とか



ちょっと遊びでこんな形の物を出しておいたら

これも何日かかけてですが今日買ってもらいました

ついでに今日はこんなの作ってみて出品したら売れました


自分の作りたい形、大きさで作れるのでストレスフリー、とても気持ちがいいです


今日は4個作ったのですが夕方アップしてカラオケ中に完売 
感謝感謝

こっちもそろそろ・・・


たまには遊びに来てやってください
https://www.mercari.com/jp/u/601175598/



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神のご加護

2019-04-04 00:38:54 | 仕事
前に鉋屑や廃材木端のことで困ってることと対処法を書いたことがあった
https://blog.goo.ne.jp/popg888/e/334ae49460e24f546bd243126a1702fd
この記事です

その後二度軽トラに鉋屑を南京袋7・8本積んで撒きに行った
誰もいないところで息子と二人でミカンの木の根元に撒いてきた
燃やすのは近くてやれる作業だが二人で車で5分の所にいって処理する方がどれほど簡単であり安全かよくわかった
そして困っていた廃材の方は地元情報誌で0円投稿(上げるなら0円でした)で一人取りに来られて、予定通り暖炉屋さんにお願いをした
そして先週、ジモティーに「廃材もらってください 0円 お礼もいりません」でその日のうちに5件連絡有って全部で7件の申し込みがありました
・・それほど廃材出ないんですけど
そのうちのお一人、あす軽トラの荷台4分の一くらい欲しい と言われる人が来てくれる予定
今日は要らない材を持って行き易いように短くカットする仕事に追われました
それが終わった頃電話
「何人か欲しいと言ってくれてる人がいます」 と暖炉屋さんから一か月ぶりのお返事

逆に廃材不足が顕著となりました
でもない物はしょうがないので待ってもらうしかありません

困っても頑張ればなんとかなります。
いろんなご加護を頂いております。
感謝です。






ちょっとだけ石田ゆり子さんちのパターンに似てない?(笑)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/26/news082.html


それから記録を一つ
本日(前日だが)地元東邦高校が31年ぶりの選抜優勝を果たしました
平成元年と平成最後の31年の優勝 オセロなら平成全部優勝(笑)
すんませ~~ん
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裏側に感謝

2019-03-14 01:08:49 | 仕事
いつも木製品を買ってもらうとみぃが梱包し発送してくれる
この作業がなんともはやとても煩雑でまたお客さんの印象に残るようだ
取引後のコメントで僕の仕事を褒めてくれる人もいるのだが包装を褒めてくれる人も多い
中には切手を褒めてくれる人も何人かいた
ふつうは郵便局に持って行ってお金を払えばそれで済む
僕の場合は昔から持ってる切手シートがいくつかあってそれを新しい切手にするととんでもない手数料を取られることになるのでそれをそのまま使うことにしている
記念切手だと価値があるんじゃない?
と思うかもしれないけどそれがそうでもないらしい
お金にしようとすると額面割れになりそうとのこと

小学生のころから集めていたのでかなりの年代物もある
最初中心だった鏡餅はらくらくメルカリ便といって宅急便コンパクトというヤマト運輸で全国発送していたが
最近の売れ筋 マッシュルームは定形外郵便だ
大体普通のは一個220円で日本全国へ送れる(100gを越えると290円)
だからみぃは僕の持っている切手シートに最近の美しい切手を交えていくつかのパターンを作っている
例えばこんな感じだ







各々2種類ずつここには6パターンある
これを楽しみながらパズルを組み立てるように切手を選びながらもう準備してあった

一番下の写真の上のパターンは 新しく出た天皇在位30年記念切手(2019年)2枚にその下のは昭和天皇の金婚式記念切手(1974年)2枚 その右の赤いのが大阪万博記念切手(1970年)
などこの切手の中に実に50年近い時間の流れがある
見た目の美しさも、時の流れも同時に味わって・・・もらえるかな?(笑)

みぃのお仕事を紹介させてもらいました。

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使えない焼却炉 2

2019-02-28 00:44:51 | 仕事
というわけで、鉋屑は農地に撒かせてもらうことにした
現場は仕事場から車で5分以内のところにあった
僕も撒きに行ったことはあるのだが、南京袋2・3本ならまぁそれほどでもないが
10本近く持ってゆくことが多く、これを畑の奥の方まで持って行って撒く仕事は結構な重労働になる
しかもぶどう畑というのは僕らの身長くらいの棚があってそこから蔓が落ちてるので屈みながら進むとなるとこれまた大変腰に悪い行動なのでした
職人さんには大変な労働を強いてたことになる
というか進んでやってくれてたんですけどね

それでも一応焼却炉は使っていた

一方木っ端も勿論出る
材木というのは使えるところばかりでなく
考えようによっては3分の一くらい捨てなくてはならない時もある

それも考えた
色々アピールして例えば幼稚園に教材みたいな形で引き取ってもらったことも有るし
地元の情報誌に「焚物差し上げます」で暖炉などを使ってる人が取りに来てくれたことも有った
それはあまり長続きしなくて 木っ端もまた焼却炉に放り込むことも増えた

職人さんが亡くなってまた仕事が大きく変わってあまり捨てる鉋屑がなくなってきた
自然と畑に撒きに行くことが遠ざかって行ってこの数年は全く行かなくなった
仕事場の前で鉋屑をいっぱいに詰めた焼却炉に火を入れる
その中にまた木っ端も放り込む

そういう日も時々ある

一昨日のショックは朝一番にやってきた
「ごめん下さい」という声とともに現れたのは区役所の役人
「ここで火を焚かれてるようですが、これは違反です。
 焼却炉にバーナーなどが付いてる者は使ってもよくなりましたが、ただの焼却炉はダメです
 という声が近所から出ますと伺わずにおれませんので・・」

全く使うことが出来なくなるのは無理だけれど多くの物を畑に持ってゆくことはできる
できるけど受け入れてもらえるかどうかはわからない
また鉋屑地獄が始まったか と思った

でもやれることはすぐにやる

息子と一緒に近所の和菓子店に寄り、手土産を一つ
それを持って又こんな勝手なこともないのだがあの農家にお邪魔した
また「いいですよ」と笑って言ってもらえた

「ブドウ畑の方は近所の人から鉋屑が舞うから撒かないでくれと言われたからみかん畑の方に撒いてください」と
それは一番有り難い ブドウ畑は腰に悪いから

これで一番の難を越えた
今度は木端 
また情報誌にお願いしたのとみぃからのアドバイス
「川の向こうに名古屋では一番大きそうな暖炉屋さんがあるよ」
ということで電話を掛けた「お客さんで焚きつけにでも使ってもらえないでしょうか?勿論差し上げますから」

暖炉使うような家は結構なブルジョワ? 薪も綺麗なのを買割れる方が多いとは思うのですが
下手な鉄砲数打ってます
そしたら明日見に来てくださるそうです。
あとはまぁ・・ジモティー? これもアドバイスされています
何とか乗り切れるんじゃないかなぁ と思っています
一生懸命やりますけどね。
悲観は禁物よ。。

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使えない焼却炉 1

2019-02-26 00:00:57 | 仕事
昔、職人さんがフル活動してる時にはとんでもない量の鉋屑が出てた
うちの仕事は小さな材料で大きなものを作るのではなく、木を削って仕事をする
その材木よりも大きなものが出来たためしがない
つまり仕事をするという事は鉋屑を作るという事に他ならない

当時は普通の焼却炉を朝から夕方までフル活動させ、それでも焼却しきれないので風呂屋さんを探してそこに持ち込むというのまで仕事にしていた
そしてその風呂屋さんを見つけるのがまた大変
苦労して見つけて、慣れた頃に廃業という言葉を聞かされる
そうすると目の前が真っ暗になる
また探す 見つかる また廃業
それは自分がほとんどやって来てその綱渡りぶりは今から考えても奇跡的にすごい仕事だったと思う
結局10軒くらいの風呂屋さんに世話になったはずだ

当時は中区で仕事をしててどんな風呂屋さんでも15分くらいでは行けてたように思う
そして今の天白の工場に移ったのが平成5年
来た当時も職人さんは軽トラに鉋屑の入った南京袋を何本も積んで走り回っていた

また廃業
そのころになると仕事の種類が少し変わって仕事場の前の焼却炉で大体の処理は賄えるようになる
いつか保健所から「あまり燃やさないでくださいね」という比較的優しい通達があった
この優しい通達でも僕の胸は張り裂けそうなプレッシャーを感じたのだ

ある日鉋屑の処理方法として農地にばら撒くという方法を知った
農地が肥えると聞いた
それからしばらくして夕方の散歩をしているときに突如農家の庭先に出た
仕事場から天白川を越えたところには今も多くの農家がある
そのうちの一軒の前に立った時、御主人らしき顔に出会う
「すみません、突然の話ですが、畑に鉋屑撒かせてもらえない物でしょうか?」
いきなりの質問(笑) その辺の自分の嗅覚に驚く
「うちは小さな畑しかないけど、そらそっち右手のお宅はたくさんの畑を持っておられるからそこで聞いてごらん」
僕は散歩中だし勿論手ぶら
その庭に入っていった
「すみません 川向うで木工所をやってる者ですが鉋屑を畑に撒かせてもらうことってできるでしょうか。」
たったひとこと「いいよ」

その農家さんはぶどう農園や蜜柑山を所有しているわけだ


読むのも疲れたでしょ? この辺にしといたほうがいいよね
実は今日はちょっと辛いことがあった
それでもまた僕は一日で打開している
運命に感謝するしかない。


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駆け込みお雛様

2019-02-20 00:51:12 | 仕事
やっと2週間前になって一応完成したのでメルカリに出してみました
その名も「駆け込みお雛様」

前に見てもらったのと大差はないですがハンコ置きを臨時に使ってた花立を専用で作って
台と衝立の材料が痛んでいたので新しいので作り直し

衝立の後ろに支えを付けてみました
その辺はクリエーターさんにお任せです
それと

こんな風に体の一番下の板を上下逆にすることで違った表情にもなります
お内裏様が今まで通りで胡坐をかいてるような形でお雛様は逆にして正座をしてるような風に見えませんか?

昼休みにアップしておいたら、夜の部活(ヒトカラ)中にご購入いただきました。
半日で15の「いいね」をいただきました。
もう一組予約ももらっちゃいました。
先日鏡餅も売れたので今日出したらそれも買っていただけました。
有り難いことです。

https://www.mercari.com/jp/u/601175598/

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20周年

2019-02-10 01:10:24 | 仕事
お客さんである太鼓演奏者 羽田康次・はだひかる夫妻の20周年記念コンサートに息子夫婦と3人で行ってきた

まだ二十代の前半だったんじゃないかと思うが所属していた団体から二人で独立して立ち上げた太鼓集団
基本は二人なのだが周りを固める集団が育ち、今日はその集大成の日
新しい作品を作りながら、日本中から世界中にその魅力を振りまきながら今日までやって来ました

実はその所属していた団体に初めて僕は太鼓バチを持って飛び込み営業をしました
引退した親父が「医者の待合室にいたら、隣に居ったおばあさんが向こう側の人と話をしてたんだが「わしんとこは太鼓バチを作っとるんだが、いそがしていそがしててんてこ舞いしとるんだわ」と聞いたんだがやってみんか?」
と言われてた
自分で作ったバチがどれくらいの価値があるのかが全く分からず
想像で値段を付けて持って行ったわけです
若い店員さんがいて見てもらって、値段を言って名刺を置いて「検討してみてください」と

そう簡単に仕事をもらえるとは思っていませんでしたが
実際に仕事はもらえませんでした

もうそれでバチのことは忘れていたある日
営業から多分一年くらい過ぎてたんじゃないかな
「僕たちあの時店にいたものですが、今度演奏者として独立するんですがバチ作ってもらえませんか?」
そんな電話がかかってきました
それで結婚したばかりの二人の新居へお邪魔することになったのです
初々しい二人と犬の家族
名古屋まつりの行列隊を組織するために100組200本の注文を受けたのです。
それがバチの初注文になりました

2女1男を儲けた彼らが20周年なら 僕がバチを作り始めてからも20周年という事です。
彼らの歴史は深いですが作る側から見ればまだまだ歴史は浅いですね。
もう少し頑張らねば。
 
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未完成

2019-02-09 01:24:55 | 仕事
その日の一か月前には完成しなけりゃ商売にならないお雛様
やっと完成に一歩近づきました
でもそれはそれでいいんです
近付くことがうれしいですから





笏と扇子をどうやって落ち着かせるのか
全部みぃにお任せ
そしたら・・・言ってもいいのかなぁ
サランラップのあの薄い刃物を切って折り曲げて笏と扇子に貼り付けて折り曲げた方を
台と体の隙間に差し込みました
そのアイデアにちょっとびっくり
小さな釘でも立てて差し込むという手もあるんですが案外まっすぐ立てられないのと
外したときに見栄えが悪いですから

でも完成はしてませんのでまぁ来年に向けててもいいでしょう


もう一つ
マッシュルームですがこんなのを作りました

東南アジア原産の鉄刀木(タガヤサン)という材です
傘の部分ね
これはもう輸出禁止になってる木なのでこれから先にはあまり出回らないと思います
磨き込んだらつやの出ること出ること

芯は檜で作りました
かわいいっしょ?
これなら置いておくだけでも癒されそうな気がします
と手前味噌。

よかったら又見てください

https://www.mercari.com/jp/u/601175598/
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少し空回り

2019-01-18 01:09:57 | 仕事


鏡餅の季節が過ぎたら作るものないかな と思ってたらこれが救世主
なんて別に困ってるわけでもないんだけど、出品すれば行き先が決まってます。
メルカリの他にミンネやラクマにも出品してるのですが圧倒的にメルカリでの閲覧数が多いです
よって売れるのもほとんどメルカリ
上の作品もラクマに5日前に初出品したのですが一件「値下げはしていただけますでしょうか?」
のコメントが入っただけ
メルカリで出品するのが底を突いたのでラクマから引き上げてメルカリに出したら2時間で売れました。

実は11月に注文を受けたバチ100本がまだ製作途中
全部手作りなんでなかなか進まない
頑張らねば



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仕事納め

2018-12-29 01:03:39 | 仕事
昔からずっと斜陽産業だった我家業
それが稼ぎ手だった職人さんが亡くなって、それに拍車がかかった
遂に落ちるところまで落ちてそのまま低空飛行が続いてる
尤もそれを望んでいるところもあるのかもしれない
新しい仕事に対して意欲的ではない
朝もゆっくり仕事に着手して夕方5時で終わる
僕はもうそれで十分で息子がそばにいることに少しの罪悪感もないではない
お前ずっとやってゆくなら自分でお客さんを開拓しろよ
という言葉を一応掛けてあるのだが、最初から 親父がやってる間は手伝う
その言葉通り、やってるから手伝ってくれる その域を出ていないと思う
さてこれでもし子供でもできたらなんとなるか
確かに二度ほど東北へ旅した折に道すがらの太鼓店に寄って営業をかけてきてる
それで2・3軒の太鼓屋さんから注文ももらってる
やる気が全くないわけでもない

実際に仕事をやって納品するときに感謝の言葉やそれらしい気持ちを感じることがある
それがやる気になったりさせたりするものだ
いくらお金を頂く仕事をしても相手が感謝してくれなかったらそれは続けることに忍耐を要するに違いない
一生懸命の仕事はお金も勿論だが相手のありがとうをもらえるからするのでしょう
それがなかったら空しいし意欲もわかないに違いない

今回年末にかけてメルカリとミンネで主に鏡餅を買ってもらって
ありがとうに比重のかかった仕事をさせてもらいました
それがやる気につながったのは間違いないことで残業嫌いの僕が率先してそれをしてしまった
昨年は全部みぃにお任せだったのが彼女の負担になったりしたようなのだが
逆に僕が直接お客さんとの対応をするようになってありがとう、うれしいの気持ちを諸に頂くことになったのです
一昨日までぎりぎり鏡餅を作って、昨日最後はマッシュルームで終えました。
しかもその類は完売
メルカリでのフォロアーも10月から190人を越えました
来年はどうなるのかわかりませんが、仕事やっててこんなにうれしかった年もなかったでしょう
また来年も頑張ってみます

しかしこれをやっててスマホってのはとんでもない力持ちだと実感します
凄いです。

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終わる仕事

2018-11-29 23:49:41 | 仕事
木工所と言っても色んな種類があってうちの仕事はその中でも珍しい部類の仕事だと思います
祖父の時代から始めて三代目
三代目がしっかりしてれば大きく子孫が繁栄するというのは
足利家徳川家を筆頭にきっと全国津々浦々そんな例がいっぱいあることでしょう
ところがところがうちは三代目が僕ですからご先祖様に申し訳ない結果になろうとしております

実は今日も一つ限界を感じました
長年うちの仕事を支えてきてくれた機械を動かしながらこの仕事はもうできないんじゃないかという気持ちになった
この仕事は手仕事していた時代に限界を感じた父親が導入した機械で
それ相当な働きをしてくれました
思ってた仕事をこなしていましたが、この機械を見たお客さんが持ってきた仕事で手いっぱいになってしまい
どうしようもなくてもう一台同じ機械を導入したわけです
その機械を操っていたのが時々出てくる今は亡き職人さんで、二台目の機械を任されたのが僕
職人さんはその仕事に専念していて、それで元からの仕事が舞い込むと同じ新しい機械で普段違う仕事をしる僕が手伝う
その繰り返しだった
だからなにかトラブルがあると職人さん任せになり
僕はただその流れを手伝うだけの存在だった訳です

職人さんが亡くなってもう全く動かなくなった二台目の新しい方の機械(と言っても30年選手)を廃棄して
中古の違う機械を入れた
残ってる方の機械は使いきれなくてたまにしか動かない
これはこの機械の刃物を職人さんが全部鍛冶屋をやりながら作成したもので僕には作れない
今までの仕事を流してるだけでした


小ハンドル


先日納入した品物に少しクレームがついた
昔と比べると形が違うんじゃないかと

実は刃物が減ってくると微妙に形が変化します
そのことを言って実用性のある部分の寸法はしっかり出てることを告げて事なきを得ましたが
これから先それは顕著になるはず


そしてもう一つ
部品がない、新しく作れないという問題
この機械を作った会社はまだ存在しているのですが、この機械の製造は終了して担当者は退社
多分下請けが作ったと思われる部品はもう作ることができないと返事をもらったわけです


今は残しておいたもう一つの機械の部品を使って何とか回していますが先を考えると
この機械を持ってること自体がリスクになりそうな気もします
今日これで仕事をしながらまた一つ時代の終焉を感じました


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仕事の終え方

2018-11-27 23:58:58 | 仕事
先週、挽物木工所にお邪魔してきました
ひとりで仕事をしておられた方で面識はありませんでしたが
その方が亡くなって仕事場の整理をしたいご遺族の希望があって
欲しいものがあったら買ってくれないかというお話でした
勿論相場で買ってくださいという話ではなく志ということで

間に入って下さった方と息子と三人でお邪魔して軽トラに軽く一杯
譲っていただきましたが正直あまり欲しい材ではありませんでした
いつか使うかも くらいの物
息子と半日潰していくのには少し寂しいものでしたが
もう一人の方の仕事場に寄らせてもらってその方が有意義だったような気がします

それにしても一人で木工所を続けながら、そこで終わる その現場でしたが
息子と二人感心しながら材を移動しました
広い場所ではありませんからリフトで移動させることはできません
外から持ってきた木材を一人で奥に運び込み収納することは並大抵ではないと思いました
しかもウィンチはあるものの一部は二階にそれらを積み上げてあった
一人で仕事するには十分すぎる量の材木
これを死ぬまで管理しておられたわけそれを思うと胸にこみあげるものがあります

近い将来の僕なのか いや大分状況が違うところもあるから無理に重ねる必要はないのですが
同業者の終わり方の一つの例という事で

今まで知ってる先輩方は大抵仕事を終えて場所を整理してから旅立たれる方が多いですが
仕事場そのままの方も少しみえました

僕はどういう終わり方をするんでしょうねぇ
息子を巻き込んではいかんような気もするんですが・・・


質問を頂いたので・・
メルカリの僕のページで品物の値段が
「999999円」となってる物は冗談で?という質問
メルカリの出品は値段を付けないと出せないのですが
個々の説明のほかにその種類全体の説明をしたい時にそれらをいくつか並べて総合的な比較や説明をするのです
プロフィールに書くには専門的になったりするとき
一つの枠を使って誰も買えない値段を付けてそこで質問なども受けられるという事です
もし落札されてもその品物はありません
もう売っちゃってますから(笑)
但し本当に欲しい人がいたら、勿論作っちゃいますよ~~







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醜態を晒す

2018-11-14 23:57:30 | 仕事
先週作業中に工作物を顔にぶつけたばかりなのにまたやっちまいました
46年のベテラン職人と名乗るにはお恥ずかしい醜態であります
前回は右の鼻の穴の脇からそこそこの出血を見(今もかさぶたいじると出ます)
今回は左目の下直撃で

醜いので少しデコってみました
明日朝はどんなふうになってるのか不安です
お客さんのところに納品してから出勤です

昔サングラス持ってたんだけどどっかに行っちゃったからなぁ

顔に当たるってのは数年に一回あるかないかだと思うんだが
二回連チャンってことは腕が悪いってことも勿論だが材料の打ち込みが甘いんだな・・
考えねば・・

こういうケガをするとその瞬間どんな処置をするかと思うでしょ?
普通に仕事続けます
ま、前回は出血が多かったんで作品を汚さないように気を付けてつづけましたし
今回は一瞬目から火が出ましたがそのまま続けて削り始めたところ
左目の視界の中に自分の頬の一部が見えるくらい腫れてきたんで
しょうがないのでビニール袋に氷水を入れて冷やしながら残りを仕上げました

その作品がこれです


って見せるわけないじゃん
売れなくなってしまう(笑)
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