木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

仕事の終え方

2018-11-27 23:58:58 | 仕事
先週、挽物木工所にお邪魔してきました
ひとりで仕事をしておられた方で面識はありませんでしたが
その方が亡くなって仕事場の整理をしたいご遺族の希望があって
欲しいものがあったら買ってくれないかというお話でした
勿論相場で買ってくださいという話ではなく志ということで

間に入って下さった方と息子と三人でお邪魔して軽トラに軽く一杯
譲っていただきましたが正直あまり欲しい材ではありませんでした
いつか使うかも くらいの物
息子と半日潰していくのには少し寂しいものでしたが
もう一人の方の仕事場に寄らせてもらってその方が有意義だったような気がします

それにしても一人で木工所を続けながら、そこで終わる その現場でしたが
息子と二人感心しながら材を移動しました
広い場所ではありませんからリフトで移動させることはできません
外から持ってきた木材を一人で奥に運び込み収納することは並大抵ではないと思いました
しかもウィンチはあるものの一部は二階にそれらを積み上げてあった
一人で仕事するには十分すぎる量の材木
これを死ぬまで管理しておられたわけそれを思うと胸にこみあげるものがあります

近い将来の僕なのか いや大分状況が違うところもあるから無理に重ねる必要はないのですが
同業者の終わり方の一つの例という事で

今まで知ってる先輩方は大抵仕事を終えて場所を整理してから旅立たれる方が多いですが
仕事場そのままの方も少しみえました

僕はどういう終わり方をするんでしょうねぇ
息子を巻き込んではいかんような気もするんですが・・・


質問を頂いたので・・
メルカリの僕のページで品物の値段が
「999999円」となってる物は冗談で?という質問
メルカリの出品は値段を付けないと出せないのですが
個々の説明のほかにその種類全体の説明をしたい時にそれらをいくつか並べて総合的な比較や説明をするのです
プロフィールに書くには専門的になったりするとき
一つの枠を使って誰も買えない値段を付けてそこで質問なども受けられるという事です
もし落札されてもその品物はありません
もう売っちゃってますから(笑)
但し本当に欲しい人がいたら、勿論作っちゃいますよ~~







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4 コメント

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ご説明ありがとうございました。 (masamikeitas)
2018-11-28 03:55:46
かっつん、おはようございます。

>今まで知ってる先輩方は大抵仕事を終えて場所を整理してから旅立たれる方が多いですが
仕事場そのままの方も少しみえました

みなさん、素晴らしい方ばかりですね。
私も定年で会社を去る時、引き継ぎや持ち物整理を自分ではしたつもりですが、後任者はどう思ったのかわかりません。
問い合わせの電話がなかったということは、引き継ぎがうまくいったように思いますが。

>プロフィールに書くには専門的になったりするとき
一つの枠を使って誰も買えない値段を付けてそこで質問なども受けられるという事です

なるほど、そういう意図があったのですか!
ご説明ありがとうございました。
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masaやん (かっつん)
2018-11-28 17:38:40
多くの方が自宅兼仕事場ということで、仕事場をつぶせばその分広くなりますからね
案外狭いところに轆轤を取り付けてやっておられる方が多いです
masaやんはサラリーマンだったのでそのまま他の方が後を継がれたのでしょうがそれはそれで切ないものがあったんじゃないのでしょうか
でも今のmasaやんは自由の身を謳歌されてる感じがしますからあまり未練的なものはないんですよね(笑)

鏡餅の出品は絶やすことが無いように、仕事の最後に少しずつ毎日のように補充しています
楽しくやらせてもらってます。
返信する
Unknown (かずちゃん)
2018-11-29 00:18:25
仕事の引き際
それはとっても大切なことですね

生きている限り、続けられる仕事であってもどこかで線を引かないと、突然主がいなくなった仕事場っていう状況に

その線引きはとってもむずかしいと思うし、息子さんが後をつがれるなら丸っぽ残しておいてもいいけれど
そうでなければいつか自分の手で始末をつけなければなりませんね。

仕事のことだけでなく普段の生活における荷物も同じです

わかっているけどできないのが現状
親の後始末でこれだけ苦労したのに(まだ続いてる~)
自分の始末はなかなかできないもんです
返信する
かずちゃん (かっつん)
2018-11-29 01:19:12
そうですね
仕事の引き際も人生の引き際も同じことかもしれません
上手に引ける人もあれば、ブサイクなそれしかできない人もいます
結局後に残った人が苦労するかそれとも大きなプレゼントをもらうか(笑)
人それぞれですね
プレゼントを残したつもりがとんでもない厄介者になった場合もあるでしょう
残さない方がいい場合だってあるかもしれません
人間万事塞翁が丙午 なんて言葉が思い浮かんでしまいました(笑)
でもまぁ幸せだったね で終わりたいもんです。
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