スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

スコーグスシュルコゴーデンその2

2012-09-15 21:36:09 | スウェーデン国内観光
入口から入ってみる。広い。とにかく広い。そこに巨大な十字架がたたずんでいる。
ここでこの「森の墓地」について少し。まずはウィキペディアから。
Wikipedia「スコーグスシュルコゴーデン」
ストックホルム郊外には共同墓地が2つあるのだが、そのうち南側にあるものがこれである。北欧のこの時期を代表する建築家、グンナール・アスプルンド(Erik Gunnar Asplund)の作品である。
Wikipedia「グンナール・アスプルンド」
彼は1930年のストックホルム万国博覧会の会場の設計で注目された。以前ちょこっとだけ写真を出したストックホルムの市立図書館も彼の作品である。
国際図書館その1
その生涯は55年間と短かく、作品数も決して多くはない。しかしその評価は高く、この「森の墓地」は20世紀以降の建築作品としては世界遺産の登録としては第1号なのである。今はアスプルンド本人もこの墓地に静かに眠っている。

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スコーグスシュルコゴーデンその1

2012-09-15 19:03:10 | スウェーデン国内観光
秋も深まり気温も下がり、何となく憂鬱な気分になる日々が続くが、そんな中ちょっと出かけてみた。行き先はスコーグスシュルコゴーデン(Skogskyrkogården)である。日本の文献だと「森の墓地」とも訳される。世界遺産にも指定された墓地である。
場所はストックホルム中心部から程近い。探せば地下鉄の駅でSkogskyrkogårdenという駅が存在するので、まず迷う事はないと思う。駅前には花屋さんが並ぶ。静かな場所である。下左の様な木立を抜けると、右の様な入口に到達する。



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新技術とモルトケと

2012-09-15 18:28:12 | 考えてみたこと
こちらに来て思う事。今は新技術の時代である。インターネットも自分が学生の頃にはやっと始まったばかりで、当時最新のWindows95を買ってインターネットを皆楽しみだしたばかりであった。httpで始まるドメイン名を見て「随分と奇妙な文字の列を打ち込むのだなあ」と思った記憶がある。それから15年余り。今やインターネットのない生活は考えられない。Skype、Facebook、TwitterにYoutubeとサービスも増え、Youtubeにアップされた画像が他国との外交問題を引き起こす時代である。時は流れた。
新技術到来、の例で何となく思い出したのがこの人物。プロイセンの軍人、モルトケ(Helmuth Karl Bernhard Graf von Moltke)である。
Wikipedia「ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ」
プロイセンの軍人だが、教育を受けたのはデンマーク。一応北欧とは縁のある人物である。彼の活躍した時代もまた、新技術の時代であった。代表的なのは鉄道と電信である。これまで徒歩行軍して目的地に向かっていた部隊が、鉄道によって瞬時に移動する事が可能になった。また電信により遠くの情報が簡単に伝達できる様になり、世界が大きく様変わりしたのである。
しかしながら新技術の常としていずれも十分に「こなれた」技術ではなかった。故障も多く、信頼できない技術とみなしていた軍人も多かったのである。これに対してモルトケはこの技術の導入に積極的であった。また故障などのトラブルに備え、「前線の指揮官の自主性を重んじる」という方針を打ち出した。これならトラブルが発生しているうちに戦況が変わっても、上層部からの指示待ちに時間を費やすことなく臨機応変に戦えるからだ。
外様出身の彼は昇進が遅く、彼が作戦を任された対デンマーク戦争の時には既に64歳であった。しかしこれまでに蓄えた研究の蓄積がものを言い、ここで勝利。そして一気にその名を知られる様になったのが対オーストリア戦争、対フランス戦争である。彼は独自の戦術を駆使していずれにも勝利し、その名声を不朽のものにした。鉄道を利用した作戦が功を奏したのは言うまでもない。
彼は技術の進歩を組織の体制に合わせて利用しようとしたのではなく、「組織の方を」技術に則した形に改めて行った。これは現在の世界でも参考になる方針であると思う。現代の日本でも前者の作戦を取る組織は多い筈だ。ウィキペディアでも彼の発言が載せられている。「戦争は全てが不確実であり、確実なのは意志と実行力だけである。それが将帥の資産である」この言葉は戦争を人生に置き換えれば、現在でも十分通用する気がする。
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スウェーデン記者解放@エチオピア

2012-09-15 16:05:24 | 時事問題
エチオピアで拘束されたスウェーデンの記者達なのであるが、
スウェーデン記者拘束問題
どうやらこの記者達、恩赦を受けて解放された模様である。総拘束期間、実に14カ月。「政府の対応が遅い」など非難の声もあった様であるが、何はともあれ無事に帰ってくれて何よりである。良かった良かった。
http://www.thelocal.se/43140/20120910/
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ヴァーサ号危うし

2012-09-15 10:55:27 | 時事問題
ストックホルムの名所、ヴァーサ号博物館であるが、
ヴァーサ号博物館(日本語)
ヴァーサ号博物館
現在スカンジナビア半島でも最も観光客が訪れる観光名所の一つになっているらしい。年間で110万人が訪れるというから、大したものである。そこでどうも最近問題が生じているらしい。スウェーデン英語誌、The localより。
http://www.thelocal.se/43214/20120913/
記事によるとどうも木材の劣化が想定以上に進んで来て危険な状況になっている様である。全体を平均すると元の強度の半分くらいになってしまっているという。大丈夫なのだろうか。元々も船を設計上トップヘビーにしすぎて転覆してしまった訳だが。。二の舞にならない事を祈りたい。写真は船の全体像。
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湖南料理

2012-09-15 10:32:22 | 日記
先ほど中国の湖南料理に付いて書いたが、
国際結婚とスパイス
その湖南省出身の人と会う事があった。曰く、確かに料理は激辛であるようだ。昼食時に弁当箱を開けると誰の弁当箱を見ても表面が真っ赤なのだという。この為皆食事のスピードが兎に角早く、あっという間に食べ終えてしまうのだそうだ。元々湿度が高い地域なのだそうで、食欲を得るためにどうしても辛い食事が必要なのだとの由。
赤ちゃんの離乳食も辛いという。この為赤ちゃんが初めて離乳食を口にすると皆大泣きしてしまうそうだ。しかし食べさせているうちに段々赤ちゃんも辛さに慣れてきて、今度は辛さが足りないと泣きだす様になるのだと言う。実際その同僚と一緒に食事に行った同僚もいるのだが、「彼が投入する唐辛子の量は尋常じゃない」という評価であった。凄い。
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インド料理のこと

2012-09-14 23:18:53 | 日記
最近インド人の同僚と何かと話をする事が多い。彼等の話題となるとやはり昼食時に話する事もあってカレーの話題が多い。以前も書いた通り、彼等にとって「カレー」なる料理はなく、彼らにとっては普通に野菜や肉を香辛料で味付けしているに過ぎない。以下ウィキペディアにある「インド料理を全てカレーと呼ぶのは、日本料理を全て醤油煮と呼ぶのと同じ様に乱暴である」という説明が最もしっくりくる様に思う。
Wikipedia「インド料理」
インディアンディナーその1
インディアンディナーその2
インディアンディナーその3

適当に聞きかじった知識を。
1)日本ではどうやってインド料理を食べているのか?と聞かれたので、「カレー用に調合したパウダーがあり、それを野菜や肉を煮込んだものに入れて作る」と答えるとかなり面白がっていた。インドの場合、調理目的によってスパイスの種類を変えて行くのが当然であるらしい。例えばチキンのカレーとマトンのカレーではスパイスの種類が全然違うのが普通との由。なかなか奥が深いものである。
2)以前紹介したビーツのカレーであるが、
ビーツカレー
この間見たら北インドの出身者も食べていた。南インドだけの特権ではないらしい。
3)インド人とくれば厳格なベジタリアンもいる訳であるが、
ジャイナ教徒のこと
それでは、インドの政府機関、特に軍隊などでは一体どういう食事を兵士に出しているのだろうか?職場に一人「親が軍隊に勤めていた」という同僚がいるのだが、彼に聞くとどうもその頃はベジタリアン用の食事を全兵士に出していたらしい。確かにこれならトラブルにはならなさそうだ。ただし今もそうかどうかは不明である。
4)日本のインドレストランで食後の飲み物として良く出て来るのがラッシー
Wikipedia「ラッシー」
であるが、こちらはインド人に言わせると主に北西部、パンジャーブ州の飲み物であるようだ。もちろん他の地域で飲む事が出来ない訳ではないが、基本的にはこの地域のものだとの由。ラッシーを作る上では原料として特に濃厚な牛乳が欠かせないらしい。何だか今後飲む時にはちょっと体脂肪率が心配になってしまいそうだ。
5)インド料理とくればどうしてもスパイスの話になるが、インド人に言わせると「スパイスは確かに多いが、それを辛いと言われるのは心外である」という事である。彼等に言わせると「辛い」以外にもさまざまな味覚を刺激して美味しさを感じるものなのだそうだ。そうは言っても他の国の人間にはどうしても唐辛子の量が気になってしまうが。。。
ハイデラバード

それに付けてもインド料理の奥は深い。また日本に帰国する日が来たら違う眼でインドカレーを見る様になっているかも。
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気温低下

2012-09-13 23:18:59 | 日記
気温がはっきり低下して来ている。朝夕は気温が一ケタになる事が多くなって来た。日中でも肌寒いし、特に曇ったり雨が降ったりするとかなりきつい。日本のニュースを見ると、まだまだ30℃を超えたりしている様なので、本当に別世界である。
ちなみに室内気温は今が一年で一番寒い時期かも知れない。外の気温が落ちているのに、まだセントラルヒーティングシステムが作動し始めないからだ。室内が19℃くらいになっている時は珍しくない。朝起きるのがちょっと辛い。
セントラルヒーティング
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ストックホルム酩酊者置き去り事件

2012-09-13 22:31:08 | 時事問題
旅行ガイドを見れば大体どの本にも「スウェーデンの治安は世界でも最高レベルです」と記載がある。確かに他のヨーロッパ諸国と比べた時に治安が良い事は間違いないと思うのであるが、それでも無警戒でフラフラして良いという事にはならない。そんな中起きた事件。
http://www.thelocal.se/43184/20120912/
ストックホルム南部の地下鉄の駅で発生した事件。日曜日の午前3時頃、酔った38歳の男性が駅で地下鉄にはねられて足を切断する重傷を負ったのである。防犯カメラを解析すると2人の人間が映っている。一人は酷く酔った男性(被害者)で、もう一人の男性が快方させるかの様に付き添っていたのだ。ところがこの「快方」している男性、良く見ると被害者の男性のポケットをあれこれまさぐっている。最後男性はふらふら歩いてホームから転落、もう一人の男性は一回ホームから下りて男性に触れたあと、そのまま男性を置いてホームに上がり、改札口から逃走して行った。携帯電話や財布、金の鎖などを取って行ったという。やがて地下鉄が走ってくる。緊急ブレーキをかけたものの結局衝突を完全には避けられなかった。動画まで新聞記事からはリンクしている。ちなみに記事によると法的にはこう言う時「助けを呼ばなかった」事に対して罰則はないのだそうだ。
下のコメント欄などを見ると、「何と言う事か。人が線路で倒れているのに助けも呼ばないなんて!一体スウェーデン社会はどこに行ってしまうんだ!」などという書き込みも見られる。確かに悲しむべき事件であるが、同じ状況が--申し訳ないが--仮にナポリで起きたらどういう反応になるのだろう、とも思ってしまう。何はともあれ、皆様もご注意あれ。また以前も書いた通り、スウェーデンと言えども危険な地域と言うのはしっかり存在する事もお忘れなく。
スリ注意
マルメ

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自動販売機@スウェーデン

2012-09-12 23:43:35 | 日記
以前、日本に比べると自動販売機を中々スウェーデンでは見かけない、と書いたのだが、
自販機
ストックホルムでもあるところには自販機がある。代表的な場所は地下鉄の駅の中である。写真の様なもの。しかし品揃えを見てみると、チョコレート、炭酸水、コカコーラ、ファンタオレンジ、さらにHARIBOとFroosh。。良く考えたらこの2年間で大体食べつくしたものばかりである。大体どれを見ても味が想像出来てしまうのだ。
froosh
一瞥して心が何となくときめかなくなってしまったのは一体どうしてであろうか。嗚呼。
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