スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

アメリカ大学事情

2011-12-14 23:20:41 | 考えてみたこと
アメリカの大学を卒業した知人がいるのだが、彼から知ったこと。
アメリカの大学と言うのは恐ろしくストレスフルな環境なのだそうだ。学生はテストや課題も多く、また大学の研究者も激烈な競争の中にあるらしい。兎角ストレスの種には事欠かない環境なのだそうだ。世界中から才能の或る人間が集まってくるのだから、競争もまた一際すさまじいのであろう。これは名門大学と言われるカーネギーメロン(Carnegie Mellon)大学の話。
http://www.wtae.com/r/20593114/detail.html
学生が詩を階段に書いたあと、自殺してしまったのである。詩はこちら。

“If you’re feeling like a jerk
cause your project just won’t work
go ahead and take a leap
then you’ll finally get some sleep.”

ちなみにjerkは役立たず、の俗語。take a leapは飛び降りるの意である。この後本当に自殺してしまったのだから痛ましい限りである。ちなみにこの落書きはその後もしばらく消されずに残っていたそうだ。
で、アメリカ人の同僚にこの話をちょっと振って見た。その同僚もアメリカの大学を卒業したのだそうだが、本当にストレスフルだった様だ。その大学の建物の中には大きな空堀になっているところがあり、その上に橋が掛かっていたのだが、見ているとその周囲のガードがどんどん固くなっていったのだそうだ。ネットが張られ、塀が高くなり、有刺鉄線が張られ。。。想像するとちょっと怖い光景である。また彼によると、精神的ストレスについてカウンセリングなどを利用すると、周囲には「弱みを晒している」と受け取られてしまうのだという。でも死にたくなってしまうのは弱み(weakness)じゃなくて歴然とした病気(sickness)じゃないか?というと、全くその通りだ、自分もそう思うという。
このブログでも日本の閉鎖的環境については色々批判して来たし、その気持ちは今でも変わらないのだが、完全なる自由競争、というのもそれはそれで問題を伴うものと考えた方が良さそうだ。ちなみにアメリカもコネというものが無い世界では全くないようだ(。。日本ほどその枠が広くは無いかも知れないが)。
ま、それでも日本はちょっと硬直しすぎであろう。もう少し変わった方がいいと思う。
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顕現日その2

2011-12-14 23:17:35 | 日記
年末の予定について色々と話すことが多くなった。で、1月6日の顕現日
顕現日
の話題になる。書いた通り、スウェーデンでは1月6日は休日である。では他の国は?と聞くと、イギリスでは全く休日では無いのである。アメリカではカトリックの多い地域では祝ったりもするようだが、アメリカ人の同僚によるとあまり盛んでは無いという。ちなみに英訳はKing's dayなのだそうだ(東方3博士なのだから、王様ではなくて学者じゃないのか?とも思うが)。で、スペイン、イタリアでは大きく祝うらしい。特にスペインではクリスマスよりもむしろ1月6日に贈り物を贈ったりするそうだ。国が違えば色々である。
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FとP

2011-12-14 22:53:00 | 語学のこと
インド人の同僚に、「You are cheap」と突然言われた。何だと!確かに俺の給料は高くは無いけど、安っぽい男じゃないぞ!どういう事だ!。。。。と怒ってみたが、後で聞くと彼は「You are a chief」と言いたかったらしい。Fの音を強く発音しすぎて、Pに聞こえてしまうのである。誤解が解けた後、何度も彼に発音を確認しなおして見たが、何回彼に「chief」と言いなおして貰っても、こっちには「cheap」と聞こえてしまう。Fの音を意識的に発音してもらっても駄目で、こっちにはどうやっても「cheap」なのである。こればかりは仕方ないだろう。彼は「インドの英語の教師は皆発音が良くないんだ」と言って頭を掻いていた。ま、これに関しては日本人も人の事は言えないんですけどね。いやはや。
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