スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

シグトゥーナその8

2010-07-11 08:36:55 | スウェーデン国内観光
最後、市内のあちこちにあるのがルーン石である。石に当時の言葉、ルーン文字でメッセージを刻んだもので、メーラレン湖の周辺ではかなりの数が出土している。ただし、メッセージは比較的単純なものが多く、古代の歴史の解明には今一つ役には立たないらしい。
以上であるが、全体に小さい町なので、半日もあれば簡単に一周できる。日本での知名度はさほどでなくとも、スウェーデン人にとっては重要な場所らしい。バス停にはひっきりなしに大型バスがやって来ては客を降ろし、町中にはガイドさんの率いる中年の人たちの集団があちこちに見受けられる。きっと心のふるさとの様な場所なのであろう。みなさんもチャンスがあったら一回訪れてみてはどうだろう。特に古い遺跡や廃墟などに興味のある方はお薦めである。
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シグトゥーナその7

2010-07-11 08:15:59 | スウェーデン国内観光
ストラガータンにあって、一瞬気付かずに通り過ぎそうになるのがこれ、ルンドストロムスカ邸(Lundströmska gården)である。19世紀の地方の名士の邸宅をそのまま博物館にしたものである。博物館と言っても家がそのまま残っているだけであるが。入ってみると驚かされるのが、部屋や家具の小ささである。特に2階は、日本人の自分でも頭をぶつけそうになる。またベッドも小さく、一瞬子供用なのかと思うほどである。推測するに、19世紀のスウェーデン人の平均身長はかなり低かったのではないかと思う。
一階では当時のものを少し売っている。キャンディを売っているのだが、何だか鍾乳石みたいな形のもので、最初キャンディとは気付かなかった。これがスウェーデンの伝統的なキャンディなのだという。興味のある方はどうぞ。
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シグトゥーナその6

2010-07-11 08:06:08 | スウェーデン国内観光
「地球の歩き方」にも出ているのが、このカフェ「ブラウンおばさんのカフェ(TantBrun)」である。ストラガータンからちょっと下ったところにある。正直、外から中庭が見えないこと(つまり、お客が入っているのかどうかが外から分からない)、この人形がちょっと気持ち悪いこともあって、入るのに一瞬二の足を踏むのだが、思い切って入ってみた。
心配の必要もなく、内部は客で大賑わいであった。中庭で食事をするのだが、緑が非常に多い庭で、夏の晴れた日に食事をするのは最高である。みんな食べながら延々とおしゃべりしている。
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シグトゥーナその5

2010-07-11 07:57:35 | スウェーデン国内観光
ストラガータンをずっと行くと、三叉路に突き当たり、そこにシグトゥーナ博物館がある。非常にこじんまりとした博物館で、展示品もそれほど多くない。が、古代の街並みを再現したジオラマ、出土品、貨幣(スウェーデン最古の貨幣が鋳造されたのはシグトゥーナである)などは見ごたえ十分である。バイキング関連の書籍を売っており、日本語の本も多い。入場料は20クローネ也。
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シグトゥーナその4

2010-07-11 07:51:29 | スウェーデン国内観光
観光ガイドに載っている代表的な建物の一つがこれ、シグトゥーナ市庁舎である。「ヨーロッパでもっとも小さい市庁舎」などと書いてあることが多い。確かに一階建てで、見た感じでは内部の部屋も2部屋しか無さそうである。1744年創建の古い建物である。なお、現在は市庁舎の機能はなく、たまに結婚式がこの内部で行われる程度だそうな。
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シグトゥーナその3

2010-07-11 07:37:59 | スウェーデン国内観光
聖マリア教会は現在でも美しい姿を残しているが、全ての教会がそこまで幸運だった訳ではない。もともとこの地にキリスト教を伝えたのはカトリックの修道士たちであった。しかし、1500年代にグスタフ・ヴァーサ王によってスウェーデンがデンマークから独立を勝ち取ったのに伴い、宗教改革が行われたのである。王はルター派の主張を採用したのであった。一部の教会は廃れる運命を辿って行った。写真は市内にある聖ペール教会(St.Pers kyrkoruiner)の廃墟。現在は計3つの教会の廃墟が市内に残っている。緑の中にたたずむ石の建物の廃墟、というのは静かで趣がある。
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シグトゥーナその2

2010-07-11 07:19:54 | スウェーデン国内観光
この町は創建当時からキリスト教化されており、市内には古い教会が残る。写真は聖マリア教会(Mariakyrkan)である。1248年完成の市内最古の建物の一つである。内部には14世紀に描かれた壁画、キリスト像などが残っており、見ごたえがある。日本語パンフレットあり。
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シグトゥーナその1

2010-07-11 06:42:24 | スウェーデン国内観光
休日に観光に出かけてみた。行き先はシグトゥーナ(Sigtuna)である。たぶん日本の観光ガイドで、この町に詳しくページを割いている本は非常に珍しいと思う。ダイヤモンド社の「地球の歩き方」に半ページ強の説明が載っているのが一番詳しい程度である。メーラレン(Mälaren)湖に面して作られた町で、980年に創建されたスウェーデン最古の都市(*注)の一つである。スウェーデンの詳しい地図を持っている方がいたら見て頂きたいのだが、ストックホルムは実は「水の都」である。都市自体が多数の島で出来ている上、水路が整備されて船で市内を簡単に行き来できる。これらの水路を抜けて市の西側に出ると、内部に小島をたくさん抱えた湖につながる。これがメーラレン湖で、この湖の中を行くと、シグトゥーナに着く。つまり水路のみで外海(バルト海)から辿りつけるのだ。古代から中世のスウェーデンでは、船の通路沿いに町や城が作られていったという歴史があるのである。戦国時代の村上水軍と一緒である。
で、写真がこの町の中心街、ストラガータン(Storagatan)である。観光客向けの店が並ぶが、実はこの通り、980年に創建された当時からほとんど位置が変わっていないのだ。もとの道はこの真下、地下3mほどのところにあると言われている。
(*注)ガイドによっては躊躇なく「スウェーデン最古の都市」と書いてある場合もあるし、地元の人からも「This is the oldest city in Sweden!」と自慢げに言われたのだが、厳密には間違いである。最古、というなら「キリスト教化された、現存する町としては」という言葉を前に着けるべきである。980年より遥か以前に、メーラレン湖上の島にビルカ(Birka)という都市が存在していた事が確実だからである。ビルカからは2000以上の墓と膨大な副葬品が発掘されており、ユネスコの世界遺産に登録されている。
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超いい加減英会話術その3

2010-07-11 06:32:47 | 語学のこと
あと、「その通りです」、「そうそう」あるいは「全くです」など、相手を肯定しつつ、会話を先に進める時があると思う。こういう時、直訳調でいえば「Yes, That's right」となる。それはそれで正しい(もちろんそれでも通じる)のだが、こちらでは「exactly」が良く使われる様に思う。慣れないと「Yes, exactly」などと言ってしまったりするが。
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