皮膚呼吸しか知らない蛙

アスペルガー症候群当事者が、2次障害に溺れることもありながら社会に適応していく道のりを綴っていきます。

エコ活動に思うこと

2008-09-22 23:12:16 | 地球科学
エコバッグを持ちましょう。

という啓蒙活動がここ数年話題になっていますね。
不要なビニール袋を削減することは生産にかかるコスト・燃料の削減、資源の有効利用には効果があることだしなかなか良いことだと思います。

しかしメディアの報道を見ると「温暖化防止のためにエコバッグを」と唱っている事が多々あります。温暖化防止には結びつかない。

一人一人に出来ることとしてもっと効果的な方法は『残飯を減らすこと』。
大量生産された食品が食べられることなく廃棄され、処理場で処理されていく。
そこに生まれるエネルギー量は膨大で、低収穫農法で作られた食料の有効利用がなされていないのは非常に非効率的で実に無駄が多い。

昨今日本では無農薬農法、有機栽培農法などがブランドイメージを持ちもてはやされているが、日本という国のなかではそれでよくても全世界的にはその流れは危機感を感じずにはいられません。

悪のように言われてきた大規模農場での窒素肥料による効率的農法が全世界の食料生産の核になってきた背景には、適地での栽培=原生林の保存という作用が働いていたのは事実だと思います。

現在、地球上では約40%の人々が飢餓に貧していると言われています。
そして飢餓地域では森林を伐採し薪にしたり、焼き畑農業で原生林を浸食しています。
この行為は生態系の破壊、温暖化の推進に影響を与える大きな要因です。
それはCO2の排出削減などよりもより現実的な問題だと思います。


日本で出来ることは限られているかも知れません。
発電施設からのCO2削減を目標とするより、宅地を造成するために山を切り開くと言った行為を慎む。
木材に依存してきた産業を別素材で応用する。

そういった試みも試していけたらいいなと思います。

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