皮膚呼吸しか知らない蛙

アスペルガー症候群当事者が、2次障害に溺れることもありながら社会に適応していく道のりを綴っていきます。

ブログのご紹介と自分のブログ

2014-09-13 19:29:51 | アスペルガー症候群
自分のブログを読み返す機会が得られました。 自分自身で書いていてあれですが、結構ひどいですね。 テーマも絞られてませんし、ターゲットも意識していませんし、気分障害にもろに左右されているし。 発達障害カテに参加されている参加者さんのブログを拝見させて頂いて、このサイトはおすすめというサイトがありましたので勝手にご紹介させて頂きます。   アスペ一家 つかず離れず  5人家族のう . . . 本文を読む

感情はその場で短く表現しよう(刷り直し記事)

2014-08-31 15:28:19 | アスペルガー症候群
自分の中に沸き起こった感情は、まず表現してみることがいいと思います。 言葉や動作等々、どんな方法でも良いですし、一回外に出してみることは何かといいことが多いと思います。 利点の一つ目は、伝えること。 それを読みとることや伝えることこそがコミュニケーションですし、そういうことを繰り返して自己を主張したり、他者を理解したりすることの始まりになりますから。 発達というのは経験の蓄積に比例すると思 . . . 本文を読む

高次対人状況

2013-04-20 20:03:27 | アスペルガー症候群
言いたいことを言って下さっているようなブログがありました。 所長のblog 空気読めない?のエントリより 空気が読めなくて混乱している訳ではなくて、自分で処理できないくらいの空気を読み過ぎて、その中から行動するために必要であろう情報を選別することに苦労をしている、ということを実感しています。 そして過飽和状態が過緊張状態に移行し、わずかな刺激で破裂、再起に時間がかかる。というなんと . . . 本文を読む

枠を設けることは誰のため

2010-11-02 23:03:53 | アスペルガー症候群
この記事を書くことを、実はすごーく悩みました。なぜ悩むのか、を考えた時、ワタシ自身としても今なおズーッと悩んでいるからだと思います。ワタシは、一応『患者』という立場で、定期的に反省部屋にお世話になっている。が、週1もしくは隔週1時間の対話の本筋は、ワタシが今抱えている物事の解決なり、ワタシ自身が生きていく、ということは脇のほうにおいて、精神医学、心理学、教育関連、児童福祉云々の分野における、ワタシ . . . 本文を読む

世の中とは斯くも面白い

2010-05-03 19:07:05 | アスペルガー症候群
このカテゴリで書くこともそうそうないかな?と思っていたけど、書きたいと思ったことは書いておこうと思う。随分と遠回りしたような感があるが、一応『治療』は終わった。それもこれも、関係して下さった皆々様のおかげで、たぶん今後は『流れ』が変わるだろうと思う。臨床心理士という職業は面白いものである。数年前には「あなたが発達障害なんて心外です」、といったその口で、今「間違いなくアスペルガータイプだね」と言える . . . 本文を読む

言語化できない情報の入力

2009-10-19 22:11:33 | アスペルガー症候群
コミュニケーションの道具としての言語の重要性は、なんとなく分かるような気がするのだが、ヒトはヒジョーに言語化しづらい情報や、言語として今のところ存在しない情報や、言語化すると意味合いがガラッと変わってしまう情報や、そもそも言語に変換できない情報を入力していることなどなど、霊長類ヒト科から徐々に失われつつある能力の一つではないのだろうか、と個人的に妄想している。 ワタシ、ガッチガチの理系おっちゃん . . . 本文を読む

二人のオーストリア人から始まった世界

2009-06-02 03:32:31 | アスペルガー症候群
日本で今日、様々な呼び名が氾濫している“広汎性発達障害”の概念は、研究者の研究領域、文化圏の相違、学術的持論の違い、教育者と臨床家、心理学者などの立場の違いによっても考え方が異なるが故に様々な用語が使われているのだと思います。現在この分野のパイオニア的人物とされるローナ・ウィング女史やエリック・ショプラー氏、ウタ・フリス氏や日本の各専門家の先生方の中でも、皆さんそれぞれに異なる見解をお持ちだろうと . . . 本文を読む

ワタシにとって落ち着きを維持できる生活

2009-05-25 23:50:49 | アスペルガー症候群
ワタシは騒音や雑音が苦手である。騒音と言っても種主雑多なモノがあるだろうが、まずどうしても我慢できないのが“威圧感満載の怒鳴り声”であったりする。お祭り騒ぎの全方向的奇声や歓喜の輪、どこそこ構わず誰と話してるのか解りかねる(携帯相手だったりする)声の集合体には、身体的にとても負荷がかかってしまう。ワタシがおかしいのか特殊なのかどうかは解らないが、全ての音をフラットに拾ってしまっているらしい。聖徳太 . . . 本文を読む

アスペルガー症候群(及びAD/HD)への病理学的アプローチへの危惧

2009-05-20 23:33:53 | アスペルガー症候群
あくまで一素人の私見ですし、多くの方は対症療法に主眼を置かれてるでしょうから、こんなの考えてるヒトもいるよ程度に適当に流し読みして下さい。ワタシ個人は、現時点では自閉症もアスペルガー症候群も脳機能障害だと思っています。脳梗塞などの器質性脳障害とは一線を画し、キム・ピーク氏に代表されるサヴァン症候群と呼称される方々は先天性の器質性脳障害として自閉症ともアスペルガー症候群とも一線を画するという認識です . . . 本文を読む

二次障害と呼ばれる合併疾病はとんでもなく辛い

2009-05-12 09:47:50 | アスペルガー症候群
刷り直し記事です。 ワタシの場合不意打ちでアスペルガー症候群のことを知りました。まあ今まで色々と言われてきましたが、ワタシ自身がノーマークだったのが幸いというか不幸というか。支援センターとか発達障害とかアスペルガー症候群とか意味不明、抗うつ剤3種MAXというレロレロ状態のまま発達検査を受け、各種検査を実施して、診断書も出ていたりします。思えばワタシ、診断名に無頓着なまま仕事柄、各地の病院を転々と . . . 本文を読む

休むということを知らない

2009-05-09 20:51:49 | アスペルガー症候群
ワタシは会社員時代、有給というものを使ったことは辞職する前の一度くらいしかなかったりする。熱がでてようが、ウイルスに感染してようが・・・いい迷惑である。どうやら周りのヒトたちは、遊園地に行くとか、子どもの学校の都合とか、親戚の冠婚葬祭(これは嘘が多いらしいというのにビツクリ)とか、まあ自己都合で休んでる“らしい”という情報まではキャッチしていましたが、それを自分自身に応用することは出来なかった。 . . . 本文を読む

自閉症の豊かな世界 メモ①

2009-05-07 01:24:12 | アスペルガー症候群
『自閉症の豊かな世界(The Jumbled Jigsaw)』 ドナ・ウィリアムズ著 2008年12月10日 初版第一刷発行 ドナ・ウィリアムズ女史:1963- オーストラリア生まれ、在住 : 芸術家、啓蒙家テンプル・グランディン女史:1947- アメリカ合衆国生まれ、在住 : 動物学者 「自閉症スペクトラム障害」≒「発達障害」∋「自閉症」、「アスペルガー症候群」、「AD/HD」「自閉症」∋高 . . . 本文を読む

ワタシの立ち位置 - アスペルガー症候群を認める -

2009-05-05 17:07:34 | アスペルガー症候群
こういう記事を書くにあたって、冷静に、客観的であることに努めます。ワタシが現在通院している病院は、発達障害専門医(小児神経科、児童精神科)ではない。セカンドオピニオンとして専門医の診断を得る事も可能であったが、なぜかこの精神分析医でありながら神経科領域をも包括する医師に対する魅力と、掛け持つことへの背信行為に似た感情に抗えず今に至る。三年前、とんでもない状態でこの病院にかかることになった。ワタシを . . . 本文を読む

メジャートランキライザーとSSRI及びSNRIに関する一考察

2009-03-10 00:43:22 | アスペルガー症候群
※医療従事者ではありませんので、正しいコトは書いていません。鵜呑み丸飲みは自己責任でお願いします。 抗精神病薬(メジャートランキライザー)は、主に統合失調症、躁状態の治療に用いられていることが知られている。(抗てんかん薬や抗不安薬としてGABA受容体に作用するベンゾジアゼビン系、NaチャンネルCaチャンネルに作用するバルプロ酸等が使用されることもある)。作用としては、中脳辺縁系のドーパミン作動性 . . . 本文を読む

心の理論に関する一考察 - 主観と客観の関連性:サリーとアン課題より -

2009-02-24 23:57:30 | アスペルガー症候群
ワタシは、Simon baron-Cohenの原著も、訳著「自閉症とマインドブラインドネス」も、Premack D, Woodruff G (1978). “Does the chimpanzee have a theory of mind?”. も、その他『心の理論』に関連する論文、書籍等、全く読んだことがありませんので、ここに書いていることは、全く持って見当はずれであることも大いにあると思って . . . 本文を読む