とある本で知ったのですが、アメリカでは子どもに決まった時間になったら眠らせることはシツケとして厳しく指導するそうです。
彼らにとっては、極めて合理的な理由(肉体的休息)を覚えるコトをしつけるのだそうです。
そのように育ったアメリカ人からみた日本人は、やたらとよく眠る民族らしいです。
このように繊細で神経質な民族が、何でこんなにドコででも眠れるんだ、とビックリするらしいです。
小難しいコトを言わなくても、昔の日本人には“三大欲求”に対する寛容さがあったコトは事実みたいで、日本的に言えば結構厳しい戒律なんかが存在するお坊さんの世界でも、“衣食眠”(性はって突っこまないでね(苦笑)はガッツリ取るようにと言われていたりします。
ワタシの個人的感覚ですが、一日食べられないのと、一日眠れないのとでは、眠れないコトのほうが辛いような気がします。
ワタシ個人が体調がよかった時というのがほとんどないので、あまりはっきりとは言えないのですが、夜8時に布団に入って朝7時に目覚めていた子ども時代は、今よりは脳を含む肉体的負荷が少なかったような気がしています。
うちの父上は柳沢教授を地でいくタイプで、一年365日、時間通りの生活を送っています。そこいらの腕時計より正確な時間を刻んでいます。
それは、彼のポリシーというよりは、身体的にそのようにせざるを得ない面があるというコトが最近になって理解できてきました。
単純なコトなんですが、寝ないと持たない、寝ないとやってられない、寝ずにはいられない。酒を飲んでちょっとご機嫌に毎日8時に寝ています。厳密には「飲まずにはやってられない、且つ寝て朝起きて、キチッと仕事に行かないとワシの面目は丸つぶれである」というのが感情面での欲求みたいですが・・・
前置きが長くなりましたが、睡眠にモンダイがあると思った時は、素直に薬を飲んだほうがいいと個人的には思っています。
状態や個人差によって異なるでしょうが、安眠できないことによって被るモノは、一般的に言われている薬剤の負のリスクより大きいような気がします。
正直に書きますが、結構な量を医療機関で処方されるような状態になると、薬に依存してしまうコトは否定できません。またかなり結構な量を服用し続けると、肝機能へのモンダイがでたり、新たな副作用に悩む“コト”もあるのは事実です。
まず、睡眠に関してのモンダイが1週間程度続くようでしたら、ジフェンヒドラミン塩酸塩(ドリ○ルなど市販薬)の抗ヒスタミン剤を服用するのも一つの手だと思います。
乗り物酔い用の薬だったり、虫さされの薬だったりもしますので、比較的軽い印象は持ってます。
きつい副作用などもあまり聞きませんし、ワタシのような者が飲んだら飲んだ気にならない程度だったりします。
一ヶ月以上続く、頭痛を伴うなどになってくると、やっぱり考えたほうがいいかな?
と思ったりなんかします。
精神科や心療内科以外の、内科や婦人科でも最近結構処方されているのですが、
睡眠に関する症状を伝えると、ベンゾジアゼピン系睡眠剤を処方されることが多いと思います。これがちょっとモンダイがあるのではないかと一部のヒトの間で囁かれる部類の睡眠導入剤かも知れません。
このベンゾジアゼピン系薬剤は、抗不安薬や抗精神病薬、安定剤としても使われ、同様の作用を促しているらしいですが、そこに問題性があるというのはあまり耳にしたことがありません(キビシク指摘される方はキビシイと思いますが)。
主な睡眠導入剤
- 超短時間作用型
- トリアゾラム(商品名:ハルシオンなど。ベンゾジアゼピン系)
- ゾピクロン(商品名:アモバン。シクロピロロン系)
- 酒石酸ゾルピデム(商品名:マイスリー。イミダゾピリジン系)
- 短時間作用型
- エチゾラム(商品名:デパス、エチカームなど。チエノジアゼピン系)
- ブロチゾラム(商品名:レンドルミンなど。チエノジアゼピン系)
- ロルメタゼパム(商品名:エバミール、ロラメット。ベンゾジアゼピン系)
- ブロムワレリル尿素(商品名:ブロバリン。有機臭素化合物)
- 短-中時間作用型
- ペントバルビタール(商品名:ラボナ、ネンブタールなど。バルビツール酸系)
- 塩酸リルマザホン(商品名:リスミーなど。その他の系統)
- 中時間作用型
- フルニトラゼパム(商品名:サイレース、ロヒプノールなど。ベンゾジアゼピン系)
- ニトラゼパム(商品名:ベンザリン、ネルボンなど。ベンゾジアゼピン系)
- ニメタゼパム(商品名:エリミン。ベンゾジアゼピン系)
- エスタゾラム(商品名:ユーロジンなど。ベンゾジアゼピン系)
- クアゼパム(商品名:ドラール。ベンゾジアゼピン系)
- アモバルビタール(商品名:イソミタール。バルビツール酸系)
- 抱水クロラール(商品名:エスクレ。抱水クロラール系)
- 長時間作用型
- フルラゼパム(商品名:ダルメート、ベノジールなど。ベンゾジアゼピン系)
- フェノバルビタール(商品名:フェノバール。バルビツール酸系)
- ハロキサゾラム(商品名:ソメリン。ベンゾジアゼピン系)
- その他
- ベゲタミンA/B(塩酸クロルプロマジン、塩酸プロメタジン、フェノバルビタール混合薬)
- ラメルテオン(本邦未発売。メラトニン受容体作動薬)
<Wikipedia 「睡眠導入剤」 より引用>
上図:睡眠導入剤の血漿中プルチゾラム濃度の推移(薬の成分が血液内で薄まっていくのにかかる時間)
ピークの時間を見て頂くとわかるように、服用1時間程度で血中濃度が最大(効き始める時間)、そのピークの半分になる時間が効果時間と言われているそうです。
ですので、寝付きが悪い、初診などでは超短期型、もしくは短期型を処方される傾向があるみたいですね。
ただし、ここだけは注意事項ですが、ハルシオンには結構いろんなコトがありまして、良心的な医師はアモバンやマイスリーを処方される、というのはワタシ個人の耳に限り入ってきています(両者は全く異なる成分で、副作用などもかなり改善されていると聞いています)
<Wikiより:ω2(アモバン・マイスリー)鎮静作用が殆どで、抗不安作用、抗けいれん作用、筋弛緩作用は弱くなっている。反跳性不眠や依存性もほぼなく、離脱症状も生じないため安全性がかなり高い。)>。
一度飲んでみて効果があるとなかなか止められないのは事実ですが、ワタシの母も最近内科で半錠ずつ処方して頂き、飲んでますが、ちょっとお疲れの時に飲むのを忘れたら眠れなかったそうです。
ストレス(使いたくない言葉ですが)などが軽減されれば、体調もよくなり、睡眠も安定すると諭しています。
基本的に眠れるようになると、日中の行動範囲も広がり、適度に身体を動かし身体を疲れさせ、食事もきちんと採れるようにもなり、楽しいコトにもトライできる可能性は高まると思います。
ワタシは、お腹の底から笑ったり、気心の知れた知人にグチグチ愚痴ったり(ま、愚痴ネタで笑うとか)、好きなことに熱中したり、そういうコトが睡眠の質にいい影響を及ぼす。それが薬に頼らなくてもモンダイない状態への近道のような気がしてます。
そういった観点から、常習化は否定できませんが、それ以上のメリットがあると個人的には思っています。
ワタシがこのブログに書いていない疾病で一生飲み続けるであろう薬や、愛煙家のタバコ、酒豪の方のお酒などとは比べものにならないくらい、リスクは少ないですし、
昔よく口にした駄菓子の合成着色料、学校の天井に張り巡らされたアスベスト、高度経済成長期の大気、ベトナム戦争で使用されたと言われる枯れ葉剤は、日本の稲作農家ではごくごく一般的に、ベトナム戦争のそれより高濃度で散布され続けてきた現状などがあった今までを、直接的には問題なく過ごせてきているのですから、ワタシはモンダイにするほどのことではないと思ってます。
たぶん、ワタシの事例はほぼ誰の参考にもならないと思いますので、ここには記載しませんでしたが、これはあくまで素人のワタシの経験的観測であり、最終的には医師に確認してみることが一番であることには変わりないと思ってます。
ワタシがワタシに願うのは、もちろん薬に頼ることなく、
朝日を浴びて、ウォーキングして、自然を感じ、四季を満喫し、三食採って、日中活動して、お風呂に入って、時間通りに寝る。そんな生活だったりします。
脳みそがモンダイなワタシには睡眠は必要不可欠。
ドコでも舟ぶっ漕げるくらいになりたい。
※お薬は用法と用量を守って正しくお使い下さい。(睡眠30分前の服用が効果的)
こんな質問にすぐ答えていただけて
聞いてよかったです。
夫も以前服用してから精神的にとても楽になり、薬に対しての偏見がなくなっていました。
知人にも不眠で苦しんでいる方があり、「薬を
飲んで寝ても、精神的な悩みからは解放されるわけではないし、根本的解決にはならないし・・」という思いをもっておられるので、こればっかりはよけいなお世話ですし・・・
ただ、その悩みに向かう自分の気持ちが睡眠を取ることで変わることが大事では・・と思うんですが・・・
plutoさんに聞いてよかったです。
またしょうもない質問しますが、そのときはお付き合いください。
こんばんは。
睡眠の悩みはムズカシイですね。
ぐっすり眠れると、悩みもちょっと緩和すると思うんですが…
ヒトっていろんな考え方がありますしね
20年以上。。。
ナルコレプシーの症状説明読んでると
たくさん当てはまるので 軽いナルコかも
今でも布団に入って3時間以上は眠れませんし
眠っても1時間ごとに目が覚めます。
夜中は独りで暇ですよ~~~
リスミー飲んでもベンザリン(だったかしら)
飲んでも まったく効かず
最近は熟睡を諦めました~。
神様にお願いしたら眠れるかしら
爆睡してみたいです。
あ、主人は縛睡出来る人です
縛睡→爆睡でごじゃります~
こんばんは。
不眠、つらいですよねー。
睡眠の質は結構いろんなところに影響するみたいですからねー。
あ、ナルコレプシーは、感情や刺激と直結して強制的睡魔に襲われるのが典型パターンみたいですので(R.Phoenix主演:マイ・プライベート・アイダホ とか結構巧く描写してると思います)、そっち方面で気にすることはないかも知れませんねー(そっち方面で医療機関で微妙なラインって言われたコトあったりします)
安眠できますように