Something to Feel

"I'm basically happy person."

イタリア旅行5:ヴェローナで雨

2009年06月26日 | 旅日記
いい加減、完結させないと~
サクサクな道具があるのだから、サクサク更新しよう!


さてさてアレーナの記念撮影もとりあえず気がすんで、
事前にちょっとトラぶりつつも予約できたチケットの引き換えを・・・。
「アレーナ裏手のチケットセンターで予約票とチケットを引き換えてください」と、書いてあるのだけど、
早速チケットセンターがどこなのかよくわかりません

アレーナの受付にいる人に訪ねたら「アッチのほう」とイタ語で言われ、
アレーナに沿って「アッチのほう」に歩いてみたもののそれらしい建物がみつからず、
結局まわりを一周してしまった・・・
仕方がないので別の人に聞いてみたところ、
英語でていねいに説明してくださり、結局すぐ近くだったことが判明

引き換えはあっけなさすぎるくらいスムーズに済み、
あとは開場まで散策して夕食して時間をつぶすことに。
まだ3時間くらいあったんだったかな。
ヴェローナは「ロメオとジュリエット」の舞台となった町だそうで、
ジュリエットの家という観光名所があるのです。
とりあえずそこへ向かって歩き始めました

アレーナからはモールのようなマッツィーニ通りというのが続いていて、
ブランドショップとか、結構お高そうでおしゃれなお店が並んでいました。
舗装もキレイだったし、落ち着きのあるなかなかすてきな通りです

し・か・し
3分ほど歩いたところで頭にポツリッと水の感触が~
空を見上げて、ちょっと「ええぇ~!?」な顔をしているうちに、
だんだんポツリの感覚が短くなっていって・・・
あっというまに大粒の雨に
なぜ、なぜ、このタイミングで降ってきやがるぅうううう
もう半べそ状態です。

嘆いていても仕方がないし、
ナポリで買った傘もそのときは持って歩いてなかったし、
とりあえずどこかで雨宿り、夕食にしようということで
エルヴェ広場にあるこれまたコギレイなカフェレストランっぽいところに入りました。
テラスに面した席に通されて、オーダーを終えたあたりで
ハンパねぇ~激しい雨となっていました
ゲリラ豪雨っすよまじで。

これで止まなかったらホントに何しにヴェローナまで来たのか
って感じです。ホントに祈るよーな気持ちで待ってたよ。
お天気のことだけは、誰にもどうすることもできないもんね~。
そんなハラハラした時間だったけど、
救いだったのはお店の雰囲気がよくて落ち着けて、
料理がとってもおいしかった事かな

モッツァレラが丸ごとゴロンとのっているミックスサラダや、
ピッツァ、ラザニアなど食す・・・・
ドレッシングが、自分で作るようになっていて、
塩、コショウ、ワインビネガー、オリーブオイルが
それぞれボトルに入っていて、好みでかけて食べる。
美味
量もめちゃくちゃ多かったから、時間をかけてゆっくりできて
ちょうど良かった。

しばらくは激しく降りまくっていた雨だけど、
さすがに一時間くらいしたらだんだん雨足が弱まってきて・・・
道行く人々を眺めながら「あっ、傘さしてない人がいる
っていう状態になってきました

ずーっと雨宿りで動かなかったお客さんたちも、
チラホラお店から出て行くようになり・・・
なんとか、止んでくれそう
20時過ぎくらいだったかな。

お会計して(ここでカード使えないトラブル発生しかも現金足りないし!別途書くけど)
なんとかかんとか外に出ると、きれいな夕焼けの空、
ねぐらに帰る鳥がいて、気分もりあがりんぐ

良かった・・・きっとこれはもう降らないよねっ、と言いながら
アレーナに戻ってきました。
まさに嵐のあとって感じで、空気も澄んでいて、、、
これは陽が落ちて夜の闇がきたらトゥーランドットの雰囲気にピッタリではないか

ちうちうことで、無事、アレーナに入場~



うほーい、デカいなんだあの球体
ここでみんなで盛り上がるのか~と思うとますますワクワク。

席は一番前だった~
屋外オペラだからというので油断したが、みなさまとてもドレッスィィィーでした。
ご年配の夫婦とか多かったかなぁ。
男性もしぶくスーツを着こなし、イタ公はやっぱしカッコいいよ
高齢女性のゴージャスな着こなしと年齢に見合ったジュエリー使い、
今後の参考にしたいですわ

後ろの席のほうは、みんなかなりカジュアルで
(バックパッカー風というかTシャツ短パンとかアリアリ)
ううーん、階級社会の歴史ここにあり?なんて思いつつ、
座席の差こそあれ、ここはだれでもオペラを楽しめる空間なんだなって感じもして嬉しくなった。



オーケストラピット。
楽団の方々はバラバラにやってきて、めいめい音出ししたり、
ケータイチェックしてみたり、隣の人と喋ったり、
かーなりゆるい感じです。
彼らにとってはこのお祭りは日常で、
そんなにいちいちカタくかしこまらないんでしょうね。
ちょっと新鮮でした。



セット右手。なかなか、リアルで雰囲気があります~。
舞台は昔の中国、北京。
美しく冷酷な姫君トゥーランドットに求婚する王子たちは
3問の謎を出されて、解くことができなければ首をはねられる、とゆー
なんとも豪快に残酷な設定のお話ですが・・・・。

ぷっはー。長文。でも続く。
全部書き終わったら6月の日付の記事にしよう。

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イタリア旅行4:ヴェローナ

2009年06月26日 | 旅日記
気づけば旅行出発日からはや1ヵ月が経っている・・・
なんだかあっという間。

6/26 昼過ぎにヴェネツィアからヴェローナへ

fs線、ミュンヘン行きの電車でVerona Porta Nuova駅を目指す。
国境をこえる列車というのは日本でお目にかかれないので新鮮。

6人乗りのコンパートメントにはドイツ語を話す人が3人。
車内アナウンスもいままではイタリア語と英語だけだったのに、
イタリア語、ドイツ語、英語、の順番で3ヵ国語に。

ヴェローナは駅を出てすぐに「おおっ、なんかのどか」だった。
駅前は教会以外なにもないよ~。
今まで巡ってきた「観光地」とはまったく違う雰囲気。
かえってリアリティがある。

ホテルは今回の旅行で航空券よりも先に、
屋外オペラの祭典Arena di Veronaのチケットの次に予約したPiccolo。
ここは、3つのホテルを同時経営していて、
Piccoloのすぐ隣にもホテルがある。
で、その隣のホテルがPiccoloのフロントも兼ねているので、
チェックインはそこでしないといけないというヘンなしくみだった。
エレベータは手であける扉がついてたし!

なんてことない小さなホテルだけど、清潔だしお湯もちゃんとでた。
シャワーブースはローマのホテルより大きかった
ホテルの人はサボリ屋な美声イケメンオヤジ(仕事中に外でタバコ吸ってケータイしてたりする)とか、
すごく親切で日本語ちょっとだけ分かるかわいい女の人とか、いろいろ。

ヴェローナはガイドでもページをあまり割いていなくて、
(ロミオとジュリエットの舞台になった街で、
ジュリエットの家が一応目玉の観光スポットらしいけど)
我々の目的はとにかくこの日の21時15分に開演するオペラ、トゥーランドット。

話はそれるが
そもそもイタリア旅行は、このオペラを観るために計画しました。
そしてどうせ行くなら初めてだし、
いわゆる名所(ローマ・ナポリ・フィレンツェ・ヴェネツィア)も行こうってことにして。
で、「ヴェローナ泊」があって、かつローマ、フィレンツェ等の
イタリア主要都市をめぐるツアーというのは、調べたけどなかった。
定番ツアーだと、ヴェローナはヴェネツィアからミラノへ移動する途中にちょっと寄るくらいなのだ。

イタリア通の人にいわせると、初めてのイタリアはツアーのほうが良い、らしい。
たしかに各都市名所はとりあえずおさえておきたいし、
そうするとツアーが楽、安心、だとは思う。
でも、今回は深夜に終演するオペラを見たいため
ヴェローナ泊は必須条件。
そんなわけで今回はどフリーで巡ったのね。
おかげで手配やプランニング、大変だったけど、
これがフリーの醍醐味だよね。
まだ若いウチに、こういう旅をもっとしたいな。


さてそんなわけで
終演は深夜になるし、体力温存しとかないと、とゆーことで
夕方近くまではホテルでのんびりシャワーしたりまったりしたりしました。
これまではひたすら歩き回ったりしていたからね。

で、17時頃だったのかな、アレーナに向けてホテルを出発
アレーナまでは徒歩15分くらいかな。

とってものどかな町並みで、古き良き雰囲気がある。



昔のお城が博物館になっていたり。
住んでみたいところ。



アレーナの近くまでくると、バールやインテリアのお店が増えてくる。
カフェテリアもちょっと洒落た雰囲気。
なんか、田舎なんだけど、センスの良い、お金持ちがいそうな街という印象です。
そんな街並みをぬけて、アレーナ(円形劇場)前の広場まで来ました。



けっこうなにぎわい。いろんなところから、いろんな人たちが
このお祭りにやって来ているんだね。
ワクワク。
でも、写真からわかるように、雲行きが・・・・
アヤシイよね~~。
アレーナの前で嬉しくて興奮だったけど、
同時に雨がふりませんようにと、ずーっと心の中で祈ってました。
ちなみに前日に行われたアイーダは、
途中で雨が降ってきて最後までは演れなかったんだそう。



アレーナの壁のとこ。
1世紀に建てられたそうです
そう思えないほどの保存状態。
コロッセオよりも小さいかな。赤みがかっています。

つづく
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イタリア旅行3:ヴェネツィア

2009年06月26日 | 旅日記

fs線で山あいを走り、大きな川を渡って・・・
ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅到着。
強い日差し、目の前に大きな橋、水の街ヴェネツィア~
大運河(カナル・グランデ)がS字に走り、ヴァポレットと呼ばれる水上バスが走り、ゴンドラがたゆたう。
車は走らない。
ここは初手から観光地ムード満点でした。


ホテルは今回一番安い2つ星、エスペリア。
でも素敵なお部屋で大満足!ミニ天蓋もついてたしバスタブもついてた。
(ヴェネツィアはあほか?ってくらい物価の高い街。エスペリアは結構オススメホテルかも。)
ファミリー経営的なフレンドリーなスタッフさん。
朝食はテラス席で。(昼は猫が昼寝)



この街も、サンマルコ広場をメインにかなり歩き回った。
まずはホテルから徒歩で広場まで行くことに。
細い路地がたくさんあり、「サンマルコ広場方面」って案内が街中にあるにもかかわらず、迷う迷う。それがまた楽しい。


お店もたっくさんある。ムラーノグラスやらマーブル模様の文具やらパスタやら。
ヴィヴァルディゆかりの街だそうで、ヴィヴァルディ・ストアなんていうCDショップもあった。
魚市場なども通る。

大にぎわいのリアルト橋を渡り
サンマルコ広場(あまりにも広い)、サンマルコ寺院
ドゥカーレ宮殿、鐘楼にものぼる。


鐘楼から見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島


広場に面したカフェテラスではおじょーひんな生演奏が。
軽いクラシックやイージーなジャズなど。

散策しているだけで新鮮な気持ちになる街。
まったく違う世界。
夕食は広場近くのトラットリアのツアリストメニュー。
ワインにトマトソースパスタにミートボールみたいのがついている。
正直この店は女の子がスゲー愛想なかった、
そしてパンが古かった、、、かなすぃ。
パスタソースは美味でした。あとグラスワインがタンブラーになみなみと注がれていて酔ってしまった~。
食後さらに散策、フェニーチェ劇場の前など通る。

日没のころ、ゴンドラ・セレナーデ(ゴンドラ漕ぎが歌ってくれる)に参加しようと思ったらポツポツと雨が・・・・
雨がふりだしたら、たくさんいたゴンドラ漕ぎが一気にいなくなり
ゴンドラもカバーがかけられる。
いつのまにか強い雨となり、しかたなく
広場からヴァポレットに乗り駅までもどり、ホテルに避難。
よく降ったな・・・
ゆっくりお風呂に入り、就寝


6/26 ヴェネツィアゴンドラ、そしてヴェローナへ

朝食のカフェラテが美味しかった。
また散策、朝はボートでの物売りが


広場を目指していたつもりが迷いに迷い、
大学などの前も通り、ゴンドラ造船所なんてところも通り、
ザッテレという全然違う河岸に出た。ここも、気持ちよかった。

なんとかサンマルコ広場まで到着、
そのちかくの乗り場からゴンドラに乗る。
ゴンドラ漕ぎとCイタリア語で会話。英語で割り込む。
Cカンツォーネ歌う。嬉しそうだった。



ヴァポレットでも水の街を堪能できるけど、ゴンドラは目線が低いからまた全然ちがう街を感じることができる。
細いところも通るし。


小市民な自分は「ちょっと高いな~」って正直思うゴンドラだけれど
乗ってよかった!こんな景色、気分は体感したことがないや。

大満足で元気に徒歩で駅まで戻ってくる。
お昼はカフェのようなとこで。カプチーノとパルなんとかという
うすい皮にチーズや野菜・生ハムなどはさんで焼いてあるもの。

ホテルで荷物をひきとり、ヴェローナに向かって出発。
ミュンヘン行きの電車に乗るのか!さすが北イタリア。


つづく

コメント (2)
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