ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その1>

2012-08-27 09:00:00 | ▲2012年山行報告

歩いた日 2012年8月4日(土)~5日(日)

VIVA!夏山!!

 

今年は無理かも・・・と言いながら、毎年ちゃっかり北アルプスに行ってるポレポレ隊。

皆さん、夏山遠征に向けて、たっぷりと時間をかけて計画を練り、

しっかりと身体をつくってその日を迎えているというのに

我々ときたらどうでしょう。

隊長は若いから別として、パパも私も 普段、運動らしい運動は全くしていない。

月に一度くらいのハイキング程度の歩きしかやってない。

それで北アルプスが歩けるのか?

・・・・いいえ、歩けません。

歩けるわけがございません。

そう、結果から言っちゃいますと 今回のポレポレ隊も 三人三様、 『それぞれのゴール』 となりました。

パパとママの体力と気力の低下は年々加速するばかり・・・

・・・でも、なんだかんだ言っても、今は充実感でいっぱいです。 

時間よ戻れ、あの時に。

それではそろそろ参りましょうか。

2012年夏のポレポレ隊、富山と長野の県境で後立山連峰南端部に位置する針ノ木岳に向かって出発進行~~!!

 

 

 

 

 

家を出発したのは8月3日(金)の20時半過ぎ。

隊長が仕事から戻り、夕飯と入浴を済ませてから。

地元のコンビニに寄り、一路 扇沢へ。

ここで仮眠・・となるのですが ちょっと脱線させてもらっていいですか? 

車の中での3人での仮眠て とっても難しい。

今までは後部座席にパパが横になって、前の座席のシートを少し倒して隊長と私。

運転席に座るとハンドルが邪魔でイライラ・・

で、今年は少し考えてみました。

荷物がわんさか入っている荷台の荷物をどかし、長座布団を敷いて寝てみたら・・

あら、快適! 寝返りだってうてちゃうじゃん。

もちろんこの特等席はパパさんに譲ります。

そして、後部座席には隊長が横になり、助手席に私。

ドライバー席を荷物置き場にしてみました。

これ、大正解! 何で今まで気付かなかった? 今度からはこれで決まり!! (脱線おしまい)

 

3時間ちょっとの仮眠でしたが、目覚めの良いママはチャッチャと着替えて朝御飯ゲット。

パパ、隊長、早く、早く~~!

 

 

 

 

 

明るくなりました。

メチャ混みだと思った駐車場。

けっこう空きがありますねぇ。

 

 

 

 

 

アルペンルート、扇沢駅。

5年前の立山以来です。

 

 

 

 

 

 

扇沢駅の端っこから登山道へ。 入口に写真のテント。

全員がここで登山届を出します。

我々は家で書いてきたのでチェックしてもらってそのまま通過。

午前5時ちょっと過ぎでした。 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、かき氷。

 

 

 

 

 

歩き始めは 針ノ木自然遊歩道。

のんびり行こう。

 

 

 

 

 

登山道と車道を何度か交互に歩きます。

 

 

 

 

 

 

ん? あれってもしかして・・・これから向かう雪渓!?

 

 

 

 

 

また登山道に戻ります。

 

 

 

 

 

前を歩いているオジサマ。

地元の方で、何度もこの道歩いてるみたい。

 

 

 

 

 

ほら、もうすぐ針が見えるよ、と オジサマ。

え?どれどれ??

 

 

 

 

 

車道横切ってまた登山道へ。

 

 

 

 

 

おおおっ! 見えた!

っていうか見えてるらしい。

どのピークがそうなの~?

 

 

 

 

 

真ん中だって!

あれが針ノ木かぁ。

あそこまで行くんだね。 (この時はそう信じてた・・・)

 

 

 

 

 

また樹林帯。

 

 

 

 

 

しばし 我慢。

 

 

 

 

 

それにしても良い天気。

 

 

 

 

 

葉っぱの影がなんか嬉しい。

 

 

 

 

 

晴れなのは嬉しいけれど 気温がどんどん上がっています。

だから木陰が心地良い。

 

 

 

 

 

 

まだまだ高度は稼げないけど 最初はゆっくりが正解。

 

 

 

 

 

水場到着。

 

 

 

 

 

水音はさわやかさを呼ぶ。

 

 

 

 

 

大沢小屋到着です。

樹林に囲まれた静かな小屋です。

 

 

 

 

 

小屋の前には百瀬慎太郎のレリーフが。

日本で初めて 山案内人組合 をまとめた方だそうです。

『山を想えば人恋し、人を想えば山恋し』

いい言葉ですね。

 

 

 

 

 

小屋で一休みした後は 慎太郎さんの言葉を胸に

ガンガン登ります。

 

 

 

 

 

けっこう急だ。

 

 

 

 

 

ママも頑張る。 

 

 

 

 

 

すごい日差し。

 

 

 

 

 

でも この空の青さったら!!

 

 

 

 

 

 

後に見えるのは爺ヶ岳。

 

 

 

 

 

 

だんだん近づいてくる・・

 

 

 

 

 

待ってろ 雪渓!

 

 

 

 

 

 

急に冷やかな風が。

 

 

 

 

 

ここでアイゼンを装着します。

 

 

 

 

 

 

どんどん雪が溶けているので、ベンガラが最良のルートではなくなってる。

新しい踏み跡を探しながら進みます。

 

 

 

 

 

日本三大雪渓の一つ。 針ノ木雪渓に突入。

 

 

 

 

 

後には爺ヶ岳。

 

 

 

 

 

 

白馬雪渓に比べると落石の危険は少なそうだけど、それでも雪の上には上から落ちてきたと思われる大小の岩がありました。

油断はできない。 四方八方に注意しながら自分のペースで進もう。

 

 

 

 

 

爺ヶ岳に背中を押してもらいながら。

 

 

 

 

 

踏み跡はこんな端っこに。

これからどんどん削れてきそう・・

 

 

 

 

 

アイゼンしてても時々ズルッてなって歩きにくい。

 

 

 

 

 

雪渓の幅が細くなってる部分を 〝のど″ と言うらしいのですが

 

 

 

 

 

そこがどの部分なのか私にはよくわからず、 

「ねぇ、のどってあとどれくらい?」 って聞いたら 二人に

「もうさっき通ったじゃん。何にも見てないんだね」 と言われボー然としました。

 

 

 

 

 

でもまあ、思ってたより進んでるってことで。 

とりあえず ここで休憩です。

あちこちにコイノボリの標がありました。

 

 

 

 

 

さ、進むよ!

 

 

 

 

 

ここら辺はベンガラの上を。

 

 

 

 

 

ここから夏道に入ります。

その時の雪の状況でこの位置は微妙に変わってきそう。

 

 

 

 

 

白馬の雪渓と比べた感想は、針ノ木の方が小じんまりしていると思いますが、傾斜はこっちの方がキツイ・・・。

 

 

 

 

 

傾斜のキツさは、雪渓終わっても続きます。

ハーハー ゼーゼー・・・

 

 

 

 

 

空の青さと雪の白さが救い。

 

 

 

 

 

隊長は余裕です。

 

 

 

 

 

なんだこの道は~・・・

見上げるだけで疲れが増す・・・

 

 

 

 

歩くともっと増す・・・

パパは既に限界に近付いているよう。

ここからは 「パパ、頑張って」 と言いながら自分自身にもその言葉を浴びせていました。

 

 

          <その2>につづく・・・

 

 

 



最新の画像もっと見る