ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その2>

2012-08-27 08:00:00 | ▲2012年山行報告

<その1>からのつづき

パパ、頑張れ~!

 

 

 

 

 

パパ、頑張れ~~!! 

 

 

 

 

 

 

隊長は相変わらず余裕。

隊長、20歳と8日目。 若さは強さ。

 

 

 

 

 

ママも誕生日から10日目。

何歳かは言わない。

 

 

 

 

 

おおおっ! 小屋が・・・小屋が・・・・

ここでパパに 「もうすぐだよ~~!!」 と檄を飛ばしました。

 

 

 

 

 

ん? なんだあれは!!

と 思ったら、小屋の御主人が、登山客のリクエストにこたえて雪渓を木の枝一本で滑ってるところでした。

観客(!)から拍手喝采。

 

 

 

 

 

 

そして・・・ついに到着しました―――っ!!

針ノ木峠です。

はぁ~。

 

 

 

 

 

とにかくまず深呼吸。

死にそうなくらい疲れていたのに、荷物を置いた途端、元気に写真撮影。

だって・・・・

 

 

 

 

 

槍も見えてたんだもん。

 

 

 

 

 

ズーム!

今日もあの上にはたくさんの人がいるんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

私鉄沿線。

・・・じゃなくて 野口五郎岳。 

 

 

 

 

 

水晶岳。

 

 

 

 

 

赤牛岳。 (全て隊長による同定。違ってたら御指摘お願いします。)

 

 

 

 

 

お昼を食べよう、ということになりましたが 疲れ過ぎてあまりお腹が空いてない。

でも、何か口に入れないと。

三人三様、食べられるものを取りました。

私はスープパスタとナッツたっぷりバナナケーキ。

 

 

 

 

 

受付は済んだのですが、掃除中でまだ入れません。

山小屋名物 布団干しon the roof!

 

 

小屋は針ノ木岳と蓮華岳の鞍部にあります。

今回の計画は、一日目に針ノ木の頂上、二日目に蓮華の頂上をゲットするつもりでした。

が、パパは疲労が大きく、「今日はもう歩かない」 と。

ゆっくり行こうよ~ と誘ってもガンとして「行かない」と言い張ります。

これで辺りがガスってでもいたら、私も思いっきり同調したのですが、これ以上ないような良い天気・・・

「二人で行ってきなよ」 と言われ、私の疲労度も増しました。

隊長のスピードにはついていけないから、途中から一人になるのは必至。

元気な時なら問題ないけど 正直私もかなり疲れていました。

それでもせっかくここまで来たんだし、 「じゃあ、そうする・・・」 と渋々隊長と二人で小屋を後にしたのでした。

 

 

 

 

 

 

なんとなくスッキリしない気分で出発。

ここのテン場は点々としています。

小屋に近いと何かと便利だけど 展望の良さは小屋から離れるほど大きくなりそう。

 

 

 

 

 

 

たいちょお~~  ママ、自信ないからさ。 ゆっくり行ってね。 頼むよ~。

 

 

 

 

 

 

それにしても急だ・・・

ここで既に息が上がる。

私、本当に行けるのか・・・?

 

 

 

 

 

 

さっき ヒーヒー言いながら登ってきた道が見える!

 

 

 

 

 

これから歩く道も見える・・・・

萎えそう・・・

 

 

 

 

 

 

左のピークが針ノ木岳。 あそこまで行くのか・・・・

なんか無理のような気がする。

だって足が思うように前に出ないもん。

・・・・。

ここで隊長に先に行くように告げました。

ママは多分、頂上には行けないと思う。 だから気にせず一人で行って。

ただし、絶対に登山道をはずれたりしないこと。

針の頂上を踏んだら、先に進まず必ず戻ってくること。

行っといで!

 

 

 

 

 

 

・・・・・一人になった。 

隊長は早い早い。

若いって・・・素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

まだ小屋が見えてる。

パパはもう部屋に入れたのかな。 何してるかな。

戻ろうか・・・・。 いや、もう少しだけ前に進んでみよう。

弱足ママの小さな冒険。

 

 

 

 

 

チングルマさん、遊びましょ。

 

 

 

 

 

後からどんどん抜かされていく。

「こんにちは~」 って笑顔であいさつ。

急ぐ旅じゃないんです。

私のゴールはすぐそこなんです。 だから 一歩ずつ楽しみながら。

 

 

 

 

 

 

ミヤマダイコンソウさんと山について語らう。

頂上行けなくてもいいですか?

 

 

 

 

 

わ~おっ! イワカガミちゃんも待っててくれた。

もう これだけで幸せ度120%!

 

 

 

 

 

スバリ岳とチングルマも ここまで来たんだからもういいよ、って言ってくれてる。(ような気がする)

 

 

 

 

 

そろそろ決めようか。 私のゴールを。

 

 

 

 

 

 

右が針ノ木。

もうちょっとって気もするし、まだ遠い、って気もする。

でも・・・・

 

 

 

 

 

決めました。

ここが私のゴール。 

行けなくてごめんなさい。

ここから針に向かってご挨拶。

隊長が今そっちに向かってるはずなんです。

どうか 「よく来たな」 って迎えてやってくださいね。

 

 

 

 

 

 

ポレポレママ、針の手前、ゲットしました。

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

その頃、パパさんは・・・・

小屋の廻りをウロウロし、やっとお部屋に入れたみたい。 (パパ撮影)

 

そして、ママと別れた隊長は・・・・・

 

 

 

 

 

なんと雷鳥さんと会っていた!!(隊長撮影)

羨まし過ぎる・・・

右側に赤ちゃんも見えますね。

 

 

 

 

 

 

きっと黙々と針のテッペン目指していたんだろうな。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

やっぱり私、無理だったと思う。 (隊長撮影)

 

 

 

 

 

スバリ岳への道。(隊長撮影)

そうか こんな風になってたのか。

ここをずーっと行けば、爺ヶ岳、そして鹿島槍にも行けるんだね。

想像するとゾクゾクする。

 

 

 

 

 

そして、針のテッペン!!(隊長撮影)

隊長、一人で日本二百名山、針ノ木岳、ゲットしました!

おめでとう!

・・・三角点の写真は? (忘れたらしい・・)

 

 

 

 

 

 

黒部湖が!!!!!!(隊長撮影)

もうちょっと引いた写真も欲しかった・・・

 

 

 

 

 

 

剱岳。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

立山。 (隊長撮影)

 

 

 

 

 

 

五色ヶ原。 (隊長撮影)  しーばさ~~ん!!(後から知った) 

 

 

 

 

私鉄・・・もといっ 野口五郎岳。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

鹿島槍。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

白馬。(隊長撮影)

cyu2さ~~ん! (後から知った)

 

 

 

 

 

薬師岳。(隊長撮影)

懐かしい・・・

 

 

 

 

 

隊長がそんな素晴らしい景色を撮影していた時、ママはゆっくりと方向転換して小屋に向かって歩いていました。

 

 

 

 

 

 

テッペンには立てなかったけれど、好天の中、この景色の一部に自分がいる、ってだけで

最高のハッピー気分。

 

 

 

 

 

 

スバリさん、いつかその稜線も歩いてみたい。

今日は見るだけで、もう大満足。

 

 

 

 

 

 

槍さんも・・・・ありがとう。

 

 

 

 

 

 

小屋が見えました!

転げ落ちないようにゆっくり下って行きます。

 

 

            <その3>につづく・・・・

 

 

 

 



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