ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その4>

2012-08-27 06:00:00 | ▲2012年山行報告

▲<その3>からのつづき

でもね、気づいちゃったのです。

 

 

 

 

 

蓮華の本当のピークがあそこだって・・・・

パパさん、 「もうここで充分。こんだけすごい眺め見れたから。」

え・・・・ 

でも その気持ち、わからなくもない。

ちょっとゆっくり歩きすぎたよね、私たち。

 

 

 

 

結局、隊長一人だけが歩き出しました。

・・・・昨日と同じパターン・・・。

 

 

 

 

 

いいのか、これで・・・ 

 

 

 

 

 

本当にいいの?

 

 

 

 

 

周りの景色とは裏腹に、私の心はかなり焦ってました。

あの隣の布団の女性パーティと、きっとどこかですれ違う。

〝またピーク踏めなかった、って言うのか、私・・・。 もったいない!ってきっとまた言われるだろうな。″

もう一人の私の声が聞こえる・・・

〝何それ。 そんな不純な理由っておかしい。 誰のために歩いているの? 人が何て言おうがいいじゃん。″

いろんな想いがグルグル グルグル。

せっかくのこの眺め、台無しにしちゃってるみたいな。

 

 

 

 

 

 

コマクサちゃ~ん・・・私ってダメだね。

 

 

 

 

その時、パパが言いました。

隊長、もうあんな所だよ。(上じゃなくて真ん中くらいの白い服が隊長)

実際に歩いてみると そんなに大変じゃないかもしれないなぁ。

 

 

 

 

 

コマクサの写真撮ってた私、驚いてパパさんの方を見る。

それって・・・行くってこと?

 

 

 

 

 

行ける所まで行ってみよう。

頂上行きたいって顔に書いてあるよ。

 

 

 

 

 

ありがとう、ありがとう!

私も頑張るからっ!!

 

 

 

 

 

 

そして・・・ヨッコラヨッコラ歩いてたら、

着いちゃいました。 頂上。

 

 

 

 

 

隊長もビックリ。

「来たの? 頑張ったじゃん」 て。

蓮華岳の頂上は細長い。

 

 

 

 

 

ポレポレ隊、フルメンバーで日本三百名山、蓮華岳、ゲットしました~~~~~~~~~!!!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

あの上が三角点らしい。

 

 

 

 

 

タッチしました!

もう一度、おめでとう!

ありがとう~!

 

 

 

 

 

 

嬉しいよ~~~~~~~~~~~!!!!!!

 

 

 

 

 

目の前には昨日踏めなかった針ノ木岳が。

このヘタレ夫婦に向かって、やったね、って言ってくれてるようでした。

 

 

 

 

 

燕~大天井~常念 の稜線。

 

 

 

 

 

野口五郎。

 

 

 

 

 

水晶。

 

 

 

 

 

赤牛。

 

 

 

 

 

薬師。

 

 

 

 

 

全て隊長の同定なので間違ってたら指摘してください。

で、隊長ったら 「雄山の祠が見える」 なんて言うもんだから え~? まさか~? 

 

 

 

 

 

 

帰ってきてからズームさせてみたら・・・・本当に写ってた。

あんたの視力って・・・

 

 

 

 

 

 これは私でもわかります。

 

 

 

 

 

もちろんあなたも!!!!!

 

 

 

 

 

毎度お騒がせのポレポレ隊、勢ぞろいの一枚。

私たち、三人でなんとか一つ、テッペン踏めました。

 

 

 

 

 

さあ、ずっとここにいたい気持ちはわかるけど、そろそろ下りよう。

今日は帰らなきゃいけないんだよ。

アンタ、明日仕事でしょ?

「仕事」という言葉で一気に現実に戻された隊長。

おっと・・ごめん。 その言葉から離れるためにここに来たのにね。

 

 

 

 

 

向こう側に人が見えますでしょ?

あそこまでずっと頂上なんですよ。 蓮華のテッペンてほんと細長い。

 

 

 

 

 

 船窪岳への稜線。

 

 

 

 

 

名残惜しいけど、さよなら言おう。

 

 

 

 

 

パパも来て良かったって言ってくれた。

 

 

 

 

 

その言葉が聞けただけで もう・・・

若一王子神社の奥社にお礼を言って

 

 

 

 

 

下ります。 

こんな道、歩いてていいんでしょうか、ってくらいの。

 

 

 

 

 

だからやっぱり夏はアルプス来たくなっちゃうんです。

 

 

 

 

 

 

来年も 三人で歩けるといいな。

な~んて思いながら歩いていたら・・・

 

 

 

 

 

隣のお布団のパーティさんが!!

女性の方もほぼ同時に 「あっ!」 って・・・

「どうしたかと思ってたのよ~」

「頂上行ってきました! 三人で登りました!!!」

「わぁ~ 良かった! そうよ、そうよ。やっぱりテッペン踏まなきゃ!良かったね~! ほんと良かった!」

って言いながら拍手してくれました。

「ありがとうございます。本当は途中で萎えそうになったんですけど、なんとか行けました。」

「じゃあさ、この勢いで針も登っちゃえば?」

「え・・いや・・それはちょっと・・・

「アハハ、無理? これからも三人で頑張ってね。 家族で歩けるなんてほんとにステキなことなんだから。」

「ありがとうございます。 そちらも道中長いからくれぐれも気を付けてくださいね。」

「うん、ありがとう。 それじゃあね。」

 

・・・・その直後に撮ったのが上の写真。

一期一会。

山での出会いって・・・・いいな。

 

 

 

 

 

登る理由が、ストレートじゃなくて、ちょっとカーブを描いていたかもしれないけど

今回はあの女性に背中を押してもらった気がする。

これはこれでいいんだ、って思う。

それに・・・・なんだかんだ言ったって、全部自分の足で登ったんだから。

誰になんと言われようと。

 

 

 

 

 

 

パパだって

 

 

 

 

 

頑張ったよね。

 

 

 

 

 

この辺りでは もう本当の下山のことが頭にありました。

 

 

 

 

 

寂しさと、下りの雪渓を歩く不安と。

 

 

 

 

 

針ノ木のテッペンと小屋が一度に見渡せる。

高度感あります。

 

 

 

 

 

せ~の! で飛べそう。(こわっ・・)

 

 

 

 

 

戻ってきました!

もし、頂上に立ててなかったら、ここでの気持ちが全然違ってただろうな・・・

 

 

 

 

 

 

残り物を食べて扇沢に向かって出発だ~!

 

 

 

 

 

 

その前に・・・槍と甘酒。

そう、今回、初めて 〝山甘酒″ 。

美味しすぎるぅ・・・・

 

 

 

 

 

さて、二日目の手ぬぐいはスイカです。(三食スイカでもいいくらい好き♪)

 

 

 

 

 

最後に小屋の前でカシャ!

お世話になりました~!!

 

 

 

 

 

もういっちょ カシャ!!

 

 

 

 

 

では下りまーす!!

 

 

 

 

 

下りに弱いパパとママ。

隊長~ ゆっくり頼むね。

 

 

 

 

 

この辺りの道、すごくザレていて、気を付けないと小石を落としてしまいます。

隊長、気を付けてよ~!

 

 

 

 

 

これくらい道幅があればいいけど、すごく細い箇所も。

 

 

 

 

 

 

雪渓のそばは涼しい。

 

 

 

 

 

この辺りも歩きにくかった・・・

左が谷底ってわけじゃないけど けっこう気を使いました。

 

 

 

 

 

前を歩いていた方が転んで、けっこう痛そうでした。

私たちも気を付けよう。

 

 

 

 

 

パパは沢を見つけると手ぬぐいを濡らして首に巻いてたっけ。

 

 

 

 

 

お花を見る余裕も必要。

 

 

 

 

 

確実な一歩を。

 

 

 

 

 

大分 雪渓が近づいてきた。

 

 

 

 

 

はい、ではここでアイゼン付けましょう。

 

 

 

 

 

途中で取れないようにしっかりね。

 

 

            <その5>につづく・・・

 

 

 



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