*タイトル
「テイルズ オブ エクシリア」
*ストーリー
精霊術による分かを基盤として発展した世界、リーゼ・マクシア。
そこには人間と多くの魔物、そしてあまねく精霊達が存在していた。
そして、その多くの精霊達の主は、元素の精霊マクスウェルだと言われていた。
故郷を離れ、医師になるべく医学学校でインターンとして研修中のジュード。
国家の研究施設に出掛け戻らない担当教授を迎えに行くと、四大精霊を使役しその施設に侵入しようとしている女性と出会った。
精霊達の主ミラ=マクスウェルは自身の社で、世界の微精霊達が次々に死んでいくのを感じていた。
忌まわしき黒筺(ジン。精霊達の命を奪いそこからエネルギーを得る)がどこかで使われていると確信した彼女は四大精霊を従え、それを破壊する為、作り出しているイル・ファン国の研究所へ乗り込むことにした。
研究所で出会った2人は成り行きで行動を共にし、ジンの破壊を試みるも失敗。
四大精霊の力を失い無力になったミラをジュードは彼女の社まで送ることにした。
しかし、ミラを手伝ったことで反逆罪を問われ、傭兵アルヴィンの力を借りミラと共に逃げ、そのまま行動を共にする内に彼女とともに、世界の害となる力、ジンを破壊することを決めるのであった。
スタート時にこのジュードとミラをどちらを主人公にするか選ぶことになります。
が、全体の1/4~1/3ぐらいが全く違う程度で、後は細かい所がちらほら違う程度。
あまり2人を分けた意味はなさそうな感じです。
ストーリー自体は、この違いが生じる所までの中盤までは丁寧に描かれ良い感じなのですが、中盤からの展開が早すぎて、かなり説明不足。
その為、このジンを作り出した中ボス様が無駄死に見えてくる勢いです。
(ネタバレ気味なので以下部分反転。)
しかも、その後の主人公達の行動の選択肢は中ボスの「俺が決めたんじゃない!(2000年以上前の人がこのような方向文明を作っていった)」という叫び、を受け止める形にしか見えません。
そして、今までだったら、「ここで諸々のイベントがあり、その結論に達するまでに時間をとるのだろうな」という所が、既に解決の糸口が見つかっている状態をただ見学するだけの有様。
またラスボスも、その人物がラスボスになる理由が説明不足で分かりにくいです。「いや、ちょっと前まで納得してたじゃない?多少改善案を付けたけど、なんでまたそっちに戻る?」と疑問符が飛び交う様相。結局、(以下反転)事情を知っている二組のみで行われる、力が一番強かった方が決めた未来をとりあえず選んで見よう選手権で、事情を知らない人は蚊帳の外ですか!な状態。
*システム
マップはVの時と比べて暖かみのあるグラフィックで全方向を見渡すことができるようになっています。
ただし、一本道も名高いFF13に負けず劣らず一本道。
マップ上にはたくさんおランダムトレジャーと少々中身が微妙な宝箱が配置されています。
街は複数あり、雰囲気が違うようにはなっていますが、街にある港はどこに行ってもマップがまるきり同じ(ついでにBGMは無し)。
しかも異世界に行ってすら全く同じという・・・。さすがに手抜きと感じてしまいます。
また街の施設の品揃えも同じ。
街の品揃え(武器、防具、アクセサリーなど)は、ランダムトレジャーを納品してポイントにするか、お金をポイントに変化するかでショップランクが上がる事に増えたり、割引が生じたりするようになります。
これは私には面倒が無くて良かったです。「時間経過で売られなくなったりするアイテムが合成で必要だった」とか「○○を買いに違う街に移動する」ということが無いので。
とはいえ、今回は1度行った街、フィールド、ダンジョンはマップ上から簡単に移動可能なのですが。
これもサブイベントのために移動する時に非常に便利で良かったです。
が、そのサブイベントが(最近のA,Vに比べるとぐっと)少ないのですが。
ただし、折々にショートチャットでサブイベント発生のヒントの台詞を言ってくれるので、助かりました。
戦闘の基本は最近の物と同じ。相変わらずフリーランにR2ボタンが必要です。(なんでアナログパッドオンリーにしてくれないのだろう)
今回の特徴はリンクシステム。
パーティーメンバーから1人を選んでリンクすることで、キャラ固有のサポートを受けたり、ゲージが溜まった時に強力な共鳴術技を使用したりすることが出来ます。
OVLはこの共鳴術技用のゲージが一杯になった状態で使用可能。この間は共鳴術技の連携も出来るようになります。秘奥義もこの間のみ使用可能となっており、これはいちいちリンクさせないといけないのでちょっと不便かも。
強力な術技を使えるこのリンクモードには難点が1つ。
それは近距離+遠距離の組み合わせの時に感じます。
近距離タイプを操作キャラにして戦うと、遠距離(魔法タイプ)のキャラも一緒に敵に向かって物理攻撃をし始め、遠距離タイプを操作キャラにして敵から離れ魔法を詠唱すると、近距離キャラはそばでぼーっと突っ立っているだけとなるのです。
どんな組み合わせでも操作キャラの側に来るというのが非常に困りものです。
スキルはレベルアップ時に貰えるポイントを使い、FF10、12,13を足して割ったようなマップのような物のノードを埋めて取得します。
上記に書いたようにサブイベントが減り、また個人固有の称号がほとんど無くなったせいか「称号による衣装替え」が無くなりました。
サブイベントで2個、周回クリアで2個しか衣装は貰えません。後は課金オンリー。
しかし、代わりにアタッチメントの編集(色、大きさ、位置の変更)が出来るようになりましたので、それで見た目の変化を楽しむことが出来ます。
*まとめ
序盤のストーリーは良いのですが、中盤から急ぎすぎて主人公達の行動が迷走気味、倒した中ボスの考えに沿う形に思えてしまいます。
ラスボスになる人物も(ちょっと前までは色々あったけど、とりあえず主人公達の行動を黙認していたはずなのに。)突然なにやら言い出して敵対し始めたよ、というくらい途中の心情がさっぱり分からない始末。
主人公を変えても変化は大きくない、仲間のサブイベントも少ない、と言うのでしたら、仲間キャラの数を4~6ぐらいにして、選択制にすれば良かったのに、と思いました。(SO2のような感じ)
また、各種やり込み要素も最近の作品に比べると少なめ。(シアターモードの廃止は残念です。)
15周年記念作品だからなんとしても今年の内に出さないといけないにせよ、もうちょっと時間をかけて後半のストーリーを丁寧にやればよかったのに、と正直残念に思わされる内容です。
戦闘は結構面白いと思うので、「ストーリーは2の次、3の次」というような方には良いのではないでしょうか。
「テイルズ オブ エクシリア」
*ストーリー
精霊術による分かを基盤として発展した世界、リーゼ・マクシア。
そこには人間と多くの魔物、そしてあまねく精霊達が存在していた。
そして、その多くの精霊達の主は、元素の精霊マクスウェルだと言われていた。
故郷を離れ、医師になるべく医学学校でインターンとして研修中のジュード。
国家の研究施設に出掛け戻らない担当教授を迎えに行くと、四大精霊を使役しその施設に侵入しようとしている女性と出会った。
精霊達の主ミラ=マクスウェルは自身の社で、世界の微精霊達が次々に死んでいくのを感じていた。
忌まわしき黒筺(ジン。精霊達の命を奪いそこからエネルギーを得る)がどこかで使われていると確信した彼女は四大精霊を従え、それを破壊する為、作り出しているイル・ファン国の研究所へ乗り込むことにした。
研究所で出会った2人は成り行きで行動を共にし、ジンの破壊を試みるも失敗。
四大精霊の力を失い無力になったミラをジュードは彼女の社まで送ることにした。
しかし、ミラを手伝ったことで反逆罪を問われ、傭兵アルヴィンの力を借りミラと共に逃げ、そのまま行動を共にする内に彼女とともに、世界の害となる力、ジンを破壊することを決めるのであった。
スタート時にこのジュードとミラをどちらを主人公にするか選ぶことになります。
が、全体の1/4~1/3ぐらいが全く違う程度で、後は細かい所がちらほら違う程度。
あまり2人を分けた意味はなさそうな感じです。
ストーリー自体は、この違いが生じる所までの中盤までは丁寧に描かれ良い感じなのですが、中盤からの展開が早すぎて、かなり説明不足。
その為、このジンを作り出した中ボス様が無駄死に見えてくる勢いです。
(ネタバレ気味なので以下部分反転。)
しかも、その後の主人公達の行動の選択肢は中ボスの「俺が決めたんじゃない!(2000年以上前の人がこのような方向文明を作っていった)」という叫び、を受け止める形にしか見えません。
そして、今までだったら、「ここで諸々のイベントがあり、その結論に達するまでに時間をとるのだろうな」という所が、既に解決の糸口が見つかっている状態をただ見学するだけの有様。
またラスボスも、その人物がラスボスになる理由が説明不足で分かりにくいです。「いや、ちょっと前まで納得してたじゃない?多少改善案を付けたけど、なんでまたそっちに戻る?」と疑問符が飛び交う様相。結局、(以下反転)事情を知っている二組のみで行われる、力が一番強かった方が決めた未来をとりあえず選んで見よう選手権で、事情を知らない人は蚊帳の外ですか!な状態。
*システム
マップはVの時と比べて暖かみのあるグラフィックで全方向を見渡すことができるようになっています。
ただし、一本道も名高いFF13に負けず劣らず一本道。
マップ上にはたくさんおランダムトレジャーと少々中身が微妙な宝箱が配置されています。
街は複数あり、雰囲気が違うようにはなっていますが、街にある港はどこに行ってもマップがまるきり同じ(ついでにBGMは無し)。
しかも異世界に行ってすら全く同じという・・・。さすがに手抜きと感じてしまいます。
また街の施設の品揃えも同じ。
街の品揃え(武器、防具、アクセサリーなど)は、ランダムトレジャーを納品してポイントにするか、お金をポイントに変化するかでショップランクが上がる事に増えたり、割引が生じたりするようになります。
これは私には面倒が無くて良かったです。「時間経過で売られなくなったりするアイテムが合成で必要だった」とか「○○を買いに違う街に移動する」ということが無いので。
とはいえ、今回は1度行った街、フィールド、ダンジョンはマップ上から簡単に移動可能なのですが。
これもサブイベントのために移動する時に非常に便利で良かったです。
が、そのサブイベントが(最近のA,Vに比べるとぐっと)少ないのですが。
ただし、折々にショートチャットでサブイベント発生のヒントの台詞を言ってくれるので、助かりました。
戦闘の基本は最近の物と同じ。相変わらずフリーランにR2ボタンが必要です。(なんでアナログパッドオンリーにしてくれないのだろう)
今回の特徴はリンクシステム。
パーティーメンバーから1人を選んでリンクすることで、キャラ固有のサポートを受けたり、ゲージが溜まった時に強力な共鳴術技を使用したりすることが出来ます。
OVLはこの共鳴術技用のゲージが一杯になった状態で使用可能。この間は共鳴術技の連携も出来るようになります。秘奥義もこの間のみ使用可能となっており、これはいちいちリンクさせないといけないのでちょっと不便かも。
強力な術技を使えるこのリンクモードには難点が1つ。
それは近距離+遠距離の組み合わせの時に感じます。
近距離タイプを操作キャラにして戦うと、遠距離(魔法タイプ)のキャラも一緒に敵に向かって物理攻撃をし始め、遠距離タイプを操作キャラにして敵から離れ魔法を詠唱すると、近距離キャラはそばでぼーっと突っ立っているだけとなるのです。
どんな組み合わせでも操作キャラの側に来るというのが非常に困りものです。
スキルはレベルアップ時に貰えるポイントを使い、FF10、12,13を足して割ったようなマップのような物のノードを埋めて取得します。
上記に書いたようにサブイベントが減り、また個人固有の称号がほとんど無くなったせいか「称号による衣装替え」が無くなりました。
サブイベントで2個、周回クリアで2個しか衣装は貰えません。後は課金オンリー。
しかし、代わりにアタッチメントの編集(色、大きさ、位置の変更)が出来るようになりましたので、それで見た目の変化を楽しむことが出来ます。
*まとめ
序盤のストーリーは良いのですが、中盤から急ぎすぎて主人公達の行動が迷走気味、倒した中ボスの考えに沿う形に思えてしまいます。
ラスボスになる人物も(ちょっと前までは色々あったけど、とりあえず主人公達の行動を黙認していたはずなのに。)突然なにやら言い出して敵対し始めたよ、というくらい途中の心情がさっぱり分からない始末。
主人公を変えても変化は大きくない、仲間のサブイベントも少ない、と言うのでしたら、仲間キャラの数を4~6ぐらいにして、選択制にすれば良かったのに、と思いました。(SO2のような感じ)
また、各種やり込み要素も最近の作品に比べると少なめ。(シアターモードの廃止は残念です。)
15周年記念作品だからなんとしても今年の内に出さないといけないにせよ、もうちょっと時間をかけて後半のストーリーを丁寧にやればよかったのに、と正直残念に思わされる内容です。
戦闘は結構面白いと思うので、「ストーリーは2の次、3の次」というような方には良いのではないでしょうか。
システム、ストーリー共に不満が残る作品だということがわかりました。
いや、システムには良いところもあるのですよ。
移動が楽とか、次に行く場所がさっとわかるとか、(書き忘れたけれど)会話していない&台詞が変わった時、会話が終わった時で吹き出しが変わるとか。
魅力あるキャラもいるし。
ただそれを打ち消すだけの物もあるということです。