主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2012-01-17 09:52:33 | 読書
三津田 信三著『凶鳥の如き忌むもの』
久しぶりに「ごともの」を借りて来ました。
いつもの独特な雰囲気の表紙の本ではなくて少々残念。 (出版社が違う?ところでシリーズ物をあちこちの出版社で出すというのはどうなのでしょうね。私は並べた時の見た目が違うのでイヤなのだけど。作家さんには色んな都合があるのでしょうけど。)
中身の方は、今まで読んだ作品と比べると、小さく纏まっている印象。


中山 七里著『魔女は甦る』
第8回このミス大賞受賞作 『さよならドビュッシー』(「以前読んだ時の一言はここ」の続編が出ているというので、借りに行ったのですが、それはなかったので、こちらを。
こちらは爽やかさの欠片も無い、猟奇殺人事件を扱っていました。
爽やかさが無いだけでなく、「猟期」だからそれなりの表現があってですねーー。
犯人には驚かせて貰いましたが、救いがなく、更にホラー作品のお約束パターンで終わるので、読後に後味の悪さが思いっきり残ります。


七河 迦南著『アルバトロスは羽ばたかない 』
以前読んだ『七つの海を照らす星』(第18回鮎川哲也賞受賞作。) の続編。
前作はちょっと物足りない感が有ったのですが、昨年出た「このミス」(だから一昨年の作品ね)の中で、「2作目にして化けた」と書かれていたので、借りてみました。
プロローグの冬の章で事件が起きます。
この春に来たばかりの少女が事件の重要人物となるので、以降、彼女が来た春以来を振り返りながら話は進んでいきます。
(章ごとに日常の謎系の事件が挟まっています)
そして、冬。
事件解決に至るところで、どんでん返しが待ち受けています。
あ、私のように?素直な気持ちで読みましょうね。
驚きが堪能できないじゃないですか。
あ、アルバトロスっていうと格好いいけど、要はアホウドリです。(しかし、この命名も相当酷いよね)
「なんでも外国語で言えば格好良いと思ってるんじゃないわよ!」と常日頃思っていますが、アホウドリではコメディーな雰囲気になってしまいますよね。
アホウドリ、可哀相・・・・。


おまけ。
子供と一緒に本屋に行ったら、「学校で読む本を買って。ついでにお薦めは?」というので、ちょうど目の前にあった『ジョーカー・ゲーム』を渡しました。
「ママンの趣味はなあ。まあ、たまには良いのも言うけどさ」
と言いつつもスポンサー様の提案を飲んで購入。
読後、「俺はスパイになる!」
いや、無理だから!今の日本ではないから!
コメント
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