主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2010-04-27 08:24:12 | 読書
三浦 しをん著『まほろ駅前番外地』
以前読んだ『まほろ駅前 多田便利軒』の続編。
前作の依頼人がメインとなったお話を中心に。
前作必読ですね。
今後、この人達と接していくことで主人公の2人は過去の苦しみから癒されていく、というパターンになりそうな予感。


中山 七里著『さよならドビュッシー』
第8回このミス大賞受賞作。
読後、「満足じゃ!」となかなかの爽快感を味わったのですが、ここに感想を書こうとしたら。
冷静に考えれば、ミステリー部分は古典的な展開ばかりだったような?
後ろのページの選評の表現を借りる所の音楽スポ根部分が、ミステリー世界においては目新しいのかな?
主人公は火事によって祖父と従姉妹を失い、自分自身も全身大火傷を負ってしまったにもかかわらず、ピアニストになることをめざす。
が、祖父の遺産の多くを受け継ぐことになると身辺で不審なことが・・・。

というのが粗筋ですが、この設定のため本文は音楽、ピアノ演奏についての部分が多いです。
その部分が良いので、ミステリー部分のちょっとした不満(ピアノの先生の設定など。いくらなんでも、都合が良すぎ)もさほど気になりません。
今後の作品が楽しみな作家さんとなりました。


2月の某所のお祭りで琴を演奏したのですが、その日、そばの図書館で古い本を無料配布していました。
もうほとんど終わりの時間だったけど、2つほど興味がひかれる物が残っていました。
子供用に小野不由美さんの『屍鬼 上・下』、自分用にウンベルト・エーコの『薔薇の名前 上・下』を。
最近、少しずつ読み始めました。
やっと面白くなってきたところなんですが、なかなか1度に読む気になれない。
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4 コメント

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これは叫ばずにはいられまい! (すず)
2010-04-27 21:10:19
 こんばんは~。

「さよならドビュッシー」は、ペンタさんの仰るとうり古典だと思います。でも、ラスト一行にはやっぱり唸らされました。

「薔薇の名前」は、ぜひ映画版をご覧になって頂きたいです。原作を上回るとは予想もしなかっただけに、見終わった後のガクブル感は、はんぱなかったです。「屍鬼」も、S.Q連載中の漫画版凄いですよ~。さすが「封神演戯」を漫画化しちゃった人だと、感動すること間違いなしです。もうすぐアニメ版が放映開始ですし、原作読破の後は、ぜひお手を伸ばしてみてください♪
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了解です (ペンタ)
2010-04-28 09:12:48
おはようございます。
お疲れ様のところ、コメントありがとうございます。

>ラスト一行にはやっぱり唸らされました。
そうそう、だから「満足じゃ!」なんですよね。
「ミステリーに大事なのは目新しいトリックではない」を思い知らせてくれる作品でした。
今後、応援していきたい作家さんとなりました。

>ぜひ映画版をご覧になって頂きたいです。
原作を上回る映画。
なかなか無いですので、それは楽しみですね。
レンタル店で探してみますね。
でも、本を読んでからにします。

「屍鬼」漫画版は、先日レンタルコミックで借りようか悩んだのですが。
あ、私は、この本はだいぶ前に読了済みです。
子供もこういうのに興味があるようになってきたので、貰ってみました。
子供も読み終えているので、借りてみますね。
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こんにちは (アパパネ)
2010-05-24 10:27:14
私のオススメ小説は高橋由太さんの『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』です。第8回このミス大賞で最終選考まで残った作品です。受賞はならなかったみたいですが、隠し玉(落選作の中から編集部が小説にしたいと判断された作品に与えられる賞)として発売されています。500円の文庫本です。
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Unknown (ペンタ)
2010-05-24 17:09:01
アパパネさま
初めまして、こんにちは。
お薦めの本のご紹介ありがとうございます。
明日、図書館に行くので、早速上の本を携帯メールに送りました。
これで、図書館でタイトルを忘れても大丈夫!
無かったら、本屋さんで探してみますね。
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