気になってはいたけれど、手を出してなかったVisualPinball(VP)+visualPinMAME(vPinMAME)を今更ながら使ってみた。
以前、vPinMAMEは試してみたことがあったのだが、LEDディスプレイ部のエミュレートとサウンド再生だけで、サウンド好きならともかく何が面白いのかと放置していたのだった。
で、vPinMAMEが最近(といっても1月だ)バージョンアップしたのを発見した事もあり、現実逃避に勤しんだ昼休みを生かしてトライしてみようと。
vPinMAMEをダウンロード&インストールしたところで、最新版でもLEDディスプレイだし、ダウンロードして損したなあと思ったところまでは前回と一緒。
進歩がないというのも癪に障るので、よくvPinMAMEとセットで語られているVPを拾ってみたら、実はVPがフィールドエミュレーション担当だったのだね。んー、そういう事はTOPページに書いておいて欲しいと思うのだが。
VPに手を出さなかった理由は、何か面倒臭そうな気がしていたから。INTRODUCTIONセクションを読むとわかるように、思想としてはかのBill Budgeが世に送り出した名作PCS(Pinball Construction Set)の流れを汲み、VisualBASICを元にしたスクリプトによる高い自由度と、3Dレンダリングによる高精細なビジュアルを実現している。ただ、何分にも古い(主開発期間は2001~2003)ので、リファレンスページはリンク切れになっているため、本体付属ドキュメントの他は公式BBSやShivasiteなどのユーザコミュニティで情報を入手するしかない。
とっつき悪そうなので拾いもしていなかったけれど、実はインストーラを実行すればそれだけであっけなく動く。最新テスト版のDogfood build 7に至ってはmsiだけ。
で、VPは単体で動くデジタルピンボールマシン&コンストラクションキットなのだけれど、既存の名作台を再現しようとするとロジックやディスプレイのエミュレートはVBじゃやってられないのでvPinMAMEの出番という事になるようだ。
VPは、汎用のシステムとはいえ、かなり良くできている。ただ、フィールドギミックのオブジェクトが動き続けているようなテーブル(Gladiatorとか)だと、やはり重くなってしまうようだ。PentiumM 1.7GHz/Mobility RADEON/2GBytesRAMでもゲームにならず。Attack from MARSはボールの動きが多少ぎこちない程度で遊べたから、やはり「大きなオブジェクトが常に動く」が鬼門なのではないかと推察する。
(追記: Athlon2400+/GeForce3Ti500/512Mでは問題なかった。相性か、CPUパワーか(^^;) 3/11)
簡単にインストールまでの流れをおさらいしておこう。
・インストール手順
Visual Pinball: 安定リリース(TechBeta 6.1)の場合、フルセットの他にXP SP2対応の実行ファイルが必要。setup.exeでインストールして、SP2対応ファイルで実行ファイルを差し替え。
最新アルファ版(DogfoodBuild7)はダウンロードしたmsiを実行するだけでOK。
visual PinMAME: PinMAMEではなく、visual PinMAMEを利用すること。visualがついていないのは、MAMEと同じUIなのでROMの動作チェックに。現在の最新版は1.51。
ダウンロードしたzipを、VisualPinballのインストールディレクトリに展開し、setup.exeを実行。パスの設定などを要求されるので、概ねそのままOKを押せば良い。
ライブラリ: VPとvPinMAME連携のための共通VBS(vpvbs3_21.zip)をVPのtablesディレクトリに展開。vPinMAMEを前提とするテーブルデータは、これがないと動かない。入手は、"AJ's VPinMAME Table Downloads"あたりで。リンクは自粛。
Samples&Fonts: Samplesファイル(サンプリング音声)やNVRAMファイル(不揮発メモリ)は必要に応じて同名のディレクトリに予め入れておくとよい。無ければ無視される。フォントファイルは特定の台の表示に使われるのだが、通常のフォントと同様にシステムにインストールする必要がある。無くても文句は言われない。
Tables: vptファイルというのが、ピンボール台の定義ファイルになる。VPに付属のサンプルの他、Shivasiteなどで入手可能だし、自分で作るのも推奨(是非作成したら公開して欲しい)。このファイルはzipで配布されていることが多いのだが、VPのTablesディレクトリなどに解凍した形で置いておく必要がある。オリジナルデータは大概vptファイルだけなのだが、稀に外部ファイルを必要とするソフトもあるので注意。
ROMs: vPinMAMEでのみ必要になる。こちらはZIPのままROMsディレクトリとして設定したディレクトリに置いておけば良い。対応するvptが無いと意味がないので、私はROMsとTablesを同じディレクトリにしている。
以前、vPinMAMEは試してみたことがあったのだが、LEDディスプレイ部のエミュレートとサウンド再生だけで、サウンド好きならともかく何が面白いのかと放置していたのだった。
で、vPinMAMEが最近(といっても1月だ)バージョンアップしたのを発見した事もあり、
vPinMAMEをダウンロード&インストールしたところで、最新版でもLEDディスプレイだし、ダウンロードして損したなあと思ったところまでは前回と一緒。
進歩がないというのも癪に障るので、よくvPinMAMEとセットで語られているVPを拾ってみたら、実はVPがフィールドエミュレーション担当だったのだね。んー、そういう事はTOPページに書いておいて欲しいと思うのだが。
VPに手を出さなかった理由は、何か面倒臭そうな気がしていたから。INTRODUCTIONセクションを読むとわかるように、思想としてはかのBill Budgeが世に送り出した名作PCS(Pinball Construction Set)の流れを汲み、VisualBASICを元にしたスクリプトによる高い自由度と、3Dレンダリングによる高精細なビジュアルを実現している。ただ、何分にも古い(主開発期間は2001~2003)ので、リファレンスページはリンク切れになっているため、本体付属ドキュメントの他は公式BBSやShivasiteなどのユーザコミュニティで情報を入手するしかない。
とっつき悪そうなので拾いもしていなかったけれど、実はインストーラを実行すればそれだけであっけなく動く。最新テスト版のDogfood build 7に至ってはmsiだけ。
で、VPは単体で動くデジタルピンボールマシン&コンストラクションキットなのだけれど、既存の名作台を再現しようとするとロジックやディスプレイのエミュレートはVBじゃやってられないのでvPinMAMEの出番という事になるようだ。
VPは、汎用のシステムとはいえ、かなり良くできている。ただ、フィールドギミックのオブジェクトが動き続けているようなテーブル(Gladiatorとか)だと、やはり重くなってしまうようだ。PentiumM 1.7GHz/Mobility RADEON/2GBytesRAMでもゲームにならず。Attack from MARSはボールの動きが多少ぎこちない程度で遊べたから、やはり「大きなオブジェクトが常に動く」が鬼門なのではないかと推察する。
(追記: Athlon2400+/GeForce3Ti500/512Mでは問題なかった。相性か、CPUパワーか(^^;) 3/11)
簡単にインストールまでの流れをおさらいしておこう。
・インストール手順
Visual Pinball: 安定リリース(TechBeta 6.1)の場合、フルセットの他にXP SP2対応の実行ファイルが必要。setup.exeでインストールして、SP2対応ファイルで実行ファイルを差し替え。
最新アルファ版(DogfoodBuild7)はダウンロードしたmsiを実行するだけでOK。
visual PinMAME: PinMAMEではなく、visual PinMAMEを利用すること。visualがついていないのは、MAMEと同じUIなのでROMの動作チェックに。現在の最新版は1.51。
ダウンロードしたzipを、VisualPinballのインストールディレクトリに展開し、setup.exeを実行。パスの設定などを要求されるので、概ねそのままOKを押せば良い。
ライブラリ: VPとvPinMAME連携のための共通VBS(vpvbs3_21.zip)をVPのtablesディレクトリに展開。vPinMAMEを前提とするテーブルデータは、これがないと動かない。入手は、"AJ's VPinMAME Table Downloads"あたりで。リンクは自粛。
Samples&Fonts: Samplesファイル(サンプリング音声)やNVRAMファイル(不揮発メモリ)は必要に応じて同名のディレクトリに予め入れておくとよい。無ければ無視される。フォントファイルは特定の台の表示に使われるのだが、通常のフォントと同様にシステムにインストールする必要がある。無くても文句は言われない。
Tables: vptファイルというのが、ピンボール台の定義ファイルになる。VPに付属のサンプルの他、Shivasiteなどで入手可能だし、自分で作るのも推奨(是非作成したら公開して欲しい)。このファイルはzipで配布されていることが多いのだが、VPのTablesディレクトリなどに解凍した形で置いておく必要がある。オリジナルデータは大概vptファイルだけなのだが、稀に外部ファイルを必要とするソフトもあるので注意。
ROMs: vPinMAMEでのみ必要になる。こちらはZIPのままROMsディレクトリとして設定したディレクトリに置いておけば良い。対応するvptが無いと意味がないので、私はROMsとTablesを同じディレクトリにしている。