開発発注に際してのキックオフ会を開発ベンダのお偉方を招いて実施しようと、準備をしていた時のこと。
最初はちょっと大きめの地震かと思った。
小刻みな揺れが来て、「おー、地震だ!」とパーティションに手を掛けて余裕をかましてたのも十数秒。
おさまるどころか、いつまでも続く、どんどん大きくなる揺れ。
危険を感じて、話してた後輩ともども、めいめいの机の下に潜る。
机上の紙の山が床にちらばる。
数分続いた揺れがようやく治まって、何が起きたかわからないが、とにかく建物の外に避難を開始。
3階の渡り廊下のつなぎ目で、天井が落ちていたのを目撃。
宮城沖でM8以上の地震が起きたことを、避難途中に聞く。武蔵野では震度5強だったらしい。想像以上の揺れだった。地震体験車で感じた揺れより遙かに大きく感じた。
電車が止まって帰りの足が無いので、ぎりぎりまで職場に残り、最悪泊まる事も想定したが、徒歩圏在住のH間君が車を出してくれて、帰宅難民にならずに済んだ。深く感謝を。
自宅のエリアは停電していたので、近所にある家内の実家に夫婦揃って泊めていただいた。
TVでは、想像を絶する被害状況を繰り返し流していた。
mixiの友人の消息もつかめず、あるいは家族の消息がつかめないという友人の書き込みに励ますことしかできず。
自然の前の人の無力さを目の当たりにした。
阪神淡路の時も、TVで手をこまねいていることしかできなかった。
せめて、
被災者への支援カンパだけでもしたいと思う。