不思議な音の国で生徒さんが作った曲を
連弾にした「おとのくにへ2」
この1曲目を初見で読み、
伴奏と一緒に音名と歌詞で歌うことを
した生徒さん。
不思議の教本上巻がもうすぐ丸2年経ちますが
終わっていない生徒さんです。

先に進むことは私は諦めています。
上巻だけは終わらせるつもりですが、
ピアノを弾けるようにすることは
私の目的からほぼなくなっています。
年齢が低いお子さんが、本当に家で何も
手伝って頂けないと、こうなるのかと知りました。
もし手伝えないのなら、
習い始めるのは早くとも小4になってからで
良いのではと思います。
年長の終わり頃にやっと、
ト音記号は右手、ヘ音記号は左手を
理解しました。
ドレミを逆からでも言えるように歌う練習を
今年2月から開始し、今はテンポが速くとも
スラスラ歌えます。
それで少し前から、習っていない音でも
読む練習をレッスンのはじめにしています。
そのおかげもあり、不思議上巻のラーミまでは
見てすぐ読めるようになりました。
ただ弾くことは、彼の生活の中ではピアノは
レッスンの時に少し弾く程度しかないので、
指使いがずれたり、左を使うことを忘れて
ずっと右手で弾き続けたりです。
当然のことながら音も鳴りません。
何のために不思議の教本を使ったのか・・です。

それでも面倒くさがらず弾いてくれますし、
音の読みの練習は「難しいの出して」と
面白がる所まで来れました。
そんな彼に、「おとのくにへ2」の
1曲目、『ひつじのメエちゃん』をしました。
先週は音や歌詞で歌っただけでした。
今週は実際にピアノで弾いてもらいました。
左手を使うのを忘れたりしていましたが、
2回目には弾けました。
そして、4回目くらいに自ら歌詞で歌いながら
弾いていました!
不思議な音の国でしたくとも不可能だったことが
思いがけず実現していました。
ついでに、日本語を読むことはまだ
しっかりとはできないので、
字を読む練習にもなりました。
本人は弾き歌いをした後、
「みじかい!」と言っていました。
しかし、この短い中で頭の中は
たくさん回転できたはずです。
今回、この曲集に歌詞を付けて
本当に良かったと思いました。
次の曲は「ゆうえんち」
遊園地がわからなかったので、
ディズニーランドとか、と言いましたら、
水にぬれる速いのに乗ったというので
「スプラッシュ・マウンテン?」
などと話しをしていましたら
ディズニー・シーとランドの話が
どんどん出てきて止まらなくなってきたので、
ゆうえんちの曲を今は歌おう、と
歌詞で歌ってもらいました。
保育園の頃は話をし出したら
止められなかったので、成長しました。
今日は新しくヤンキー・ドゥードゥルの曲も
渡し、それもササッと弾いていました。
音は鳴っていませんでしたが・・

ゆっくりですが、少しずつ進んでいます。
「おとのくにへ2」の楽譜を使ってみたいと
思われる先生がいらっしゃいましたらお譲りしますので、
是非、ご連絡ください。
曲はこちらで聴いていただけます。
おとのくにへ2 音源 | sugibuchi-harumi-pf
