おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

感性

2022年09月01日 | レッスン

夏休み中におばあさんのいる北海道で過ごし、しばらくレッスンをお休みしていた生徒さん。

今日、久し振りにレッスンにやって来ました。
ニコニコして元気そうでした。


休みに入る前に、不思議下巻で多くの生徒さんが苦労する「小さなネズミ」を弾いていましたが、仕上がらぬまま北海道に。

イリーナ先生はこの曲の左手は1拍目を弾くだけでも良いと。

私もそれで仕上げにしようと思いましたが、この生徒さんは練習を続けていたようで、ちゃんと楽譜通りの音で弾けるようにしてきました。


この曲に時間がかかっていたので、次の音程の章にも休み前に入っていました。

この生徒さん、ドラゴンがガオガオ歌う音程の話を覚えていて、「ドラゴンに感心する」と言いました。

「じゃまして歌ったのに、こんなにきれいな音になるなんて」と。

「ふつうだったら、おこってたらもっとズレて歌う」とも。


 おー、


私はタイミングのことなど全く考えてもいませんでした。


こちらの生徒さんは、よくこの曲好きと言ってジプシーダンスを弾きます。

今日は、小さなネズミより先に終わった次の曲<あり>が「これも好き」と言って弾いていました。

そして、「左手のこの音が特に好き」と2段目のBの音を「いい音」と弾いておりました。


私もこの曲のこの音が好きです


この曲のここが好きとか、終わった曲でも好きな曲を何度も弾いて楽しんでいるのは、本当に音楽が好きな人です。


ピアノレッスンの導入法を変えてよく分かるようになったことは、この導入法はどの生徒さんも良く弾けるようになる。
(私の以前の生徒さんの演奏と比べてです

以前は良く弾ける生徒さんは音楽性も備わっていました。

ところが今は、音はひどくなくそつなく弾いていても、心がない、単に癖がないだけ、と虚しくなることがあります。


進みが遅かろうが、器用に出来なかろうが、最も必要なことは、音楽が好きでピアノを弾きたいという気持ち、情熱。

それだけあればいいのだ、としみじみ思います。


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