作曲家シリーズ。
今月はガーシュウィンを生徒さんに聞いてもらいます。
当然のことながら、誰もガーシュウィンを知りません。
私がガーシュウィンを知ったのは、高校の音楽の授業でした。
音楽の先生が、グローフェのグランドキャニオンと共にガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーを聴かせて下さったのです。
この経験がなければ、私がガーシュウィンを知ることもグローフェを知ることも、ずっとあとになっていたと思います。
ラプソディー・イン・ブルーのオーケストレーションを行ったのはグローフェです。
作曲家といえばヨーロッパという感覚でしたので、アメリカにも作曲家がいたのか、とヨーロッパにしか目を向けていなかったことに気付かせて下さいました。
高校の音楽の先生はチェロが専門でした。
年1度、体育館で音楽や演劇を鑑賞する機会がありました。
フィガロの結婚の日本語上演。
地元の劇団の演劇公演。
そして、ある年に行われたのが弦楽三重奏の演奏会。
チェロを弾かれたのがその音楽の先生でした。チェロが専門だとはその時初めて知りました。
普通科の高校でも、このような先生がいらしたとは良い先生に教わったと思います。
ついでに、楽典の音程も授業でして下さったので、一人で楽典の本を読んで勉強を始めるより、これがあったおかげでずっと勉強しやすかったです。
今思うと、他の同級生はこの音程のこと、どれだけわかったのだろう‥、と思います。
完全、長、短だけだったと思いますが・・
半音のこと、皆わかってたのかな・・?