おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

とどのつまり

2019年12月05日 | 重力奏法
子供たちに重力奏法で教え始めてもうすぐ2年になろうとしています。

どの子供たちも以前より良い音で弾いています。
音を作り出す、音楽を表現することも理解できるようになってきています。

しかし、レッスンの時だけピアノを弾き、残りの日は遊び呆けている子はいます。
そのような生徒は前回やったことは忘れています。
またやり直さなければなりません。

このメソッドは教える側に相当な根気と集中力が要ります。
何時間もどの子供たちにも私は全力でレッスンします。

美しい音で弾いてほしい、無理な弾き方で弾くのが辛くならないようにとの思いもありこの奏法で教えるようにしました。弾けてくる先にあるものを見せたいからです。

とどのつまり、どんな奏法で教えようが、一定の期間内に形にしてくる責任、課されたことを実行してくる責任、精一杯のことをしてくる意志が欠如しているお子さんは存在し、私の力だけではどうにもできません。

そしてそのようなお子さんの親御さんは皆「練習するように言います」とおっしゃいます。
それでは駄目なのです。
それは子供任せにできるところまで育ててからにしてほしい。

私は35年で今週、はじめて親御さんを叱りました。
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