井上直幸さんのDVD「作曲家の世界」がとても好きです。何度見ても心が洗われます。
見終えたときに心が、ほわ~と温かくなります。
以前は寝る前によく見ていました。一日の終わりに心をリセットしたかったのだと思います。
その「作曲家の世界」は現在は販売されていないかもしれません。
残念過ぎます・・
音楽への情熱を持った素晴らしい音楽家が、作曲家への信愛の情をもって演奏しながらたくさんのことをお話ししてくださっている貴重なビデオです。
井上直幸さんのお話は自分もまだまだ出来ていないんだと偽りではない真摯な気持ちが伝わってきて身近に感じてしまいます。
本当に素晴らしい人はこうなのです。
本当は精神的にも音楽的にもはるか遠くにいる人なのですが、自分と同じだと思わせてしまう。
井上先生の「ピアノのおけいこ」に大変な魅力を感じたのは、先生ご自身も学び続け、真摯に音楽に向き合っていることが伝わってきたからだと思います。
子供にもそれは伝わるのです。
さて、このDVD。
J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ドビュッシーについて、それぞれの様式と音、ご自分が演奏するときどう向き合っているかといったお話をたくさんの演奏を交えてお話してくださっています。
どのお話も貴重。そして演奏していらっしゃる井上先生を拝見できるのはこのDVDしかないのでその意味でも貴重。
どこかに演奏会の録画があるかもしれませんが一般にはそれを見ることはできません。
そんな井上直幸さんのDVDの中のお話を少しご紹介します。
どのお話も本当に魅力がありますが、代表してモーツァルトについて。
「モーツァルトの曲の中には美しいのがいっぱいいっぱいあって、それを発見しようと思って弾いてます。宝物みたいに詰まってると思う」
「特にモーツァルトは指先がものすごく良くないと。この人の美しい作品に応えようと思ったら、指先、感覚・・特別に美しい音で」
そっけなく正確な弾き方をして
「よそよそしい。こういう所にモーツァルトいないよね。モーツァルトここにいたら、あんま喜んでくれないと思う。耳がものすごくピアノの音を聴く」
「モーツァルトは粒、粒、粒。それが定着してるけど、粒が同じだとつまらないね。粒はいろいろあるんです。色々な大きさがあって自然ならいい。粒さえそろっていればいいというもんじゃないと言っておきたい」
「モーツァルトは難しいことしゃべってきますよね。言ってくることが変わってる。この人が言ってくることは特別魅力がある。幸せなそういう気持ちにさせてくれる作曲家だと思います」
全ての作曲家のお話をされた最後にこのように仰っています。
「音楽ってのは素晴らしくて、いい作曲家たちの世界に接するのは幸せなこと」
井上先生の語り口調と共にお話しされる内容が心に響きます。
きっと永遠に井上直幸さんは私の憧れの先生です。
J.S.バッハの話の所で演奏されている「マタイ受難曲」のソプラノのアリアが神がかりです。私はこのアリアが大好きなので、これを聴いて楽譜を買いました。
買ったもののタンスの肥やしならぬピアノの上の肥やしと化しています。
なんということ・・
まっ、お守りということで
見終えたときに心が、ほわ~と温かくなります。
以前は寝る前によく見ていました。一日の終わりに心をリセットしたかったのだと思います。
その「作曲家の世界」は現在は販売されていないかもしれません。
残念過ぎます・・
音楽への情熱を持った素晴らしい音楽家が、作曲家への信愛の情をもって演奏しながらたくさんのことをお話ししてくださっている貴重なビデオです。
井上直幸さんのお話は自分もまだまだ出来ていないんだと偽りではない真摯な気持ちが伝わってきて身近に感じてしまいます。
本当に素晴らしい人はこうなのです。
本当は精神的にも音楽的にもはるか遠くにいる人なのですが、自分と同じだと思わせてしまう。
井上先生の「ピアノのおけいこ」に大変な魅力を感じたのは、先生ご自身も学び続け、真摯に音楽に向き合っていることが伝わってきたからだと思います。
子供にもそれは伝わるのです。
さて、このDVD。
J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ドビュッシーについて、それぞれの様式と音、ご自分が演奏するときどう向き合っているかといったお話をたくさんの演奏を交えてお話してくださっています。
どのお話も貴重。そして演奏していらっしゃる井上先生を拝見できるのはこのDVDしかないのでその意味でも貴重。
どこかに演奏会の録画があるかもしれませんが一般にはそれを見ることはできません。
そんな井上直幸さんのDVDの中のお話を少しご紹介します。
どのお話も本当に魅力がありますが、代表してモーツァルトについて。
「モーツァルトの曲の中には美しいのがいっぱいいっぱいあって、それを発見しようと思って弾いてます。宝物みたいに詰まってると思う」
「特にモーツァルトは指先がものすごく良くないと。この人の美しい作品に応えようと思ったら、指先、感覚・・特別に美しい音で」
そっけなく正確な弾き方をして
「よそよそしい。こういう所にモーツァルトいないよね。モーツァルトここにいたら、あんま喜んでくれないと思う。耳がものすごくピアノの音を聴く」
「モーツァルトは粒、粒、粒。それが定着してるけど、粒が同じだとつまらないね。粒はいろいろあるんです。色々な大きさがあって自然ならいい。粒さえそろっていればいいというもんじゃないと言っておきたい」
「モーツァルトは難しいことしゃべってきますよね。言ってくることが変わってる。この人が言ってくることは特別魅力がある。幸せなそういう気持ちにさせてくれる作曲家だと思います」
全ての作曲家のお話をされた最後にこのように仰っています。
「音楽ってのは素晴らしくて、いい作曲家たちの世界に接するのは幸せなこと」
井上先生の語り口調と共にお話しされる内容が心に響きます。
きっと永遠に井上直幸さんは私の憧れの先生です。
J.S.バッハの話の所で演奏されている「マタイ受難曲」のソプラノのアリアが神がかりです。私はこのアリアが大好きなので、これを聴いて楽譜を買いました。
買ったもののタンスの肥やしならぬピアノの上の肥やしと化しています。
なんということ・・
まっ、お守りということで