
元気が良かったころのフジ


ブルーのバンドで人口尾びれをつけたフジ
沖縄県本部町にある 「 沖縄美ら海水族館 」 。
そこに人工尾びれを付けたバンドウイルカのフジがいた。
フジはブリジストンなどの協力を得て、
人工尾びれに成功し、他のイルカたちと同じようにショーに参加し人気を博していた。
だが、10月8日(水)頃から、食欲が低下し呼吸・遊泳が不安定になるなど
体調不良となり治療を続けていたが、
11月1日(土)14時45分、懸命の治療も及ばず死亡が確認された。
2002年秋、バンドウイルカの 「 フジ 」 は、病気で尾びれの75%を失った。
イルカの人工尾びれを作ることは可能なのか?
尾びれを装着することで元のような動きができるようになるのか?
フジの尾びれをつくり、イルカの尾びれがもつ役割を科学的に検証することを目的として、
株式会社ブリヂストンの全面的な協力のもと、人工尾びれプロジェクトを開始し、
成功したものである。
「 ドルフィンブルー 」 きっとまた跳べる。
今ごろ天国でジャンプをしているのだろうか?
在りし日のフジの姿が浮かんで来る。
バンドウイルカ 「 フジ 」 ( メス、推定45歳 )
さよなら、フジ。
ボクらは君を忘れない。