「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

稀勢の里 寛 「 横綱という意識が優勝をさせた我慢の勝利 」

2017-03-26 18:44:08 | 相撲



新横綱として賜杯を受ける








国歌斉唱では、感極まって涙ぐむ





一昨日の日馬富士戦で痛めた左肩。
土俵に落ちた後、その光景に誰もが休場を予測した。
だが、そんな怪我を押して昨日も土俵に上がった。
そのことすら奇跡というか、無茶だと思った。
「 勝って欲しいが、これ以上悪化させて欲しくない。 」 と・・・

昨日の鶴竜戦を見ても 「 勝ち負けには程遠い 」 と思っていたが、
なんと、今日の照ノ富士との本割りで勝ち、
さらに優勝決定戦でも勝ってみせた。

その瞬間、膝を痛めても武蔵丸に勝って優勝した貴乃花の相撲を思い出した。
あの時と同じくらい感動した。

今日の稀勢の里の優勝は横綱という強い意識が後押ししたと思う。
そして誰もが予測しなかった優勝は、多くの人を感動させたに違いない。
それは今の時代ちょっとしたことでも ” 痛い痒い ” を言う若者と違い、
我慢すること、耐えることを信条とした昭和を思わせる稀勢の里の美学だと思う。

苦しい勝負を乗り切った優勝本当におめでとう!



第4回 高松宮杯の覇者 「 ハイセイコー 」

2017-03-26 17:04:01 | 競馬・ボート



第4回 高松宮杯の本馬場入場 ( 1974.6.23 中京競馬場にて )






父 チャイナロック
母 ハイユウ
生年月日  / 1970年3月6日
生産地  / 北海道 新冠
生産者  / 武田牧場
性別  / 牡
毛色  / 鹿毛
調教師  / 伊藤正美 ( 大井 )
鈴木勝太郎  / ( 東京 )
馬主  / ㈱ 玉優 ・ ㈱ ホースマンクラブ
競走成績  / 地方6戦6勝 ・ 中央16戦7勝
主な勝鞍  /  皐月賞・宝塚記念・高松宮杯・弥生賞・NHK杯
受賞歴 1973年 優駿賞大衆賞
1984年 顕彰馬に選出
2000年 NARグランプリ特別表彰馬

主な産駒  / カツラノハイセイコ・ハクタイセイ・サンドピアリス

競馬を知らない人でも知っていたハイセイコー。
デビューからNHK杯まで負け無しの11連勝と、
その強さから怪物という異名で呼ばれていた。
だが、12連勝とダービー制覇の夢は
タケホープとイチフジイサミに打ち砕かれてしまった。
そしてその勝利がフロックだと思われていたタケホープに
菊花賞でもハナ差交わされて涙をのんだ。
だが、負けてもその人気は凄まじく、
主戦騎手だった増沢末夫が 「 さらばハイセイコー 」 という歌をうたうほどだった。



ハイセイコーの2着なら 「 アイテイエタン 」

2017-03-26 12:11:46 | 馬の詩 ・ それぞれ...



昭和49年7月28日 小倉競馬場 ( 北九州記念パドックにて )





 『 ハイセイコーの2着なら 』  アイテイエタン 



  怪物ハイセイコーの登場で
  賑わう名古屋の街の祭典は
  高松宮杯と名付けられ
  老いも若きも熱い思いでやって来る
  関東の両タケデンに
  中京得意のグットキラメキ
  ローカルの鬼 ロッコーイチと
  次位争いに焦点が絞られる

  エタンの血を受け継いだ
  エリートホースのアイテイエタン
  スピード溢れる走りから
  爽やかなイメージを醸し出す

  ゴール前 離された集団の
  頭に抜けた差し脚は
  素質の良さを物語る





1974年 第4回 高松宮杯より



父 エタン
母 日高誉
生年月日  / 1970年4月23日
馬主  / 石黒 茂
厩舎  / 橋口厩舎
生産牧場  / 白浜真男
産地  / 浦河産
通算成績  / 74戦14勝


姉のマツカオリは女だてらに10勝を挙げ、
特に小倉で好走した 「 女無法松 」 と呼ばれるほど男勝りだった。
その弟のアイテイエタンは、姉ほど活躍しなかったが、
それでも高松宮杯でハイセイコーの2着に入る活躍を見せた。


第22回高松宮記念優勝馬 「 ミスタースペイン 」

2017-03-26 08:13:05 | 競馬・ボート















父 フィイリップオブスペイン
母 シーホークヨシオカ
生年月日  / 1988年5月3日
調教師  / 橋口弘次  ( 栗東 )
馬主  / 架谷外茂次
生産者  / ニシケンファーム
産地  / 三石町
通算成績  / 29戦6勝  [ 6-4-3-16 ]
主な勝鞍  / 高松宮杯(G2)

想い出のマーチステークス 「 クーリンガー 」

2017-03-26 04:10:51 | 競馬・ボート











佐賀記念の勝利





父 フォーティナイナー
母 クールアライヴァル
生年月日  / 1999年6月16日
調教師  / 岩元市三 (栗東)
馬主  / 林 進
生産者  / 浦河日成牧場
産地  / 浦河町
通算成績  / 61戦10勝  [ 10-13-5-33 ]
主な勝鞍  / 05'マーチS(G3)



クーリンガーは仏教の言葉が由来の名前で、
競走馬時代は「牛のようだ」と形容された真っ白な巨体で、
JRAでは札幌と福島を除く8場、
地方では7場の競馬場をまわり、
3歳から9歳春の引退まで61戦を走って10勝した。
途中屈腱炎での長期休養もあったが、
52戦で手綱をとった和田竜二とのコンビで重賞を6勝した。
重賞勝利のうち5勝は地方交流重賞であり、
初重賞勝利となった2002年サラブレッドチャレンジカップをはじめ、
のべ29戦を地方の競馬場で走った。
中でも佐賀記念には5回出走して1勝2着4回の成績を残し、
実況アナウンサーから「ミスター佐賀記念」とまで呼ばれた。
連対率100%の好成績を残したレースであった。
地方の佐賀に5年も連続して出走するのも大変なことだが、
それ以上に結果に残すことはもっと大変なことだと思う。

引退後は2008年春より優駿スタリオンステーションで種牡馬入りし、
5年間で49頭に種付け、うち31頭が血統登録されたが、
2013年を最後に種牡馬を引退し、
その後は乗馬として 「 にいかっぷホロシリ乗馬クラブ 」 で繋養されている。



第1回マーチステークスの勝ち馬 「 バンブーゲネシス 」

2017-03-26 00:18:41 | 競馬・ボート








父 バンブーアトラス
母 マドンナバンブー
生年月日  / 1989年5月21日
調教師  / 武 邦彦  ( 栗東 )
馬主  / バンブー牧場
生産者  / バンブー牧場
産地  / 浦河町
通算成績  / 26戦8勝  [ 8-3-3-12 ]
主な勝鞍  / マーチS(G3)
近親馬  / バンブーメモリー、バンブールミエール

芝では菊花賞まで出走した実績があるが、
その後、ダートに路線を変えて開花した馬である。
武 邦彦厩舎の管理馬で、主戦騎手として武 豊が手綱を取っていた。
ダートの重賞として新しく開設されたマーチステークスの
記念すべき第1回の勝ち馬がバンブーゲネシスである。