「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

佐賀県多久市  ・ 武富咸亮の 「 大宝聖林碑 ( おおたからせいりんひ ) 」

2013-01-19 00:07:25 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



武富咸亮の 「 大宝聖林碑 」

































大宝聖林碑は佐賀藩の儒学者で、
多久聖廟建設の設計・監督を携わった武富咸亮 ( たけとみ ともすけ ) が
佐賀・大財の私邸内に孔子様を祀る聖堂を建てた記念に1731年に建てたもので、
縁あって戦後西渓公園に移されたものである。

この“大宝聖林碑”は、亀が石碑を背負っている様式で、 『 亀趺 』 ( きふ ) というらしい。
元来、“亀の足”という意味で、古代中国(唐)にその初源があり、
記念碑や墓碑として用いられる例が多いようである。

どこのお寺だったか定かではないが、
お寺の境内の亀が夜な夜な出歩いて、人間に悪いことをするので、
背中にお経を書いた石を乗せたら亀が治まった。というような話しを聞いたことがある。
この亀を見て、その話しを思い出してしまった。



沖縄県宮古島市  道路に立つ 「 宮古島まもる君 」

2013-01-19 00:03:48 | 沖縄



宮古島まもる君

























夜、さとうきび畑が広がる交差点で、ヘッドライトに照らされた 「 まもる君 」 が
忽然と姿を現したら、 “ ゾッ ” とするだろうな。

そんな宮古まもる君 ( みやこまもるくん ) は、
沖縄県の宮古島警察署管内にあたる宮古列島の道路などに設置されている警察官型人形の愛称である。
「 宮古島まもる君 」 とも呼ばれ、2011年現在19基が設置されており、全員が兄弟と言う設定である。

身長180cm、体重5kg(足は50kgのおもり装着)。
手作業で塗装を行っているため、1基ごとに顔が微妙に異なる。
『 パーフェクトガイド 』 によれば、伝統的には 「 キモ 」 (気持ち悪い、不気味)系の顔であるが、
世代の新しいものは美形となる傾向がある。

名前は「すすむ君」「いさお君」「たかや君」「こうじ君」「りょうぞう君」
「まさお君」「かずき君」「たくま君」「ひとし君」「あつし君」「きよし君」
「いずる君」「まさかつ君」「てつや君」「まもる君」「じゅんき君」
「としお君」「いたる君」「つよし君」と妹の「まるこちゃん」

1996年に宮古地区交通安全協会が宮古島内に5基を設置。
1998年には宮古島に15基、伊良部島に1基がさらに設置された。
2009年には宮古空港にも1基が設置され、2011年現在、腐食や破損したものを除き、
合計19基が設置されて宮古列島の交通安全のシンボル的存在となっている。
なお、生産していた工場がすでに倒産しており、新たなまもる君の設置は難しい状態となっている。
また、翌2010年3月には多良間島の多良間空港にも1基が設置されているが、
これはもともと上野の大嶺に設置されていたまもる君が「人事異動」されたものである。
その他臨時的に振り込め詐欺啓蒙のために駆り出されたり、
一日税務署長を務めたりなど、その注目度を利用した活動は多岐に渡る。

2012年1月27日には、宮古島市より特別住民票が交付されている。
「宮古島まもる君」のほか、妹の「まる子ちゃん」も含めてであり、住所は宮古島警察署と同所とされた。




沖縄県宮古島  「 宮古島まもる君 」 商品

2013-01-19 00:01:58 | 沖縄



宮古島から買って帰った 「 まもる君 」 のボトル







まもる君の 「 ちんすこう 」







まもる君ファイル




宮古島限定の 「 まもる君 」 商品。
内地からすれば、沖縄も石垣も宮古もどれも同じような感覚だと思うが、
島に住んでいる人からすれば、同じ沖縄でもコトバや文化が違うのである。
宮古島で荷物になるからとおみやげを買わなかったら、
那覇では買えない限定品も多くある。

そんな宮古で買った 「 まもる君 」 をおみやげとして配ったら、
みんな “ キモい ” と言いながらも意外と受けていた。

まもる君のボトルは、多良川が入ったボトルだが、
多良川は飲んだ事があるが、これはどんな味がするのか楽しみである。