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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

小倉北区高浜 「 BUILDING DIGNITY 」 展

2013-11-28 04:48:03 | 絵画と個展








BUILDING DIGNITY


KITAKYUSHU INSTALLATION PROJECT 01


先週の金曜日、午前中は仕事に出て、午後から整形外科に行った。
その帰りにそのまま、
2013年11月16日~11月24日まで、旧東京製綱小倉工場赤煉瓦事務所棟で
「 北九州インスタレーションプロジェクト 」 が開催する作品を観て来た。


吉川精密株式会社の構内に残る旧東京製綱小倉工場の赤煉瓦建築群は、
明治時代の末期に建てられた築100年を超える歴史的建築資産である。
この工場では、筑豊炭田の炭鉱で使用される巻き上げ機用のワイヤーロープが製造され、
九州北部地域における主要な産業活動の一端を担っていた。

今回、明治時代以降の国の近代化を支えた歴史的建築物に再び光を当て、
「 建築の尊厳を再構築する 」 活動の一環として
「 BUILDING DIGNITY 」 展を開催したものである。

会場となった旧東京製綱小倉工場の赤煉瓦建築が初めて一般に公開されたものでもある。
それだけに会場の作品はもとより、建物そのものに興味があった。

※ KIPは、北九州インスタレーションプロジェクトの略である。


県展入選作品 『 風の道 』

2013-11-06 05:08:37 | 絵画と個展







この作品は、4回出展したうちの2回目の作品である。
この年は、鉄から一変して石に切り替えたものである。
以前ブログで紹介した最初の入選作品の 「 雷 雲 」 に続いての入選だが、
この作品は博多に土木施工管理技士の試験に行った時に、
「 こんなのを造ろう 」 と、閃いた作品である。
何せ田舎者だから、地下街も地下鉄も滅多にお目に掛かれないから、
「 これを作品にしてやろう! 」 と、強く思ったのを憶えている。

地下鉄や地下街など目で見ることの出来る一般生活環境や、
上下水道やガスなど普段見ることの出来ないパイプラインを
御影石に削孔した穴で表現したものである。

そして地上にはコンクリートの路盤があり、
「 その上を ” 鉄の風 ” が緩やかに流れている 」 都会の風と
パイプラインの地下の風の流れを表現した作品である。

地下と地上の風の方向が同じじゃないところに気づいてもらえればと思います。




『 アトリエ 』 と絵画

2013-10-26 00:36:48 | 絵画と個展



資料蔵書と制作専用のアトリエ








10年以上ほったらかしになっていた道具






木炭鉛筆で下描きしてフィキサチフで定着させたキャンパス






ほぼ仕上がった0号の絵 ( キズナ )





100号などの大作を描くときは別棟のアトリエに行くが、
10号くらいの絵だったら、このアトリエで十分である。
ホントなら自分の部屋で描きたいのだが、ルソルバンや油絵の具の匂いが充満するので、
ムサシの身体に悪いから、ムサシが入って来ないアトリエで描くことにしている。

台風の影響で雨になり、この2、3日仕事が休みになったので、
今まで描こう描こうと思いながらなかなか筆が進まなかった絵を描いた。
0号なので1日で描きあがったが、
久々だったので絵のバランスが悪かった。
油絵なので加筆修正は利くが、あえてそのままにして次回に描くときの参考にしたいと思っている。
まぁ、勘が戻れば、これから描きたいと思う時に気ままに描いて行こうと思っている。



水産林務部長賞 「 スターライトベンチ 」

2013-10-22 06:10:45 | 絵画と個展








以前、間伐材を使ったコンクールが行われていた時期があった。
その時、なんとなく 「 作ってみよう 」 と思い、
「 どんな物がいいだろう 」 と考えて作ったのがスターライトベンチである。
横から見ると星型になるように角度などを考え、
しかも座り心地や座った時の足の控えなどを計算してのことだったから、
制作には時間がかかったが、試行錯誤を繰り返しながら作るのが楽しかったという思いがある。
絵でもそうだが、出来てしまえば制作の楽しみはそこで終ってしまう。
こうして作った作品は県の水産林務部長賞という賞を頂いた。

この賞の表彰式の時はちょうど小松島競輪に参加していて、
向かい風に逆らうように走っていた。
当時、議員をしていた関係から受賞式には代理で助役に出て頂いたと思う。
夜遅く小松島競輪場から帰ると賞状と備前焼の壺が届いていた。




『 佐竹佳奈 ・ 日本画展 』

2013-10-16 00:06:55 | 絵画と個展



「 育花雨 ( いくかう ) の頃 」 300号 ・ 2013作品








「 育花雨の頃 」 と佐竹佳奈さん












昨日は、朝から雨が降っていたが、それでも 「 仕事が出来れば 」 と現場に行った。
だが、ユンボの走行などで下が悪くなるので休みになった。
それで帰ってシャワーを浴びて、佐竹佳奈さんの個展会場へと急いだ。

個展は、行橋市西泉のギャラリー 「 船越記念館 」 で9日から昨日までの期間で
「 佐竹佳奈 ( かな )  日本画展〜愛しきもの達へのオマージュ〜 」 が開かれていた。
会場にはスズメや野の花など身近な動植物が自然な色調でみずみずしく描かれた作品が展示されており、
安らぎのある空間となっていた。

佐竹佳奈さん ( 27 ) は東京都出身で今春、東京芸大大学院修士課程を修了した。
小倉北区でのグループ展に出展した作品に、船越記念館代表の太田トモ子さんが注目、
「 ぜひ行橋に 」 と招いて初の個展が実現したものだという。

子供のころはアニメを描くのに夢中だったという佐竹さんは、
高校の美術教員の勧めで日本画を描くようになった。
会場に並ぶ20点は、土絵の具や岩絵の具を用いたやさしい色合いで描かれており、
鳥や花を忠実に表現する一方で、雨粒をアメ玉にたとえて描くなど想像の世界も交え、
独特の柔らかい雰囲気を醸し出していた。

佐竹さんといろんな話をさせていただいて、
彼女は 「 見ていて落ち着ける作品を描いていきたい 」 と話していた。
全ての作品は素晴らしく、そしてその作品の題名にも惹きつけられた。
来月も小倉井筒屋でのグループ展に出展が決定しているというので、
そこでまた新たな作品に出会うのを楽しみにしている。

新鮮な刺激を受けて 「 10年ぶりに絵筆を持ってみようか 」 という気持ちが
ふつふつと湧いて来た。




県展 ・ 彫刻部門入選作 『 雷 雲 』

2013-10-15 05:04:38 | 絵画と個展



手前が割れて3分の1の大きさになった岩





今から20年ほど前、絵を描くことに熱中していた時に、
創作意欲は絵だけにとどまらず、抽象彫刻へと発展して行った。
一時は活字中毒で?読書ばかりしていた時期があったが、
その次は、モノづくりというか、
小さなスケッチブックに下描きのデッサンばかりしていたような気がする。

上の作品は、切り捨てられた鉄板を観て、瞬時に思いついてガスで切断し、
電気で溶接したものであるが、
この作品は搬入時に両方に付けていた雲をイメージした白い岩の大きい方が割れて、
「 もう、搬入するのは辞めよう 」 と諦めたが、
「 小さい岩でもいいか 」 と、思い直し、
割れた岩をハンマーで叩いて形を整え、それにドリルで穴を開け、
再びアンカーボルトを差し込んで固定したものである。

そんなこんなで、搬入のその日になってバタバタしたが、
イメージよりも小さくなった岩を見ながら、
「 どぎゃんかなっど! 」 で、美術館へと急いだ。
搬入時間ギリギリに着いて無事搬入を終え、ホッとして美術館から帰ったのを憶えている。

搬入からひと月ほどして競輪から帰ると入選証が届いていた。
最初に描いていた作品とは違うイメージになったので諦めていたから、
初めて出展した作品が入選したことをうれしく思ったものである。




JRA 「 馬の絵展 」 入選作 『 真夏の小倉競馬場 』

2013-10-01 04:42:46 | 絵画と個展



小田急美術館の 「 真夏の小倉競馬場 」





今から20年ほど前にJRA主催の 「 馬の絵展 」 という全国公募が行われていた。
その募集要項は、プロ・アマ問わず、馬の絵だけに限定されたものだった。
自分の馬の絵がどう評価されるかという思いから、その公募に1回だけ応募したことがある。
当時プロ・アマで800点ほどの応募があったと思うが、
その中で入賞・入選で選ばれたのが65点だったから
最初の挑戦で入選したことはラッキーだった。
その時に入選した作品 ( 油絵 ) が写真の 「 真夏の小倉競馬場 」 ( F8 ) である。

入賞・入選作は東京の小田急美術館を皮切りに、全国数か所で展示されたように思う。
ボクは東京へ行けないので、日本競輪選手会の広報が美術館に出向いて
写真を撮ってくれたものである。

当時、絵画以外にも抽象彫刻を制作していた。
それに熊本日日新聞にエッセイを連載していたし、同人誌にも寄稿していた。
もちろん競輪の練習をしてからの行動であるが、
この頃に1級土木施工管理技士と2級建築施工管理技士の免許を取得して
副業の建設会社を運営していたが、
町議会議員の当選にともない、法律で定められた 「 兼業の義務の禁止 」 から、
指名願いを取り下げ、しばらくの休業を経て廃業へと移行した。
わずか8年と短い期間だったが、その間に30種近い免許や資格を取得した。
また、土建屋との付き合いで始めた下手なゴルフもこの頃だったので、
「 カラダが5つくら欲しい 」 と、思っていた。

そうそう、忘れた頃に 「 馬の絵 」 展に入選した記念として文字盤に馬がついた腕時計と
日本中央競馬会の理事長から賞状が届いた。




北九州市小倉北区 ・ 小倉競馬場 「 個展風景 / 競馬場 」

2013-09-26 00:21:23 | 絵画と個展



小倉競馬場で開催した 「 絵と詩の個展 」








小倉競馬場ロビー





一時期、寝る時と食事の時間以外は絵筆を握っていた時がある。
来る日も来る日もアトリエに閉じこもって絵を描いた。
次から次へと創作意欲が湧いて、どんどん新しい作品を描いて行った。
夜中にトイレに行って帰りにアトリエを覗くと、そこから手直しが始まる。
それが朝まで続くことも度々である。
周りから 「 バっカじゃなかろうか! 」 って言われるくらい何でも熱中するのである。

今まで個展を5回開催したが、一番最初の個展は熊本の 「 壱之倉庫 」 だった。
それから、旧小倉競馬場で1回。そして、新装になった競馬場で1回。
小倉そごうのイリスと、自分が生まれ育った町の中央公民館で1回したが、
絵筆を持たなくなって彼是10年になる。

全国展をはじめ、県展など出展した作品はすべて入選したが、イマイチだった。
当時、競輪選手と町議会議員をしていた関係から忙しくて・・・
2期目の選挙前に ” 売名行為 ” という人もいたりして、
半ば嫌気がさして 「 ハイ!それまでよ! 」 だ。

議員も、とにかく町民が少ない負担で大きなサービスが受けられるように目一杯やったが、
これも議員同士の人間関係が嫌で2期8年務めて、 「 ハイ!さよなら 」 である。




大分県国見町  ・  国見町ギャラリー 『 流 水 』

2012-10-24 22:07:49 | 絵画と個展



国見町ギャラリー 『 流 水 』









この看板から狭い路地を入って行った突き当たりにギャラリー「流水」がある。









玄関を入ると流水氏と田島征三氏の作品 「 楽天的な生き方 」 が迎えてくれる。













大分県国東半島にある国見町の伊美港が見える場所にギャラリー 「 流水 」 がある。

庭から姫島へ向うフェリーターミナルが見え、潮の香りが漂う距離に海がある。
表の路地を出れば伊美別宮社があり、
自然と共存し、感性を育む場所としての環境が整っている。

ギャラリー には、オーナーであり、作家である流水ご夫妻の作品はもちろん、
田島征三氏の絵本 「 やぎのしずかの たいへんな たいへんな いちにち 」 の原画が展示されてあった。
そして玄関には、田島征三氏の作品 「 楽天的な生き方 」 が飾られている。


「 楽天的な生き方 」 の作品を観て、
「 自分も楽天的な生き方をしてみよう 」 と思わせる魅力ある一枚である。
楽天的な生き方は、力を抜いたり、サボったりすることではなくて、
一生懸命にやる中でも、気持ちが悲観的になったり、心が後退することなく、
気楽に 「 一生懸命に頑張れば、結果は後からついて来るやろ~ 」 ぐらいな
のん気な生き方を表現したものだと解釈している。
個人的な見解からすれば、楽天的なプラス思考であろう。
「 まぁ、どげんかなっでっしょ! 」 ちゅうところやろうね。




「 ムンクの叫び 」 が96億円!

2012-05-05 21:52:10 | 絵画と個展


父がノルウェーに旅行に行った時にお土産に買って来てもらったムンクの画集







100号のキャンパスに描いた自作の 「 ハルマゲドン 」





競売大手サザビーズによると、
ノルウェーの画家エドバルト・ムンク(1863~1944年)の代表作「叫び」の競売が
5月2日夜、ニューヨークで行われ、
1億1992万2500ドル(約96億1千万円、手数料込み)の高値で落札されたらしい。

同社によると、絵画の競売落札価格としては史上最高という。
同社は8千万ドル以上で落札されると予想していたが、
予想を遥かに超えた落札価格だった。
4点ある 「 叫び 」 のうち、1895年に描かれたパステル画だそうだが、
「 この不景気にお金を持っている人は居るもんだな 」 と強く思った次第である。

ちなみに下の絵は値打ちの付かない 「 ハルマゲドン 」 と題したボクのパロディー画である。