こんにちは。
高校生に授業!(後編)です。
どのグループも30分程度で準備し、発表しました。
無理かな・・・と思いましたが、みなさんよくがんばってくれました。
とても優秀な生徒ばかりでした。
さて、どれもこれもすばらしいのですが、とくに優れていたグループを紹介します。
『新しい憲法の話』の中の「国際平和主義」を担当したグループのものです。
ただ『新しい憲法の話』に書いてある文章を読み上げるのではなく、大胆に改変しています。
それでいて、しっかりと内容が聴衆にもつたわる。
では、紙芝居をお楽しみください。
(1)
「国際平和主義」とはなんでしょうか? 例えば、こんな感じです。
あるとき、日本人の太郎君とアメリカ人のジェームズ君がたいやきの食べ方について語り合っていました。
「日本人は頭から食べるよ!」
「アメリカデハ、シッポカラタベルネ!」
と言って、二人はけんかになってしまいました。
太郎君とジェームズ君は相手の食べ方が気にくわなく・・・。
(2)
ついには戦争に発展してしまいました。これを「第1次たいやき大戦」と言います。
戦いはだんだん激しくなり、「シッポから食べるなんておかしい!」、「アタマカラタベルナンテオカシイ!」と言い争っていました。
これは、たいやきの食べ方を自分の国のこととして考えていて戦争になってしまいました。
でも、今度の憲法では世界中の国と仲良くやっていく「国際平和主義」をします。
自分の国のことだけではなく相手のことを考えれば、「第1次たいやき大戦」は起きないはずなのです。
では、この国際平和主義をするとこのようになります。
(3)
「ジェームズ君、これからはお腹から食べることにするよ!」
「タロー、ゴメンネ。コレカラハ オナカカラタベルヨ!」
と言って仲直りしました。
みなさんも太郎君やジェームズ君のように相手のことを思いやって行動しましょう。
(おしまい)
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いかがだったでしょうか。
たった30分で、文章をよみ、紙芝居(下書き・着色など)をつくり、発表内容も考える。
なかなかできないことです。
高校生のみなさんに感服しました。
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授業の最後のことばは以下の通りです。
「たくさん勉強して知識を蓄えることは大切なことです。でも、それを利用したり、他人に伝えることとはちがうことです。教育というのは、知識をいかに他人に伝え、他人を高められるのかが大切であって、結構大変なことです。学校の先生たちはそれをやっているのです。自分でたくさん勉強した上に、さらに生徒たちにわかりやすく伝えなければならない。学校の先生たちはすごいのです。
それは大変なことでありますが、喜びもあります。教育に興味が湧いたなら、この大学で一緒に教育について勉強してみませんか。お待ちしています。今日はありがとうございました。」
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今日も来てくださってありがとうございました。
今日は大晦日です。
みなさんにとって2013年がいい年になりますように、お祈りいたします。
それではまた来年よろしくお願いします。
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