こんにちは。
長期間体調不良のため、ブログのアップができませんでした。失礼しました。
そうこうしているうちに、3月も半ばを過ぎ、桜の開花のニュースをきくようになりました。
さて、野外実験報告を再開します(その7)。
A~Cグループまで終わってたので、今日はDグループです。
Cグループは、「ancient history ~時の流れを感じて~」(飛鳥寺付近)がテーマです。
目的:古代の遺構などに対し、時間軸を中心に扱い古代の歴史への興味や関心を誘発させる。
水落遺跡
↓ 水時計の仕組みについて説明がありました。
↓ 中大兄皇子の水時計運用による時の支配が国家形成の役割を担っていたことが説明されました。
↓ 飛鳥寺にいきました。じつはこの中で記念撮影をしたのですが、顔が全部でているためカットします(笑)
↓ 蘇我入鹿の首塚です。645年の乙巳(いつし)の変で殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできたと言われています。
その後、飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)跡に行きました。
飛鳥板蓋宮は、有名な乙巳の変があった場所です。
中大兄皇子、中臣鎌子らが蘇我入鹿を殺害した事件があった場所です。
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【総括】
首塚の後、飛鳥板蓋宮跡に行くのですが、二手に分かれました。
実際、首はどれくらい飛んだのかということを体感してもらうためです。
地図では「624M」あります。
飛鳥板蓋宮跡と首塚にわかれて、必死になって「おーい おーい」と言って、互いにコンタクトをとろうとします。
しかし、なかなかみつかりません。
赤いコーンをふってもらったら、やっと見つけることができました。
624mはかなり遠い。
首が実際に600mとんだかどうかはさておき、この距離感を確認することは、とてもおもしろいと思いました。
授業中に「首がとびました」という時、きっと力がこもるのではないでしょうか。
この地理的な感覚(距離感)を体をもってしってほしいというのが、この野外実験の目的でもあります。
その他に、談山神社もおもしろいかもしれません。
中大兄皇子と中臣鎌子が山中で密談をしたので、そこにつくられたのが 談山神社だそうです。
かなり高いところにあり、登っていくのは大変です(自動車で行けば簡単ですが・・・)。
「こんな山の中で・・・」と感じさせるのもおもしろいと思います。
今日も来てくださってありがとうございました(つづく・・・)