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『坂の上の雲 八』(その5)

2013-03-12 07:02:08 | 日記


 こんにちは。

 『坂の上の雲 八』(その5)です。

 もう少しでおわります。

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 「鬱陵島」211~229頁

・全艦隊は鬱陵島に集合、駆逐隊・艇隊は夜襲を行う。
・一方、駆逐艦ブイヌイにうつったロジェストウェンスキーは指揮権をネボガトフに委譲した。
・その後、ロジェストウェンスキーは駆逐艦ベドーウィにうつった。

・ベドーウィと随行の駆逐艦グローズヌイは日本の駆逐艦「漣(さざなみ)」と駆逐艦「陽炎」に発見・攻撃されたが、反撃せずに全速で逃亡を試みた。しかし、ベドーウィは機関が故障して停止、降伏した。「漣」は直ちに捕獲要員を送り込み、5月28日16時45分にベドーウィをロジェストヴェンスキー司令官とともに捕獲した。(グローズヌイは逃走に成功し、数少ないウラジオストック到着組の1つとなった。
・ベドーウィはこの海戦後、ロジェストウェンスキーと幕僚ごと佐世保に曳航された。

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「ネボガトフ」230~269頁

・ネボガトフが率いていた第三戦艦戦隊は古い艦船によって成り立っていた。ネボガトフはロジェストウェンスキーは死んだとおもっていた。日没頃、ネボガトフへの指揮権の委譲とウラジオストクへ向かう命令を知る。夜になって日本の駆逐艦による攻撃をうけるが、残存の5艦を率いうまくかわしのがれていた。

・5月28日朝:連合艦隊は夜間は鬱陵島に待機していたが、夜明けと共に索敵と攻撃のために日本海に展開開始する。
・連合艦隊はネボガトフの艦隊の位置をつかみ、急行する。日本側は27隻でほとんど無傷であることをみたネボガトフは戦意を失い、降伏を決意する。

・三笠は10000mにまで接近してきたので、ネボガトフは「われ降伏す」との信号旗や白旗をかかげた。
・しかし、10:30、敵との距離が8000mに達してから、連合艦隊は砲撃を開始した。
・ネボガトフは一発も応射しなかった。それにもかかわらず、東郷は砲弾を撃ち続け、敵艦は爆煙をあげている。(うち続けた理由は、戦時国際法では降伏するならば機関を停止しなければならなかったにもかかわらず、敵艦は進みつづけていたから)停止してから、東郷ははじめて射撃をやめた。
・軍使として、秋山真之が随行の山本信次諸大尉とともに、ネボガトフがいる旗艦ニコライ1世に行った。艦内にはロシア兵の遺体があり、秋山はその前でひざまづき黙祷した。
・秋山らはネボガトフと参謀長クロッスとむきあい、東郷の伝言を伝える。

・東郷は三笠でネボガトフと会見し、海戦の終結を祝してグラスをかかげた。

・29日夜、装甲巡洋艦ドンスコイの自沈をもって日本海海戦は幕をおろした。

【結果】(wikiより)
1905年(明治38年)5月27日~28日
日本海軍の完勝、ロシア艦隊のほぼ全滅

・大日本帝国(指揮官:東郷平八郎大将)
戦力:戦艦4隻・装甲巡洋艦8隻・巡洋艦15隻他全108隻
損害:水雷艇3隻沈没・戦死117名・戦傷583名

・ロシア帝国(指揮官:ロジェストヴェンスキー中将)
戦力:戦艦8隻・海防戦艦3隻・装甲巡洋艦3隻・巡洋艦6隻他全38隻
損害:21隻沈没・被拿捕6隻・戦死4,830名・捕虜6,106名

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 次回は最終章です。
 今日も来てくださってありがとうございました。